2009年03月01日

【3月号】 伝統野菜が地球を救う!


2月3日、北陸農政局の主催で、「伝統野菜サミット」が加賀野菜の地、金沢で開催された。パネラーの一人としてとして招かれたので江戸東京野菜の復活や普及、生産状況等について報告してきた。

このサミット「伝統野菜が地球を救う!」がテーマで、フードマイレージ研究の第一人者・中田哲也氏(北陸農政局企画調整室長)が「伝統野菜の普及が輸送に伴う環境負荷低減に及ぼす効果測定の試み」と題して基調講演をされた。



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フードマイレージは、身近な「食」と地球規模の資源や環境問題を関連づけて考えるうえでヒントになる指標で、食料の供給構造を物量とその輸送距離によって算定し、食料の輸入が地球環境に与える負荷を把握することができる。

中田氏は加賀野菜や能登野菜など地元の食材を使って「能登豚の野菜巻き」「源助大根の風呂吹き」など4品(計940c)を調理すると、フードマイレージは17キログラム・キロメートル、CO2排出量が3キログラムになるとした上で、

国産の食材に広げて比較すると、地場産に比べ輸送距離で12倍、フードマイレージ、CO2排出量は共に17倍になる。さらに輸入食材を含めて調達すると輸入距離は140倍になり、フードマイレージが260倍、CO2排出量で47倍にもなるという。
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2009年01月22日

雑誌「サライ」で、松竹梅「白壁蔵」生酛純米と、江戸東京野菜の料理は合う。


昨年の11月に、雑誌「サライ」から電話があり、江戸東京野菜を栽培している畑で江戸東京野菜の話を聞きたいという。
小金井の井上誠一さんに電話をしたら、亀戸大根と大蔵大根があるというので、撮影させてほしいとお願いして、21日、撮影に臨んだ。
畑には、サライの関係者、小学館、松竹梅からも関係者が来るという物々しさだった。

詳しくは聞いていなかったが、松竹梅「白壁蔵」の宣伝で、江戸東京野菜に合う酒と云うことで、畑で一口いただいた。
生酛純米の「白壁蔵」は、麹の香りがいい、そして辛口で切れがよく旨い。




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お料理は、別に、日本橋「ゆかり」の3代目の喜三夫氏に頼んでいると伺っていたので、2代目の喜一郎氏が江戸東京野菜の普及に尽力いただいていることを話した。




雑誌は、1月22日に発売になった。

2009年01月01日

【1月号】古典落語から見えてくる江戸庶民の食文化


  五代目古今亭今輔が得意としていた「ネギマの殿様」は江戸庶民の食生活の一端が垣間見えて面白い。本郷(文京区)あたりに住んでいる殿様の噺だ。目覚めると庭一面の雪をみて、向島(墨田区)の雪景色が見たいと、老いた田中三太夫を連れて馬で出かける。途中池の端(台東区)まで来ると、煮売屋(小料理屋)が軒を並べ、鍋料理の匂いを漂わせている。殿様は「珍味な香りがしている」と、三太夫が止めるのも聴かず、その一軒に入っていく。町人が食べている鍋を指して「あれは何じゃ」と訪ねると店の若い者は「ネギマ鍋」と教えてくれるが、早口だから殿様には「にゃー」と聞こえる。そこで、「にゃー」と酒を注文し、その日は雪見を中止してほろ酔い加減で屋敷に戻る。ある日殿様は、ネギマ鍋の味が忘れられず屋敷で「にゃー」を食べたいと言い出す。ご膳番は「にゃー」がわからず、三太夫に聴いて、ようやく殿様の満足する「三毛のにゃー」を作ることが出来たが、殿様は店のように醤油樽に座って食べたいと「醤油樽を持て」で噺は終わる。



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噺の中で師匠は「ネギマ鍋」について「煮売屋ですから骨付きのトロ、血合などをぱんぱんぱんと切って放り込んで、ネギなどもあおいところも切って・・」とか、くずぐずと煮え立つ鍋の匂いに満足の殿様がネギを食べると「う・・・、なにやら鉄砲仕掛けになっているぞ、なにやらノドへ」、店の若い者「それはネギの芯が飛び出したんです」。

