2023年03月20日

「都市農業遺産に関する国際共同研究」の一行が練馬の農家を訪ねて都市農業の現状を視察した。


東京大学大学院が実施する「都市農業遺産に関する国際共同研究」は、
練馬区立石神井公園ふるさと文化館で、
江戸東京野菜の説明をしたことは報告したが、
それより先に練馬区平和台の渡戸秀行さんの畑に伺った。

渡戸さんの畑は、有楽町線の平和台駅から近いことと、江戸東京野菜を
年間を通して各種栽培をしている等、都市農業への取り組みに
見るべきものがあることから、都市工学専攻の飯田晶子主幹研究員から
協力要請があった時に、渡戸さんを紹介していて、
飯田先生は渡戸さんの畑を訪ねている。

国際共同研究一行の皆さんとは、10時に畑で待ち合わせたが、
30分ほど早く着いた。




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畑の一角でユンボーを操作して、
穴を掘っていた。
作物の枯れ葉などを畑に埋めるために穴を掘っていた。

上の画像をタップする
江戸東京野菜としても端境期で、ハウスの中で、ほうれん草と、
江戸東京野菜の伝統小松菜の後関晩成をハウスで栽培していた。






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上の画像をタップする
ファーム渡戸の直売所では、しんとり菜、のらぼう菜、
伝統小松菜、ニンジン、根深ネギが並んでいた。





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車二台に分乗し、飯田晶子主幹研究員の案内で横張真教授をはじめ、
フランク・ローバーグ教授(ドイツ)
オーカン・アブドエラ教授(インドネシア)
ルシアナ・フキモト・イチカワ博士(ブラジル)
ホルヘ・ペーニャ・ディアス教授(キューバ)方がお見えになった。

早速、横張教授が渡戸さんを紹介したが、渡戸さんは、
都市農家としての思いを語ったが、先生方の質問が会いついた。

自動車の排気ガスが、作物に影響することはないかとか、
周辺にマンションや住宅があるが、宅地にする気はないかなど・・・・

排ガスは、規制もあることから、
作物に影響が出るようなことはないと・・・
また、宅地化については、農地は先祖からの預かりもので、
私の代でなくすことはできないと・・・

当日は、「みどりのまちづくりセンター」が、宅地化の資料として
明治13年(1880)からの渡戸家周辺の経過地図が配られた。







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のらぼう菜を栽培しているところに案内して、
収穫をして見せた。

渡戸さんは、江戸東京野菜を年間20品目ほど栽培しているが
冬には、消費者に収穫体験もさせている。

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栽培には有機栽培を行なっていて、学習院大学馬術部の
馬糞をもらってきて施肥していることも、






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飯田先生の依頼で、農家が信仰している、お稲荷さんについても紹介、

上の画像をタップする
自宅裏に祀って、豊作の祈願に、収穫の感謝等、
日々お祈りしていることを紹介
近くには、地元の農家で稲荷神社を建立していることも紹介した。







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ファーム渡戸から、石神井公園ふるさと文化館への
途中で、丁度、この時期江戸東京野菜の早稲田ミョウガタケを
栽培している高野台の井之口農園に立寄った。

本来のキャベツ苗を育成している時期でもあった。

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井之口さんはハウス内のムロに案内頂き、ミョウガタケの育成に
ついて説明を受けた。

井之口家の明治13年(1880)からの周辺地図が配られている。






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昼食は、和食だったが皆さん箸の使い方は上手に使っていた。

この後、練馬区立野町の井口良男さんの井口農園に伺った。

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2023年01月13日

立川でカラフル野菜を栽培している、小山三佐男さんが、都市農業への思いを語る。


1月8日22時からフジテレビの「Mrサンデー」で、
日本のフレンチを世界に知らしめた男、三國清三シェフを紹介する、
というので、始まった22時半ごろ立川でカラフル野菜を栽培している、
小山三佐男さんと、清瀬でセルリーを栽培している
並木毅さんに電話をして伝えた。




