「農業協同組合法施行50周年記念 第25回JA東京大会」は、平成9年(1997)10月24日、明治神宮会館で開催された。
農協法が施行されて50年を迎えると云うことから、JA東京中央会では、1年前から記念事業について、検討を行っていました。
これまで、中央会では、平成4年(1992)『江戸・東京 ゆかりの野菜と花』、平成8年(1996)、『江戸・東京 暮らしを支えた動物たち』を刊行しましたが、これら「農」の歴史文化を本にとどめるだけでなく、
農業のルーツは東京にあったことを、多くの市民に知っていただく必要があると提案して、「江戸・東京 農業の屋外説明板」を都内に建立する案が組織として取り上げられていました。
各区市町村で地域の歴史を研究している学芸員や歴史家の方々にもそれぞれ意見を聞きました。
また、国際都市東京を意識し、外国人にも理解できるよう、農業の専門用語に卓越した知識を持つ元農林水産省の小畑琢志氏の協力で英文の説明文も添えました。
農協法施行50周年を記念して実施したため、説明板の本数も50本としましたが、すでに各地に先人の功績をたたえた野菜や穀物などの記念碑が設置されており、重複をさけてそれらは除外することとしました。
説明板の裏には、説明板建立の主旨が書かれています。
説明板をどこに設置するかだが、豊作祈願、収穫感謝と、栽培農家が崇敬する産地の神社に建立したいと云うことで、東京都神社庁に要請しました。
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