2014年05月02日
ユネスコスクール荒川区立尾久宮前小の4年生が実践した「三河島菜を復活させよう!」
荒川区立尾久宮前小学校(伊藤英夫校長) は、昨年の10月に国際連合教育科学文化機関の加盟校、いわゆるユネスコスクールとなった。
これにより「人と人・人と自然・人と社会のつながり」を大切にする子になって欲しいという願いのもと、相手を意識したり、児童同士のやり取りの中で考えを深めていったりできる活動を取り入れたいと実践を重ねてきたという。
そこで「思いや考えを伝え合う児童の育成」を主題に掲げ、生活科・総合的な学習の時間の食育の授業を中心に、研究実践を進めてきたことから、この1年間の研究のまとめとして研究紀要を作成したとして、送っていただいた。
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伊藤校長は「はじめに」の中で、特にとして
「三河島菜の活動は荒川区の観光課とも連動し「荒川区の三河島菜」として様々なメディアで取り上げられるようになりました。
「復活した三河島莱」「江戸伝統野菜三河島莱」として地域の食材が地域を活性化させ、食のシンボルとして話題が広がってきています。
こうした具体的な活動が児童・保護者の自信と誇りにつながってきています。」
と、同校が取り組んできた三河島菜の栽培復活を評価している。
同校では、2011年から、食育として三河島菜の栽培が始まったが
今年は、「三河島菜を広めよう !!」をテーマに学んでいる。
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伝統野菜は、地域の歴史や文化と結びついているばかりか、タネを通して命がつながってきたもので、日々流通して食生活を支えている人為的に作られた交配種では、体験し学ぶことが出来ないだけに、
55頁で、志村悠子先生は「4年生 総合的な学習の時間 指導案」 の中で、
「(5) ユネスコとの関連」@人と人、A人と自然、
また、4.単元設定の理由、5、児童の実態の中でも、「命のつながり」を強調してくれていて、
伝統野菜を取り入れている小学校では、優良事例として参考にしていただきたい。
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