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上の画像をタップする


幼少期から、中卒で札幌グランドホテルの料理人に・・、
料理の神様村上シェフを頼って、帝国ホテルで鍋洗い・・

番組はそこまでで、20歳でスイスの日本大使館、大使専属の料理人に
なってからの話は、1月15日(日)のMrサンデーで放送される。
 

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2023年01月03日

恒例の明治神宮農林水産物奉献会の総会が2日、明治神宮で開催された。


恒例の明治神宮農林水産物奉献会の総会が2日、明治神宮で開催されるので、箱根駅伝の選手がスタートをしたのを見て家を出た。

奉献会は戦後の食糧増産運動を明治神宮を中心に始めた食足会の
メンバーが中心になっていたが、会員の高齢化の中で
体制も変わってきた。

江戸東京野菜の復活普及をしている方々にもお会いできる。
江戸東京野菜の部署のある、JA東京中央会では、諏訪範夫専務、
島田幸雄常務、西澤希芳総務部長は既に来ていて準備をしていた。





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明治神宮は9時頃であっても、参拝者がいっぱいで
交通規制が行われていた。

上の画像をタツプする
内拝殿に整列して昇殿正式参拝が、大太鼓と共におこなわれたが、
お祓い、祝詞奏上、代表して城田恆良会長が玉串を奉奠して、
会長に合わせて二礼二拍手一礼・・・

例年だと、正式参拝の後は、お神酒を頂き、お神楽の奉納だが、
"密" を避けるため、お神酒もお神楽も行わずに参集殿に戻った。



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2023年01月02日

2000uのハウスに7000株のセルリーは順調な生育を見せていた。


暮れに、清瀬でセルリーを栽培している並木猛さんの畑に伺った。
並木さんは、東京の代表的セルリー農家だった伊藤仁太郎さんの愛弟子で、セロリとは言わずに、昔ながらのセルリーで、
律義に栽培技術を継承している。

そんな並木さんの人柄に惚れて、毎年3月末の収穫期には
お邪魔している。

昨年は、並木さんからよく電話をもらった。
並木さんのセルリーは、こだわりのシェフが使っていて、
収穫期にはこのハウスまで訪ねてくるが、自ら有名シェフの
店に出向いて食事をしていて、昨年10月には、思い出作りに
オテル・ドゥ・ミクニに
行かれたことは、紹介した。

先月は、オテル・ドゥ・ミクニのディナーを食べに行くなど、
研究に余念がない。





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ハウスに着いたら、潅水の最中で、たっぷりの潅水に、
しばらく外で待ってから、ハウス内に案内してくれた。
セルリーの様子は伺っていた。

上の画像をタップする。
7000株のセルリーは順調な生育を見せていて1月下旬からは
下葉欠きを行うと云う。



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2022年11月29日

立川でカラフル野菜を栽培している小山農園の小山三佐男さん、テレビ出演情報。


立川でカラフル野菜を栽培している小山農園の小山三佐男さんは、
収穫期の中で忙しい日々を送っている。

昨日メールが来たので、電話で畑の様子を伺って自転車で出かけた。




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これから、調整区域の畑にレタスの収穫に行くと云うので、
トラックに乗せてもらった。

圃場には、各種のカラフル野菜が生育していた。

上の画像をタップする
地元ホテルのシェフから依頼されたと云うレタスの、
レッドオークリーフと、フリルレタスを収穫していた。

隣に、ピカピカのレッドロメインレタスが生育していたが、
これ、2017年にNASAのペギー・ウィトソン宇宙飛行士が
国際宇宙ステーション(ISS)で試作した野菜の1つ。



小山三佐男さん出演のテレビの情報。

11月29日 21時25分から 東京MXテレビ9ch「至高のひととき
12月 4日 18時00分から BS日テレ「旬感レシピ」杉浦太陽君
2023年
1月 1日 12時00分から テレ朝「所さんバナナマンのおしょうバスTV