見えてくるもの
ネギは関西では葉を食べ、関東はネギの軟白の部分を食べる。天正年間(1573〜1592)に摂津(大阪)から来た者が砂村(江東区)で栽培を始めたが、攝津より寒かったのか、ほとんどが霜枯病のような病気にかかってしまった。もったいないと、土に埋まっていた軟白の部分を掘り出して食べると甘くて美味しかったので、その後、江戸では土寄せで軟白の部分を長くする技法により、根深ネギを食べる食文化が定着していった。 噺の中で「ネギなどもあおいところも切って・・・」とあるが、ネギは軟白の部分を食べるためあえて「あおいところ」を強調、その彩りを「三毛のにぁー」と言って粗雑な料理を印象付けている。また「鉄砲仕掛けになっているぞ」と、根深ネギを食べた様子を可笑しく語っている。

因みに、江戸の頃、マグロは下衆の食べ物として、トロなどは脂も強いことから捨て値。そんなものを千住ネギとで美味しく食べさせたのが葱鮪(ネギマ)鍋である。

2008年12月09日

岩月明シェフの「ローカロリー料理」に、江戸東京野菜が登場。


ロイヤルパークホテルで岩月明シェフが実施してきた、360Kカロリー、塩分2.2gの美味しいフレンチフルコースをプロデュースしている川島佳子さんから、10月初めにメールをいただいた。
何でも、江戸東京野菜を使ってヘルシー美食サロンを実施したいので、卓話をお願いしたいというもの。
何せ、初めてのケースなので、10月16日に新宿の農住開発協会に来ていただいて、野菜の集め方や、進行の仕方について打ち合わせを行った。



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8日、ヘルシー美食サロンは、ロイヤルパークホテル2階「有明」の間で開催された。
半蔵門線の水天宮駅から、直接同ホテルに入ると、1階フロアーに大きなポスターが掲げられていた。

料理を担当する岩月シェフは、これまでにヨーロッパ各地で名門ホテルのシェフを歴任され、20年以上も美味しいローカロリー料理の研究をされている。
ベルギー、ファビオラ女王の誕生日の料理担当、ルクセンブルグ国王戴冠式日本会場料理長などをご担当され、世界各地の∨IPに支持されている。

同サロンは、ロイヤルパークホテル洋食部長、梅ア徳孝シェフとのコラボレーションというもので、両シェフが紹介されると、すぐに料理が出てきた。


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2008年12月06日

東京農大食料環境経済学科創設70周年記念に「今、話題の江戸東京野菜」を語る


東京農業大学食料環境経済学科では、前身である農業経済学科の創設以来、本年で70周年を迎え、その記念講演を引き受けていて、12月5日、15時から世田谷の同大「食と農」の博物館で開催された。

記念講演をお受けしたいきさつは、当ブログで紹介している

母校から、記念講演に指名していただいたことはこの上ない喜びで、感謝して余りあるものがある。

誘っていただいた、故熊井治男准教授の事もあったから、気合を入れて講演に臨んだ。




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開会にあたって北田紀久雄准教授が、記念事業に取り組んだ故熊井先生を偲び、五條満義准教授は、司会進行で身に余る紹介をしていただいた。

記念講演に先立って、世田谷区瀬田で大蔵大根の栽培に励む、大塚信美さんが、自慢の大根を持ってきて、その思いを語った。(上の写真をクリックする)

会場には、食料環境経済学科の生徒ばかりか、一般の方々も大勢駆けつけてくれたので、
心置きなく、江戸東京野菜を語った。

講演後には、大蔵大根の試食会も行われた。



2008年11月30日

「 江東区エコリーダー養成講座」の講師として、江戸東京野菜を語る。


2007年に江東区で田んぼの学校をやっている関孝夫さんと云う方から、電話をいただいた。
何でも、田んぼの周辺で、江戸東京野菜を栽培したいから、何がいいのか、協力してくれと云うものだった。

その後、関さんは、区の職員で事務局の牧岡真理さんと一緒に、何回か江戸東京野菜の話を聞きにきてくれた。
お二人とも熱心で、東京都農林水産振興財団江戸川分場で行われた小松菜の研究発表にも参加されて、日本農業新聞に写真を撮られて掲載されていた



