「江戸・東京 ゆかりの野菜と花」1992年10月、「江戸・東京 暮らしを支えた動物たち」1996年3月、「江戸・東京 農業名所めぐり」2002年8月に発刊されたが、この編集者として携わったのが農文協の木村信夫さんだ。
2004年度の農林水産省の補助事業で、「故郷(ふるさと)に残したい食材」を農文協が実施主体として事業を受けたが、それを木村さんが担当した。
木村さんは農文協を退職されていたが、風土らいふ研究所を興し「フリー編集者」の立場で取組まれ、東京の食材については相談を受けた。
秋冬編として、全国から115食材を決定したが、その中に東京の食材は
亀戸大根、 練馬大根、 のらぼう菜、 柳久保小麦、ビール麦の金子ゴールデンの5種を木村さんは選んだ。

その翌年2005年、有楽町の東京国際フォーラムで、農文協が第2回食育総合展「ニッポン食育フェア」を開催、「大人の食育ワークショップ」を担当した木村さんから、1月15日、16日の両日、東京に残したい食材について、消費者に話してもらえないかと依頼された。
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木村さんの司会進行で始まったワークショップでは、冒頭木村さんが担当した「江戸・東京 ゆかりの野菜と花」、「江戸・東京 暮らしを支えた動物たち」、「江戸・東京 農業名所めぐり」を皆さんに紹介した。
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1月15日は、「復活! 柳久保小麦を味わう!」には、前段で私がパワーポイントで「柳久保小麦」の話をしたが、当日は、東久留米市から柳久保小麦のうどんを打つ会が来て、会場で皆さんにふるまい。
また、奥住和夫さんが、先祖がタネを旅先から持ち帰った物語を話された。(写真左下)

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1月16日は「江戸伝統野菜名勝負大根場所」で、前段私が練馬大根と亀戸大根の話をした後、亀戸大根栽培の第一人者・鈴木藤一さん(写真下)と、JA東京あおばの渡邉和嘉課長が練馬大根について話された。
15、16の両日、パワーポイントを使って講演したことで消費者の反応の良さを体感、その後の講演活動に自信を持てるようになった。