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2022年10月18日

東京のセルリー栽培農家・清瀬市の並木猛さんが思い出作りに、オテル・ドウ・ミクニに行かれたという。


東京のセルリー栽培の第一人者清瀬市の並木猛さんから、
電話をもらったが、セルリーは順調に生育しているとの話の中で、
今度、オテル・ドウ・ミクニに行かれるという。

詳しく伺うと、新聞の折り込みに、都内観光のチラシが入っていて、
今年いっぱいで閉店するオテル・ドウ・ミクニで昼食をする企画。
一度は行って思い出を作りたいと、行かれるとのこと。

散歩ツアーで、千駄ヶ谷に集合して、オリンピックの国立競技場へ、
次いで明治神宮外苑の絵画館。更に歩いてオテル・ドウ・ミクニへ
そして、四ツ谷駅で解散との企画だと云う。






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上の画像をタツプする
当日の朝、三國シェフの携帯に、東京の代表的なセルリー栽培農家が、
昼の団体の一人として伺うようなので、思い出作りに写真を撮って
もらいたいとお願いすると、40名のグループがあるようで、
「わかりました、声をかけてください」
とのことで、並木さんに伝えた。

並木さんには30名の募集と聞いていたが、40名に増えたようだ。
並木さんは、挨拶代わりに、栽培している江戸東京野菜の
「寺島ナス」を1パック持参したようだ。

並木さんは、店の雰囲気や、料理の味、ソムリエたちの
サービスなど、気に入ったらしく、暮れまでに、今度は
ディナーに行きたいとのことだった。

今年3月末、収穫が始まったとブログに掲載したら
ミクニマルノウチの、宮本早紀シェフが視察に来ているが、
来年は、三國シェフにも来ていただこうと思っている。



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2022年08月25日

石川敏之さんにカラフル野菜の小山さんを紹介した。


あきる野市の「ゆっくり農縁」で自然栽培をしている石川敏之さんと、
五日市線の武蔵増子でお会いしてから、車で檜原村の

鈴木留次郎さんの白岩ウリの畑
に、ご案内を頂き、
車内では "紅花の守人" の情報を頂いた。
そして、河村さんの"マクワウリ選手権" と連れて行っていただいた。

帰りは自宅まで送ってくれるというので、甘えてしまったが、
自宅近くの西武線の踏切の手前で、石川さんにカラフル野菜の
小山三佐男さんを紹介しようと左に曲がってもらった。

小山さんは、7月にTBS系列『情報7daysニュースキャスター』で
全国放送され反響は大きかった。

石川さんも、人気番組の「人生の楽園」で紹介されている。






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小山さんとは、しばらくお会いしていないが、我が家の近くにも圃場を
持っていて、小山さんのカラフル野菜については紹介している。

小山さんは、シェフ達とも交流があり、お皿の上がカラフルになる
野菜を中心に栽培をしていて、石川さんの自然栽培の中でも、
レストランが着いていることから、参考になるだろうと案内したが、
生憎、夏場の端境期で圃場では見ることができなかった。




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2022年03月29日

並木猛さんのセルリー収穫が始まった。4月1日にはサザンタワーダイニングで、新緑のフルコースで使われるという。


数日前に、清瀬でセルリーを栽培している、並木猛さんから
28日から収穫を始めると電話を頂いた。

並木さんのハウスには2月に伺っていた。
暖かくなったり、寒くなったりで、収穫日は、桜が咲く頃だろうと
云っていたが、28日(月)に収穫を決めたという。

車を処分したので、9時過ぎ清瀬駅に着いたが、駅から新小金井街道
を歩いて向かった。







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並木農園のハウスに近づくにしたがって、
自転車にセルリーを積んだ奥さん方に出会った。