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牧岡さんが、江戸東京野菜の話を聞いて、気に入ってくれたらしく、11月29日に、江東区環境学習情報館えこっくる江東で開催している 「 江東区エコリーダー養成講座」の講師として、招いてくれた。

 
上の写真をクリックする
講演のテーマは「東京の地産地消・都市と農業のかかわり方・江戸野菜の復活」だ。

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2008年11月24日

「次世代につなげたい食・農・環境」の写真展・審査委員長を拝命、熊井先生ありがとうございました。


東京農業大学食料環境経済学科では、前身である農業経済学科の創設以来、本年で70周年を迎え、その記念講演を依頼されていた。

記念講演を受けるにあたっては、今年の4月に銀座で開催されたシンポジウムに、同学科の熊井治男准教授(農村社会学研究室)と、国際農業開発学科の稲泉博巳准教授(人的資源開発研究室)、国際バイオビジネス学科の井形雅代准教授がお見えになって、私の話を聞いていただいたからで、そのことは当ブログで紹介した。



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その後、熊井先生から、記念講演の他に、高校生・大学生を主な対象として「次世代につなげたい食・農・環境」をテーマとした小論文と写真の募集をしているという話を聞いた。
上の写真をクリックする

何でも、優れた作品については第3回「食・農・環境」教育フォーラム(平成21年2月21日)で展示するというもので、写真の審査委員長をしてくれという。

現役時代に、東京「農の風景」フォトコンテストを企画して10年間実施した経験を買ってくれたようだ。

10月29日、審査会が、同学科の会議室で行われた。

審査方法は、任されたので、審査員全員が平等に入賞数の10票を持ち、写真に添えられたコメントを読みながら、評価した写真を選び。得票数の多い順で決定した。

写真家の大先生がいるわけでないので、公平な審査で優秀作品が選ばれたと思う。

受賞された方々の作品は、11月1日〜3日に開催された、東京農業大学第117 回、収穫祭(世田谷キャンパス)においても展示された。

審査が終わった後、経堂駅近くの中華料理店で食事をしたが、記念事業の準備が一つが終わって、熊井先生はホッとしたようだったが、それが私が最後に会った熊井先生だった。

食料環境経済学科創設70周年記念事業を成功させようと奔走され、わざわざ私の話を聞きに来てくれた熊井准教授が11月20日に急逝された。

記念事業を見届けないでの急逝は心残りだったろう。
23日、横浜市のカソリック菊名教会での葬儀に於いて献花して、ご冥福をお祈りした。

2008年11月18日

美味いもん倶楽部 冬の絶品つまみ編(芳文社)が発刊された。


週刊漫画TIMESで連載されてきた、本格野菜コミック「愛・菜彩」(作/ 桜井和生・画/ 幡地英明 )は、毎回、江戸東京野菜を紹介しながらレシピまでも紹介している。
芳文社が発行する、コミック誌の中から、料理コミックを集めて一冊にした「美味いもん倶楽部 冬の絶品つまみ編」を11月17日に発行した

この中には、これまで週刊漫画TIMESで連載されてきた、本格野菜コミック「愛・菜彩」の一部も挿入された。



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上の表紙をクリックする


尚 連載最後の「レシピ9  本物の野菜」はここから


2008年11月04日

キッコーマン「大人の食教室」で、割烹とよだの5代目橋本亨氏が技を披露。ー動画ー




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キッコーマンは「大人の食教室特別編 食の集う江戸・東京・日本橋」を東京港区のKCCホールで開催した。

大人の食教室は、料理研究家やレストランシェフ等、食の専門家を講師として招き、最新の食の情報やプロの技などを披露したり講演したりする。

今回は、料理研究家や主婦など60人が参加した。
割烹とよだの5代目橋本亨氏が江戸東京野菜を使った料理を実演、皆さんで試食した。

上の画像をクリックすると動画にリンクする。

追伸


参加者の中には、日本橋福徳塾に来てくれた小学校の同級生が誘い会って応援に来てくれていた。 ありがとうございます。

2008年11月02日

第1回 神田やっちゃ場まつりで江戸東京野菜を語る


神田市場が大田へ移ったことから、秋葉原は再開発が行われていたが、久しぶりに秋葉原に行ってみて、UDXマルチスペースなど、かつての市場が大きく変貌していた。

神田市場跡地のUDXマルチスペースで、「神田やっちゃ場まつり」を10月31日に開催するという話を主催団体のひとつ「NPO法人大江戸野菜研究会」の役員さんからお話があった。

