北区立稲付中学校(武田幸雄校長)の佐藤綾子栄養教諭から、今年も土曜公開授業のサタデースクールで、江戸東京野菜の話を依頼されて伺った。
この授業、1年生4クラスを対象に行うもので、75分授業を14日2クラス、4クラスだから2週(21日)にわたって行われる。

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同校は、食育には熱心で、給食には東京産を機会あるごとに料理され、生徒たちに伝えている。
東京産については、佐藤先生が縫いぐるみを作っているので、練馬大根、滝野川ゴボウ、小松菜をお借りしたが、大きさが実物大だったので説明しやすかった。
同校の西に8分ほど行ったところに東京メトロ三田線本蓮沼駅があるが、地上部は中山道が走っていて板橋区の志村地区が入り組んでいる。
この辺一帯は、本郷台地の一角で、ダイコンとしては冬大根の練馬大根、夏大根では志村みの早生大根が栽培されていた。
又、滝野川は、同校の南東の方角に当たるが、滝野川ゴボウ、滝野川ニンジンなどのその地名が付いている。

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若干の時間を残して終わったので、佐藤先生の進行で、質問などを受けたが、興味を持ってくれたようだった。
当日は、公開講座だったので、PTA広報担当のお母さんが、教室の後ろで聞いていて下さった。
当日の、様子は同校のホームページに、すでに掲載されていた。

同校では2年生になると野菜栽培を行い、昨年からミニトマトを栽培している。
滝野川の名が付く野菜を栽培がしたいと、昨年は滝野川ゴボウに挑戦したようだった。
滝野川の名の付くひとつに「東京長カブ」がある。
実は、江戸時代以後滝野川で栽培され「滝野川カブ」と言われていたもので、栽培しやすいので推薦をした。
9月に播種すれば、12月に品川神社で開催される「品川カブの品評会」に参考出品してみてはと思っている。
同校は、スポーツが盛んで。野球、バトミントン、ソフトボール、バレーボールなど優秀な成績を収めていて、2020年の東京オリンピック、パラリンピック教育推進校に東京都教育委員会から指定されている。

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同校の南には通りを挟んで、味の素フィールド西が丘と、味の素ナショナルトレーニングセンターがあり、
同校からレスリングと卓球の6選手が、JOCオリンピックアカデミーに通っている。