上の画像をタップする。
並木農園のハウスの前では、この日を楽しみに待っていたご近所の
方々が、買いに来ていて、並木さんのお母さんが対応をしていた。

3月中旬、ハウスで作業をしていると、収穫はいつ頃になるかと、
近所の方々が訪ねてきていたようで、まだいつにするかは、
決めかねていたようだ。



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2022年03月08日

立川市柏町の高橋果樹園に久しぶりに伺い、イチジク、ブドウ、梨栽培などを見せてもらった。


車を処分したので、土曜日にモノレールで砂川七番で下車し、
園部農園まで歩いて行ったが、途中、橋果樹園の前を通るので、
仕事を済ませたら、寄ろうと思って、後継者の橋尚寛さんに
電話をすると、これから消防団で、お昼には帰るという。

それは残念と言って電話を切った。

仕事が早く終わり、帰りに高橋果樹園の前まで来たので
後継者はいなくても、園主の高橋信茂さんがいらっしゃればと
インターホンを押した。

橋さんは、東京農大の同窓で、
体調を壊していたので心配していたが、出てきてくれた。
顔さえ見ればよかったが、果樹園を案内すると言ってくれた。




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橋さんは、5年前まで地元JA東京みどりの組合長をされ、
東京都の連合会会長もされた。

令和元年秋の叙勲では旭日小綬章を受章した。
祝賀会の日程も決まり招かれていたが、
新型コロナウィルスの感染拡大で中止になってしまった。
先代も組合長で、若い頃お世話になったが、立川では名門だ。

上の画像をタツプする

後継者の尚寛さんは、それまで植木生産だった家業を、
果樹栽培に転換させている。



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2022年02月20日

清瀬市の並木猛さんが栽培するセルリーを、周辺の皆さんが収穫を待っている。


清瀬市でセルリーの栽培をしている並木猛さんから、5日に電話を頂いた。
下葉の枯れ葉などを取り除く作業をやると、電話を頂いた。
生憎、先約があっていけなかったが、先日時間が空いたので、新小金井街道沿いの中清戸のハウスに立ち寄った。

交配種の時代に、並木さんは、師匠の今は亡き伊藤仁太郎さんの日本一のセルリーの種、「コーネル619」を、引き継いでいる。
セルリー本来の味がするが、固定種独特の揃いの悪さなど、栽培には苦労があるようだ。

枯れ葉などを取り除いて、すっきりした株元に、たっぷりとした水をやっていた。
水やりも時間が来たら水をやるではなしに、セルリーの生育を見ながら一株ひと株、愛情をもっての潅水だ。

立春が過ぎ10日過ぎから春の反応が、セルリーにも感じられ、日々たくましくなっていくという。





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セルリーの収穫は、桜の開花の頃が、収穫するタイミングになるようだ。
並木さんは、このハウスと南側のハウス、それと志木街道沿いの屋敷地にあるハウスの3か所で栽培しているが、ハウスごとに微妙に違うということを消費者から教えてもらった。

上の画像をタップする

ハウス周辺のご近所の方も、収穫の日を楽しみにしてくれていて、収穫の日にはハウスの外に並ぶ。
ご近所の方々から学ぶこともあるという。

近所の方は、こちらのハウスは、4500株を栽培しているが、セルリー本来の味わい香りは好評のセルリーだが、南側のハウスの2000株が、特に好きな方がいるという。
ハウスごとに、味わいが異なると云う。不味いのではなく、独特の味わいがあるようで、それが好きだという。


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2022年02月15日

カラフル野菜の小山三佐男さんが耕作する昭島圃場は、意外にも近くにあった。



先日、ホテルニューオータニの40階にあるレストラン
「ベッラ・ヴィスタ」で三國清三シェフがプロデュースする
「新江戸洋食」を、カラフル野菜の小山三佐男さんと
食事をしてきたことは報告した。

小山さんは、立川市西砂の自宅周辺と、横田基地に近い調整区域と、
昭島の我が家の近くにも畑があると云っていた。

何処にあるのか分からなかったが、小山さんの話を総合すると
昭島市の保育施設「子育てひろばほりむこう」の裏にあった。

住宅街の中にあると聞いていたが、我が家から直線で200m.の近さだ。





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14日の早朝、雪はみぞれに代わっていたが、小山農園の昭島圃場は
雪で覆われていた。