同研究会は、屋上菜園を普及しようという組織で、特に伝統野菜にこだわっているわけではなく、江戸東京野菜の話をして欲しいという。


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上の写真をクリックすると拡大


丁度、「江戸東京野菜」物語篇、図鑑編を発刊したこともあり、農文協の阿久津若菜さんにもお手伝いをいただいて、販売コーナーを設け、初めてのサイン会もさせていただいた。

当日、講演等の様子は、主催者がブログで紹介してくれた。

2008年10月01日

【10月号】収穫の秋 お勧めの収穫祭イベント


●「実りの秋」〜江戸野菜で東京散歩〜  〜 11月3日まで開催中

渋谷区ふれあい植物センター   渋谷駅から徒歩10分
江戸の地野菜めぐりの旅へ出発!小松菜、練馬大根などの実物展示をはじめ、
その歴史や分布をご紹介しています。会場の雰囲気もお楽しみ下さい。

お問合せ  03-5468-1384



●「秋のこがねい衣食住散歩」 11月1〜9日

  江戸東京野菜を味わう第4弾として、小金井市と江戸東京たてもの園では、11月1日から9日までの一週間、「秋のこがねい衣食住散歩」を実施します。小金井市には江戸東京博物館の分園、江戸東京たてもの園(小金井市桜町3-7-1・042-388-3300)があり、江戸から近代までの建物が移築されています。また、東京農工大の科学博物館(小金井キャンパス・小金井市中町2-24-16)には、昔からの衣類が展示されています。このようなことから、同市で江戸東京野菜が栽培されると、「江戸東京の衣食住」の文化を体験できるというもの。同市の「みずとみどりのプロジェクト」では昨秋、地元の農業者が生産した江戸東京野菜の伝統小松菜、シントリ菜、亀戸ダイコン、大蔵ダイコン、金町コカブの五品目を市内の飲食店がオリジナル料理に仕立て、江戸東京たてもの園で販売しました。

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  昨年の「住と食文化フェア」で、小金井産の江戸東京野菜・大蔵大根を手に関係者を激励する稲葉市長(左から三人目・平成19年11月11日・江戸東京たてもの園)

  今回は一連の企画の第4弾として、1日(土)はオープニングイベントとして江戸東京たてもの園(入園料400円)で、「江戸東京のたてものと食を楽しむ」を開催します。市内飲食店による江戸東京野菜の料理の出展販売のほか、江戸東京野菜や地元新鮮野菜の販売。江戸時代の料理本に基づいた江戸料理の再現(レシピ提供=
東京家政学院大学 江原絢子教授)も予定されています。抽選会では参加店商品券(@500円×300本)や江戸風カフェエプロン等が当たります。

  2日(日)は、会場を公民館緑分館に移し、「江戸東京の行楽と食・漬け物と干し野菜料理をつくる」ワークショップを開催します。かつて小金井は江戸東京近郊随一の花見の名所で、庶民の行楽地でした。その行楽弁当に詰められていたであろう、江戸東京野菜の漬物、先人の知恵の干し野菜を使った料理をアレンジして料理研究家で食育・野菜料理コーディネーターの酒井文子先生が指導してくれます(先着24名・無料、申し込みは10月2日から電話で市経済課へ)。

  3日(文化の日)は、「アートエコバッグをつくろう! −江戸東京野菜でお絵かき−」のワークショップを開催します。会場を「市立はけの森美術館(小金井市中町1-11-3、042-384-9800)」に移し、野川の葦などを絵筆にして、布製のエコバッグに江戸東京野菜を描いてオリジナルアートエコバックをつくります(先着各15名を4回に分け60名・参加費無料、申し込みは10月21日朝10時から電話で美術館へ)、参加者にはこのエコバックの他に江戸東京野菜等がプレゼントされます。

