2014年04月25日

新宿区立柏木小学校で今年も新宿の伝統野菜「鳴子ウリ」の栽培が始まる

新宿区立柏木小学校で昨年実施した「鳴子ウリ」の栽培は、当ブログで紹介している。

初年度では、十分な成果は得られなかったが、地域の歴史と密着した伝統野菜の「鳴子ウリ」については、引き続き実施する意味はあると、同校の理解は得ていた。

鳴子ウリの定植は、気候が安定する連休明けが安全だから、2014年度の取り組みは3月末に同校に電話をすれば間に合うと思って齋藤等校長(当時)に電話をすると校長先生が変わられると云うので、入学式などが終わって一段落したところで新任の佐藤郁子校長の日程を取っていただいたもの。



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一緒に伺ったのは、梶谷正義先生。
梶谷先生は、元都立高校で園芸を担当し、現在は新宿区子育て支援課の農業体験等、地域社会での青少年育成に大きく貢献されている。

佐藤校長は、担任の高橋あゆ先生と村石龍樹先生を紹介してくれて、収穫までの段取りをお伝えしたが、
梶谷先生が指導してくれることで、心強く思ったようだ。





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今回、梶谷先生にお願いできたのは、幸運だった。

先に江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会が実施した「伝統野菜は長老に聞け」で、澤地信康先生の話を聞きに来ていただいた。

終了後の懇親会の席で、名刺交換をして、新宿や渋谷で農業指導をされていることを知り
無理を承知でお願いしたところ、快くお引き受けいただいたもの。

上の写真をクリックする
各学年ごとに菜園は決まっていて、4年生の菜園は昨年栽培したところ、梶谷先生から高橋先生に定植までにしておくことなどについて説明を受けていた。



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学校の帰りに、梶谷先生と成子天神社に向かった。

現役の時代の2009年に「江戸・東京の農業」の説明板を建てる企画をしているが、「鳴子ウリ」については、成子天神社に建てさせていただいた。

昨年、柏木小で鳴子ウリの栽培を始めるに当たり、同天神社に挨拶に伺ったら、御社殿の新築と境内や参道の整備で、説明板はどこかへ片づけられていて、見ることは出来なかった。

上の写真をクリックする
今回も、栽培を始めることを伝えに伺ったら、参道脇に新たに設置されていて、ホッとした。

追伸

美濃の伝統野菜・真桑うりによる、時空を超えての復活の取り組みは、原種保存に尽力されている「まくわうり栽培研究会」の林克二前会長に今年もお伝えし、激励を受けている。


posted by 大竹道茂 at 00:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種
この記事へのコメント
十返舎一九の「堀之内詣」を読み始めたら第一章に「成子の瓜金色の光を放つ」と出ており、この神田川周辺がまくわ瓜の産地であったことを発見しましta.
Posted by 杉井籟士 at 2017年02月11日 17:21
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