上の画像をタップする
保育施設側から私道方面を望む。




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2022年01月23日

江戸東京野菜の流通担当している果菜里屋を、カラフル野菜の小山農園に案内した。


立川市西砂で、カラフル野菜のネーミングで、レストラン向け
野菜を中心に栽培している、小山農園の小山三佐男さんと、
オテル・ドウ・ミクニに伺ったことは紹介したが、

東京の生産者の中でも、レストランのシェフなどの意見を
取り入れながら、カラフル野菜を栽培している生産者を
紹介するからと、江戸東京野菜を中心に流通を担っている
果菜里屋の高橋社長に伝えていたことから、
仕事の合間を見て訪ねてこられた。

中央道の八王子インターで降り、拝島橋を渡れは昭島・立川だから
比較的早く来られた。
特にレストラン等を担当する後継者航さんの3人でこられた。






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カラフルな葉物野菜は終わっていたが、この所の寒さで、
残っていた根菜類の葉は傷んでいた。
小山さんの説明で、橋さんは、カラフル野菜が生産されている
様子は分ったようだった。

上の画像をタップる
10月に来た時の様子は当ブログで紹介しているが、
現在は根菜のビーツ、ロメインレタス、紫白菜、等が残っていた。

小山さんは、江戸東京野菜の寺島ナスも栽培したが、
内藤カボチャにも興味を持っているようで、
今年は種の手当てを、しようと思っている。


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2021年11月23日

参加者の皆さんの希望で、青木さんに農園を案内していただいた。


農家料理「秋の野菜惣菜プレート」をいただいたことは紹介したが、
店主の青木幸子さんが圃場を案内してくれることになった。

皆さん、野菜惣菜の食材を栽培している青木さんの
取り組みの様子を見たいということになった。




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まずは、自宅前の駐車場後ろの圃場から、
サラダほうれん草を青木さんがちぎってくれた。

あくが少なく苦みもないことから、生で食べやすい。

上の画像をタップする
皆さん、納得したようだった。



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2021年11月21日

多摩市の青木農園で、農家料理「秋の野菜惣菜プレート」をいただいてきた。


「青木農園の農家料理」には、8月に希望者で伺ったことは、
当ブログで報告したが、ブログを見て、
協会理事の松嶋あおいさんが行きたかったとメールをくれた。
青木さんとは、共に農業委員としての交流があるようだ。

又、ご一緒した高橋芳江さんは、青木幸子さんが野菜の学校に
来ていたから、野菜の学校のメンバーを案内したいという。

そんなことで、江戸東京・伝統野菜研究会のメンバーも
伺う予定でいたが、緊急拡大宣言の解除後、感染者の減少から、
お客さんの予約も増えたということで、予定してくれていた研究会
メンバーにはお詫びをして、希望者の8名で伺って、

青木農園の農家料理「秋の野菜惣菜プレート」をいただいてきた。




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江戸東京野菜コンシェルジュの木村えり子さんと増田純代さん、

上の画像をタップする
高橋廣道さん、芳江さんご夫妻がご案内したのが、
「伝統野菜プロジェクト」は、草間壽子代表
(食生活ジャーナリスト・江戸東京野菜コンシェルジュ)、に、

領家彰子さん(フードコーディネーター・栄養士)、が、
青木さんの取り組みについて聞いていた。


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2021年11月18日

東京のブランド鶏、東京しゃもと東京うこっけいを飼っている伊藤養鶏場に伺った。


フードジャーナリストの向笠千恵子先生(本協会顧問)が拝島ネギの
生産者木野秀俊さん
に会った後、
東京うこっけいと東京しゃもを育成している立川の伊藤養鶏場に
行ってきたという電話を頂いた。

伊藤養鶏場は、自宅から1キロほどの五日市街道沿いにあり、
うこっけいの卵を販売していることは、看板が出ているから
知っていたが、東京しゃもまで飼っているとは知らなかった。