  このほか、1日から9日までは「まちなかで江戸東京野菜を味わう」として、市内の15以上の参加飲食店が、それぞれの店で江戸東京野菜の料理を提供するほか、JA東京むさし小金井経済センター(小金井市本町1-13-6、042-385-3281)では、昨秋と同じ五品目の江戸東京野菜が販売されます。

(協力・東京都農林水産振興財団・全国農協観光協会・NPO法人ミュゼダグリ等)
お問合せ 小金井市役所経済課(内田) 042-387-9831



●大人の食教室 特別編

食の集う江戸・東京・日本橋  11月3日(祝)午後1時〜3時

  キッコーマン株式会社では「大人の食教室 特別編」を、江戸東京野菜をテーマに開催します。江戸東京野菜には、それぞれに歴史があり、物語があります。江戸東京野菜から見えてくる江戸の生活文化、江戸で発達した農業技術、舟運による農産物流通、今も栽培されている江戸東京野菜を、当研究会の大竹が映像を使ってお話させていただきます。


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  橋本亨先生の「食の集う江戸・東京・日本橋」(キッコーマンKCC会場 9/21)
 上の写真クリックすると動画にリンクする

  11月に入ると、秋冬産の江戸東京野菜が出回り始めます。練馬ダイコン、亀戸ダイコン、滝野川ゴボウ、奥多摩ワサビなど、江戸の地名のついた野菜が並びます。そして、話に出てきた江戸東京野菜を使って、「割烹 とよだ」の五代目・橋本亨氏が料理します。お話と料理のコラボレーション。「割烹 とよだ」は、幕末の文久3年創業で日本橋室町にある老舗の日本料理店。橋本氏はドイツ大使館公邸の料理人も務められた経験と、日本橋で五代に渡る伝統の技を受け継いでいるだけに、江戸東京野菜がどのようなお料理になるのかご期待下さい。
          お問い合せ 03-3572-0360(キッコーマンKCC事務局

2008年09月16日

東京都学校給食会が発行する「東京都の学校給食」に江戸東京野菜の連載が始まる。


7月24日、公益財団法人・東京都学校給食会・食育推進係の本田晶子さんが、勤め先に訪ねてこられた。
なんでも同財団が発行する広報誌「東京都の学校給食」に、話題となっている東京の伝統野菜について連載してくれないかと云うもの。
同誌には、これまで勤め先の東京都農林水産振興財団が取り組む、農林漁業の話題等、担当の技術者が時々書いていた。

今回は、最近マスコミの露出度が増えている江戸東京野菜について紹介したいと云うもので、同誌は、小中学校の栄養士の先生などが読者層だということも伺った。

7月17日、墨田区立第一寺島小学校に伺って、同校の開校130周年記念事業として、寺島なすの復活栽培の実施を決めていただいたばかりで、これからは小中学校の栄養士の先生の理解を得ることが、江戸東京野菜の普及や消費拡大には重要な事なので、連載をお引き受けしたもの。




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9月15日発行の、「東京都の学校給食」No391が送られてきた。
第1回は、伝統野菜の代表格練馬大根について書いてみが、昨年から始まった「練馬大根引っこ抜き競技大会」の紹介から書き進めたものだ。

多くの理解者が増えることを期待している。

2008年09月06日

関東農政局が “Let‘s農業26号”「江戸東京野菜」を認知!!


関東農政局農村計画部資源課が発行する“Let‘s農業26号で「江戸東京野菜」が掲載された。

最近メデイアが取り上げてくれるようになったが、相乗効果から農林省関東農政局が注目して、特集扱いで掲載いただいたことに、更なる力が湧いてくる。

特に、関東農政局のホームページに掲載されたことは、感激だ。


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上の表紙をくりっくすると、関東農政局のHPにリンクする。

削除されていた場合はここから。


「編集後記」には
 「今号では、最近注目を集めている江戸東京野菜について特集しました。

食品の安全・安心を求める消費者意識は年々高まり、近年、野菜の輸入量は減少していて、国産野菜、特に地場産野菜の需要が高まっています。

 畑地帯における作物選定の参考になればと思います。
」とある。

江戸東京野菜に取り組むひとりとして、担当係長に感謝申し上げる>



週刊漫画TIMESの、本格野菜コミック「愛・菜彩」は、「レシピ9  本物の野菜」。


9月5日発売の週刊漫画TIMESの、本格野菜コミック「愛・菜彩」は、「レシピ9  本物の野菜」
最終回となってしまったが、今回は「本物の野菜」。
輸入食材を国産と偽り全国で販売する全国チェーンのファミリーレストランの社長の話、


