すきや連の例会が東京で行われると聞いたのは、前回の三重松坂の牛銀で行われた例会で、
「
すきや連」旗振り役の向笠千恵子先生(江戸東京野菜コンシェルジュ協会顧問)から、多摩地区で開催されますから協力してくださいと言われていた。
「桑都」と云われる八王子は織物の町、多摩地区では代表的商業都市として発展してきた。
明治43年に、精肉店と合わせて牛鍋を食べさせる店「坂福」を創業、甲州街道に面した黒塀の老舗料亭は有名で、今年で106年。
若いころ話、中央線で八王子方面から通ってくる職員で「上り会」というグループをつくっていて、毎年12月14日の討ち入りの日に「坂福」ですき焼きを食べると云う話を聞いていた。
同店の先代が一時系統にいたこともあって同好のみなさんが集まったようだ。
大先輩で「上り会」の岸康雄氏(経済連参事) から、旨い肉を食べようと誘われてよく来たことを思い出した。

7月7日に坂福を会場に「すきや連」の例会が開催されることから、大洞敏男社長に電話をして、時間を取っていただいた。
お昼の時間が一段落するのが、14時だというので、14時に伺うとお伝えした。
上の画像をクリックする向笠先生は、東京の伝統野菜、江戸東京野菜を使っていただくのもいいのでは、と云っていただいた。
八王子を代表する伝統野菜は、3月からの
川口エンドウ、4月の孟宗竹の筍、8月の
八王子生姜、12月の
高倉大根とあるが、7月の八王子産は特にない。
前日、小平市の宮寺光政さんの畑に寄ったので、
収穫した「馬込半白節成キュウリ」を数本分けてもらった。
帰り道、立川のウド農家・須崎雅義さんの家に寄って「東京うど」をひと箱。
これらを持って、「坂福」に伺ったわけだ。
大洞社長とよし江女将、料理長の鶴見さんも厨房から来てくれて、東京ウドを見てもらった。
すぐ、メニューの話になった。使っていただけるということだ。
また、馬込半白キュウリは、皆さん初めて見るというので、食べていただいてから、お返事をいただくことになった。
いずれにしても、前向きにご検討いただけるという。
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