先日紹介した村田農園の数軒隣のお宅だ。

現役時代に、「江戸東京・暮らしを支えた動物たち」(農文協)の
編集に携わったこともあり、話を聞きたいと

武蔵村山で江戸東京野菜を栽培している、岡本健一さんの畑に
案内
頂いた、JA東京みどりの坂巻宜政広報係長にお願いすると、
JA東京みどりの広報誌でも紹介したいのでと、
快く引き受けてくれた。





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伊藤養鶏場の後継者彰さん(38歳)が時間を空けてくれていた。

就農して9年、先代の貴芳さん(JA東京みどり正組合員)から引き継いで、東京のブランド鶏の東京うこっけい生産組合と東京しゃも生産組合の
組合員として活躍している他、和鶏の「もみじ」も飼育していて、
こだわりの養鶏に取り組んでいる。

何でも、就農以前は不動産会社の営業で、責任ある仕事を
していただけに、養鶏についても、9年の実績の中で業界での
居場所を作られていて、メディアからも注目されて紹介されている。

「先々代から引き継いできた伊藤家の養鶏を、
次代を引き継ぐ子供には、いいものを残したい」と、
頼りになる、お父さんでもある。

上の画像をタップする
新型コロナの感染拡大から、飲食店への需要が落ちたことから、
これまで「しゃも」が、約2ヵ月1ロット1200羽だったのが、
500羽と半分以下に落ちた。

生き物だけに、1ロットで残った700羽の鶏は、
月日を重ねることになる。

ここで、緊急事態宣言が解除になったことから、
需要は戻りつつあるが、出荷まで120日を要することから、
すぐには対応できない状態だ。

それでなくとも、消費者はブロイラーに馴染んでいるだけに、
東京しゃもの特徴である、肉が固い、クセのある匂い、
味が濃いことから、個人消費は限られている。



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2021年11月05日

第50回東京都農業祭の農産物品評会が2日3日、一般都民等を非公開にして実施された。


東京都農業祭が今年も新型コロナの感染拡大で、
一般公開を行わない形で実施された。

非公開については、新型コロナの拡大を防ぐことから
東京都はオリンピツク時には中止を決定していた。

しかし、生産者の栽培技術の向上を目的の一つにしていることから、
農業経営者を対象に、今年度は「明治神宮」が会場となった。





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上の画像をタップする
11月2日に、東京都農林水産振興財団(農総研)の研究員などによって
審査が行われた。
出品点数は、野菜が793点、花卉119点、果実204点、
キノコ、玉子、農産加工、植木など459点の1252点で結果、
農林水産大臣賞2点、東京都知事賞9点が決定した。


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2021年10月25日

江戸東京野菜に協力的な大泉の村田農園は、ヨーロッパ野菜がメインだった。


大泉の村田農園で江戸東京野菜を栽培している渡邉和嘉さんから、
江戸城濠大根の種を蒔いたというので行ってきた。

蒔き方も、自生地のように莢のままと、莢を割って種を蒔いた
もので試験的に行ったようだった。





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上の画像をタップする
やはり、種で蒔いた方が発芽率はいいようだ。

昨年は、12月に収穫しているが、
辛味の強い江戸城濠大根本来の味が伝わっている。




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2021年10月23日

「カラフル野菜の小山農園」、調整区域でもカラフル野菜が生育していた。


我が家の近くに、カラフル野菜がブランドとして有名な
小山農園がある。

園主の小山三佐男さんは就農後10数年の経験の中で、
ホテルやレストランのシェフなどとの情報交換から市場ニーズを
とらえた栽培を行っている。

先日は、自宅回りの畑を見せてもらったが、横田基地に近い
調整区域の畑を案内してもらおうと、数日後に電話を入れたが、
「2日がかりのCM撮影でバタバタしております。」と、
断りのメールが入った。