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6月12日に東京都農林水産振興財団が主催した東京都農林水産技術交換会にも、桜井先生は来てくれ、東京の農林水産業に携わる後継者たちの発表を聞いてくれた。

物語では、後継者の熱い思いを聞いて社長が「私は食材を数字でしか見ていなかったようだ・・・・」と我に返る。

尚 前回の、「レシピ8  食育と植物の強さ・東京の水田」はここから。


2008年09月01日

【9月号】 江戸東京野菜はどこへ行ったら買えるの!


 スーパーには、季節を先取りした色とりどりの野菜が並び、一年中切らさず出荷されている野菜も幾つかあります。しかしこれらは我々の食生活から季節感を奪っていると言って良いでしょう。東京の農業は露地野菜が主体、市場では季節を先取りした地方の野菜がいい値をつけた後、東京産が出荷される頃には値は落ち着いてしまいます。

 旬の一番美味ししい時期に出荷されている野菜が地場産の安くて美味しい野菜なのです。 東京の農業者は、トレーサビリティー(生産履歴の明確化)の徹底に取り組んできましたが、これを含めて東京GAP(農業生産工程管理)で、安全、安心野菜などの生産に取り組んでいます。江戸東京野菜も同じ管理のもとで栽培されているのです。

 市場を席巻している交配種は、経済性からも農業生産には欠くことは出来ませんが、交配種も優秀な遺伝子をもった固定種があればこそ生まれるわけで、江戸東京野菜の復活はその意味から重要なことです。これら伝統野菜は栽培・収穫される季節が決まっていて、生産者が自家採種できる固定種の野菜です。




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 「今話題の江戸東京野菜」ということで、メディアからの取材依頼は後を絶ちませんが、なぜか江戸東京野菜の端境期にお話があります。それは同じような野菜がスーパーに並んでいたから、ということですが、若いジャーナリストの中にも季節感が麻痺してしまっている人たちが多いのに驚きます。現在栽培されている江戸東京野菜のうち、ウドとワサビを除くと、それぞれ旬の10月から4月までと、7月から8月までに限られ、15種類ぐらいしか、まだ復活していないのが現状です。

 皆さんに「どこで買えるの !」と質問されてきました。JAの直売所に行けば必ず買えるというものではなく、巡り合えればラッキーでした。そこでこのサイトでは、東京を代表する生産者がつくる江戸東京野菜を紹介することにしました。

  伝統野菜は栽培しにくいばかりか、味も個性的な野菜です。練馬ダイコンや亀戸ダイコンなどにしても食べ方が分からないと「辛い !」というだけになってしまいます。江戸東京野菜は甘いだけの野菜と違い、日本人の味覚を育ててきた味を持っています。美味しい食べ方のレシピなど、整備は必要で早急な対応が求められます。
 
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2008年08月30日

週刊漫画TIMESが連載している本格野菜コミック「愛・菜彩」は、「レシピ8  食育と植物の強さ・東京の水田」


8月29日発売の週刊漫画TIMESの、本格野菜コミック「愛・菜彩(作/ 桜井和生・画/ 幡地英明 )」は、野菜ではなく「レシピ8  食育と植物の強さ・東京の水田」で、東京にも水田があるというもの。

東京には昭和40年代初めまで、江戸川水系と多摩川水系に水田があった。
足立区、葛飾区、江戸川区には綾瀬川や中川、江戸川が流れ、そこから引いた用水によって水田が広がっていた。
その後、東京オリンピック以後の高度経済成長によって、水田は宅地化されまた用水は家庭や工場からの雑排水によって、どぶ川となってしまった。

また、多摩川水系も同じ時代に都市化が進んだが、今日、調布市、府中市、国立市、昭島市、日野市、町田市、八王子市、羽村市、あきる野市の各市に僅かに残るのみになってしまった。


