京橋大根河岸会の石川勲会長から招待状をいただいたことは、当ブログで報告した。
真夏日が続いていたと思ったら、5日あたりから天候は下り坂になり、「京橋大根河岸生誕三百五十年」の6月7日当日は、降りしきる雨にもかかわらず、
会場の京橋大根河岸青物市場蹟には、大勢の方々が野菜の無料配布に行列を作っていた。
新聞の他、前日、NHK総合TV「ひるまえほっと」でも、紹介したことも効果があったようだ。
午前中の仕事を終えて、小平市の宮寺光正さんと会場に着いたのが13時半だったが、小雨の中、会場は熱気に満ち溢れていた。
京橋大根河岸会の石川勲会長(東京シティ青果会長で、東京中央青果(株)社長)と、藤田寛専務理事(東京シティ青果)にお会いしたので、ご招待いただいたことへのお礼を申し上げたが、お二人とも陣頭指揮で忙しくされていた。
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野菜の無料配布会場では、イメージキャラクター、いわゆるユルキャラが集まった。
また、ALSOK儀仗隊のメンバーも来ていた。
ステージに飾っていただいた「汐入大根」。
かつて隅田川の上流から京橋大根河岸に運ばれていた江戸東京野菜の「汐入大根」を、「京橋大根河岸生誕三百五十年」のお祝いに出そうと、JA東京みらいの高倉国昭さんにお願いしていたが、江戸東京野菜の生産農家・大山裕視さん(東久留米市)が栽培してくれたので150本ほど出荷してもらった。
これは、朱亀寿美朗部長(東京シティ青果)が、一部ステージに飾ってくれたもの。
降りしきる雨と風で寒くさえあった。
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配布場所は2ヶ所あり、双方ともに長い行列ができていた。
私を呼ぶ人がいたのでよく見ると、NPOミュゼダグリの納所二郎会長が行列の前のほうに並んでいた。
行くからとは聞いていたが、早くから来ていたようだ。
後とで聞いたら、バナナ、レタス、サクランボ、玉ネギ(または長ネギ)、ダイコン、ゴボウ、キュウリ、ナスの8品目をいただいたと云っていた。
赤坂日枝神社の神官によって、厳粛な中で式典は執り行われた。
山王祭で有名な「赤坂日枝神社」の氏子崇敬区域は広い。
千代田・中央両区を中心に永田町・霞ヶ関・平河町・隼町・麹町・紀尾井町・番町・九段・四谷・大手町・丸の内・有楽町・内幸町・八重洲・日本橋・兜町・茅場町・京橋・銀座・八丁堀・新橋等 首都東京の中心を占めている。
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石川会長と赤坂日枝神社の宮西惟道宮司が話をされていたので写真(右下)を撮らせてもらった。
平成9年に都内の神社に農業説明板を50本建てた時に、東京都神社庁の庁長をされていたのが宮西宮司で、主旨をご理解の上、協力をいただくなど、お世話になったが、そのことの、お礼を申し上げたら、覚えていていただいた。
同神社には「我が国黎明期の牧場」を建てさせていただいている。
その後、農文協から出版した「江戸・東京農業名所めぐり」には、庁長として挨拶文を書いていただいた。
「京橋大根河岸生誕三百五十年を祝う会」は、京橋に近い「銀座アスター」で盛大に開催された。
主催者としての挨拶で石川会長は、京橋大根河岸から築地市場の350年の歴史を話され・・・・。
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「京橋大根河岸青物市場蹟の碑」建立時に作った法被には「河岸」の文字が「川岸」になっているが、なぜ川岸なのか「謎」で、知る人がいたら教えて欲しいと云う。
中央卸売市場築地市場場長, 村田政則氏
中央区区長 矢田美英氏
赤坂日枝神社宮司 宮西惟道氏
築地東京青果物商業協同組合 理事長. 泉未紀夫氏
京橋三丁目町会長 木下茂氏
乾杯の発声は
東京築地市場青果仲卸協同組合理事長 増山春行氏
〆 は
築地本場青果卸売協同組合理事長 山田安良氏
のお歴々が挨拶をされた。
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江戸東京野菜を日本橋からブランド化したいと云ってくれた恩人・日本橋「ゆかり」の二代目野永喜一郎氏(左下)が呼び止めてくれた。
いま、三代目の野永三喜夫氏にお世話になっている。
また、江戸東京野菜コンシェルジュとしてお骨折りいただいている築地の政義青果・近藤義春さん(右上)も声をかけてくれた。
毎年、京橋大根河岸をスタートして、亀戸大根の故郷へ遡るというバスツアー「江戸東京野菜探訪ツアー」を実施している東京都農住都市支援センターからは、森戸伸行専務と、事務局の森下里美さんが招かれていた。
このツアーでは、石川会長が京橋の歴史について毎回お話をいただいていて、好評をいただいている。
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帰りに、記念品として、香蘭社特注の「ダイコンの色違い皿」3枚セットをいただいた。
21センチと云う使いやすい大きさで、裏には粋に法被の「大根川岸」が描かれていた。
手提げ袋には、他に有名な東京中央青果(株)の「築地のおいしいバナナ」と、JA全農山形の「温室栽培 さくらんぼ」が入っていた。
石川会長をはじめ京橋大根河岸会の皆さんの思いの詰まったお土産だった。ありがとうございました。
尚、「京橋大根河岸青物市場蹟」で実施されてきた、野菜の無料配布は、消費者の願いを石川会長が受けとめ、毎月第2金曜日の12時から継続実施されるという。