急ぐ事でもないが、20日に朝採りについて行きたいと8時に伺った。
小山家から北に1.5`、一直線だから
昔は畑までの農道だったのだろう。







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今朝方は、冷え込んでいたが、前日に降った小雨で
カラフル野菜の葉は生き生きしていた。

上の画像をタップする
「紅しぐれ大根」が収穫された。
酢漬けや漬物の他、大根のつまに使っても綺麗だ。




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2021年10月15日

自宅近くに話題の ”カラフル野菜の小山農園” があり、野菜栽培に真摯に取り組む小山三佐男さんに会ってきた。


先日、テレビをつけて仕事をしていたら「西武立川駅・・・」と
云うので画面を見ると”なぎら健壱さん”出演の
「ぶらり途中下車の旅」で、カラフル野菜の小山農園が紹介され
小山三佐男さんが畑を案内していた。

小山さんには昨年2月に、東京ファーマーズイノベーション
イベントでお逢いしていて、

名刺交換の時に、我が家から10分ぐらいの所に農園があることを
認識していた。

途中には内藤カボチャの石川農園があるにも関わらず、
行く行くと云いながら、失礼していたが、テレビで見たので、
翌日電話をかけて伺った。




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そもそも小山農園は、先代の清さんが酪農をしていた、
同じ西砂3丁目には中里さんがいて、今でも東京牛乳を搾っているが、
清さんは平成10年に野菜栽培に切り替えた。

農地は自宅回りと横田基地脇の調整区域、それに我が家の近くの
美堀町など6か所で、合わせて1haになるという。

上の画像をタップするとご家族でスリーショット
三佐男さんは調理師をしていたが11年前の2010年に35歳で就農した。

当初は一般野菜を栽培していたが2012年に、知り合いのシェフから
「全量買い取るから紅芯大根を栽培してほしい」との
依頼が来たことがきっかけで、少しづつカラフルな
ヨーロッパ野菜を導入していったという。

今年は、江戸東京野菜の「寺島ナス」の栽培もしたという。



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2021年10月09日

足立区の小松菜栽培では第一人者の宇佐美一彦さんの圃場を見せていただいた。


足立区農業委員会(荒堀安行会長)では、足立区立の小学校6校で
「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」を実施しているが、
先日保木間小学校で実施した定植作業で、昨年から農業委員の
宇佐美一彦さんが指導に当たっている。

播種の授業では、
毎年「千住ネギの話」〜みんなで育てよう 江戸東京野菜〜、を
パワーポイントで説明しているが、
その中で農業委員の皆さんの野菜栽培などを紹介している。

荒堀会長のつまもの「むら芽」栽培、宝谷さんが栽培する「菜花
内田さんの「本田うり」、舎人の新井さんの「水耕栽培」と
特徴のある農業を紹介してきたが、足立区の主要農産物「小松菜」
の生産者を紹介していなかった。

先日、宇佐美さんにお会いしたので、保木間小学校の帰りに、
自宅圃場にご案内頂いたもの。





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宇佐美さんには、大学を出て5年目に就農した大(まさる)さん
という後継者がいるから心強い。

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ハウス11棟(52a)で年間6回転、小松菜栽培の専業農家だけに

栽培品種は春から冬に向けて、えぐみの少ない品種に切り替えて、
年間栽培をしている。

「春のセンバツ(トキタ)」
「ひと夏の恋(日本農林社)」
「さくらぎ(サカタ)」
「ふゆさと(武蔵野種苗園)」

足立区には15-6軒の小松菜専門農家があるが、宇佐美さんは
小松菜栽培のリーダーとして、発言する場も多く、
昨年新型コロナ禍の中で、学校給食用に栽培してきた小松菜
数トンを廃棄しなければならなくなった際に、

宇佐美さんの
「学校給食が再開した時に小松菜がないというわけにはいかない」
との思いは、消費者に伝わると同時に、小松菜が足立区で
栽培されていることが、新住民に知れ渡った。

これにより、
地元産野菜をはじめ小松菜は、新型コロナ禍以前以上の販売量に
なっているという。


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posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達