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今回は、調布市の斎藤修太郎氏を桜井先生が取材している。

尚 前回の「レシピ7 思い出の味・馬込半白キュウリ」はここから。


2008年08月23日

週刊漫画TIMESが本格野菜コミック「愛・菜彩」は、「レシピ7  思い出の味・馬込半白キュウリ」


2ケ月振りに週刊漫画TIMESに「愛・菜彩」(作/ 桜井和生・画/ 幡地英明 )の掲載だから、
同誌では、この物語は・・・として「大月鯉太郎は大塚で「月光杯」という料理屋を営んでいる。彼は野菜の本当の味とそれを食べたらお客が幸せになることを理想に日々さまざまな地の野菜、特に江戸東京野菜を求めては料理していた。多くの困難にもめげず、今日も彼は包丁をふるう!! 」と紹介している。



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前に、桜井和生先生には馬込半白キュウリの話をしたことがある。
大田の馬込が原産だが、23区内では練馬区平和台で渡戸秀行さんが栽培していることを話したことがあったので、桜井先生は渡戸さんを7月の中旬に訪ねたようだ。

尚 前回の「レシピ6本当の価値のごせき晩生」はここから。





2008年07月01日

UCカードの広報誌「てんとう虫7+8」で、タイムリーな「今、伝統野菜」の特集


NPO法人・良い食材を伝える会の青木宏高さんから、電話をもらった。
今度、UCカードの広報誌「てんとう虫7+8」で、「今、伝統野菜」の特集をやるから伝統野菜について書いてくれと云う。
青木さんは、家の光協会で、農業後継者が読む「地上」誌の編集長をやられた方で、現在は、執筆の傍ら、良い食材を伝える会で、塾長の中村靖彦氏(東京農業大学客員教授・元NHK解説員)を支えている。



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今回の特集は、編集者から青木さんが相談されたようで、後に編集部の田中那於美副部長からメールをいただき、詳細を詰めさせていただいた。

この特集、中村氏が基調の「日本の食の行方〜昔・今・未来〜」を書いて、その次が依頼された「伝統野菜を考える」で、表紙をクリックする。

次に「なにわ伝統野菜の底力」、「京野菜の年輪」、「伝統野菜はふるさとの顔」、「食=命 を支える沖縄野菜」などとなっているが、中でも「なにわの伝統野菜」は5ページを割いていた。

皆さんのお世話になりながら、江戸東京野菜の情報は、広くそして遠くまで伝わっているようだ。



2008年06月21日

週刊漫画TIMESの本格野菜コミック「愛・菜彩」は「レシピ6  本当の価値 ごせき晩生」


6月20日に、発行された週刊マンガTIMESの本格野菜コミック「アイ・菜綾」(作スラッシュ 桜井和夫・ガスラッシュ 二十歳英明 )は、4月17日に東京都農林総合研究センターが開催した「小松菜シンポジウム」(5月号フードボイス動画配信) にも桜井和生先生は足を運ばれ、「本当の価値のごせき晩生」の物語として、生産者や種苗会社、消費者などの、コマツナに対する思いを書き込んでいる。



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東京都農林総合研究センター江戸川分場で開催された「小松菜シンポジウム」を取り上げた。

東京都農林総合研究センターには食育アドバイザーとして、4月からお世話になっているが、その初仕事として、「小松菜シンポジウム」のパネラーとして伝統小松菜の話をしたが、桜井先生にも情報をお伝えしていたので、わざわざ足を運んでくれた。


尚 前回の「レシピ5  F1と固定種・金町コカブ」はここから。


2008年06月14日

週刊漫画TIMESの本格野菜コミック「愛・菜彩」は「レシピ5  F1と固定種・金町コカブ」


週刊漫画TIMESの本格野菜コミック「愛・菜彩」(作/ 桜井和生・画/ 幡地英明 )は「レシピ5  F1と固定種・金町コカブ」

2ケ月間お休みしていた本格野菜コミック「愛・菜彩」は「レシピ5  F1と固定種・金町コカブ」を6月13日発売の同誌に掲載した。
マンガ原作の桜井先生には、葛飾で金町コカブのタネを守る志田實氏(JA葛飾元副組合長)を紹介していたので、取材で伺ったようだ 。


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尚 「レシピ3三河島菜の現実と仙台芭蕉菜の夢」はここから。