2025年01月13日

浅草葱善の事務所に山形大学の江頭教授が江戸千住葱の話を聞こうと訪ねられた。


山形大学農学部の江頭宏昌教授が、足立の内田宏之さんの
お宅に伺ったことは紹介した。

その後、砂町の様子を見てから浅草葱善の事務所に着いたときには
16時頃になっていた




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五差路の角にあるマンションの7階に事務所があるが、
一葉桜・小松橋通りの右先に、スカイツリーが見える位置関係で
浅草寺の西北に当たる。




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2025年01月11日

山形大学農学部の江頭教授が千住ネギの調査で東京に来られたのでご一緒した。


山形大学農学部の江頭宏昌教授がジーンバンクの仕事で
東京に来られるとメールがあったのは12月中旬だった。

昨年は6月の末に、早稲田ミョウガの取材で井之口喜實夫さんの畑と
内田宏之さんの千住ネギの畑を案内しているが、

今回は内田さんと、浅草葱善の田中庸浩社長の話も聞きたいと
云うので、ご希望の日程で1月8日に、舎人ライナー扇大橋駅で
待ち合わせ、田中社長には車で来ていただいて、
内田さんのお宅に向かった。

江頭先生は、前日7日は山口県の調査で、夜遅くに赤羽で前泊し、
9日は千葉に行くというから8日は、一日千住ネギに費やすと云う。



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左から、葱善の後継者田中康晃さんも運転手で来てくれた。
内田さん、息子さんの内田達也さん、達也さんには初めてお会いした。
その右が、江頭教授、田中社長。

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康晃さんが自撮り

江頭先生から頂いたジーンバンクの資料
それにしても全国だから大変なお仕事だ。




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2024年12月30日

江戸千住ネギを始め東京産の薬味の入った、年越しそばを贈って頂いた。


浅草葱善の田中庸浩社長から年越しそばを贈って頂いた。

るむ蕎麦は、浅草では有名な ”十和田の蕎麦” で、
女将は浅草では有名な浅草愛の強い方。

その蕎麦を支える薬味のメインは江戸東京野菜の江戸千住ネギで、
練馬の井之口喜實夫さんが栽培したネギか入っていた。



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更に、薬味として、東京都産のシールが貼られた、
柚子、ワサビ、江戸辛味大根が入っていた。

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江戸辛味大根は、葱善の先々代から伝わるものと聞いていて、現在は
井之口さんが採種していて、猛暑の中で栽培にはご苦労されたようだ。

江戸の柚子とワサビは、奥多摩の沢井の柚子が、江戸歴伝承野菜で、
奥多摩ワサビは、江戸東京野菜だ。



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2024年11月23日

11月23日は明治神宮の新嘗祭、暦の上では勤労感謝の日として祝日です。


明治神宮では21日から、新嘗祭の奉納を受け付けているが、
東京の農業者は野菜を満載した宝船の奉納も行っている。


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後継者田中康晃さんが重い「太刀まるき」を運んだ。

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江戸東京野菜としては、浅草葱善の田中庸浩社長が江戸千住ネギを
太刀まるきにして、毎年奉納していて、西神門を入ったご社殿の
回廊には、全国からの新嘗祭奉納品が展示されている






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2024年09月24日

昭島市立つじが丘小学校4年の拝島ネギの菜園を見てきた。


地元拝島ネギの栽培を始めた、つつじが丘小学校の4年生は、
夏休み明けに定植をおこなっている。

江戸東京野菜の座学授業で、拝島ネギの話を聞いた後に、
校庭脇の菜園で、拝島ネギの定植作業が行われた。

狭いところに初めて植える作業は生徒達には、難しかったようで、
横に寝てしまうようなものもあり、そのままでは、根深が
曲がってしまうので、担任の先生にはそのようなネギは
植え直しをお願いしていた。



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数日前に、つつじが丘小学校の4年生の菜園を見てきた。

日々の散水を含めて、栽培上の管理は良くされているようだった。

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プランターで栽培された苗を菜園に定植した(写真下)が、残った
プランターの苗(写真上)は、菜園の苗が枯れた場合などに使われる。


2024年07月16日

江戸のネギは摂津の農民が入植した砂村で、栽培に失敗して根深ネギが生まれている。


東京の砂村にかつてネギの採種場があった。
江戸城の東として、昭和22年まで城東区と呼ばれていたが、
戦前の写真のようだ。
現在は大きい川の「江」隅田川の東で、江東区と呼ばれている。

砂村は遠浅だったところを埋め立てて、幕府は、江戸より文化の進んだ
関西から農民を呼び寄せ入植させている。


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その一人が、摂津の葉ネギを栽培していた。
一人の農民が摂津から持ってきた種、葉ネギ栽培をしていたが、
摂津のネギとして伝わったのは「難波ネギ」かもしれない。

江戸が寒かったのか、霜で枯れる病気にかかり枯れてしまった。
農民はがっかりして畑から全て抜き取り穴を掘って埋めて
燃やしたところ、良い匂いがしたようで、2〜3センチの根に
近い白い部分(葉鞘)を食べてみると甘かったので、

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考えた農民は土寄せの技術を考え出したと云われている。
江戸千住ネギも、このまま生育すれば葉ネギになる。

根深が生まれた経緯は、近隣県のネギ産地では聞くことが
なく、砂村ネギが出荷された、千住市場から広まったものと
認識している。


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2024年06月12日

足立区農業委員会が「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」を千寿双葉小学校で実施した。


足立区農業委員会が2015年から実施している地元足立区立の小学校で
千住ネギの「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」を実施してきているが、
今年も千寿双葉小学校で実施すると、今年から事務局となった
相田浩希さんから依頼が来た。

足立区農業委員会では昨年役員改選が行われ、鹿濱コ雄会長が
今年から、指導に当たることになった。



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例年通り、体育館に4年生3クラスの生徒を集めて、
栽培授業が始まった。

挨拶する鹿濱会長 (写真右)、座っている内田宏之農業委員 (写真中)、
星野信雄農業委員 (写真左)、が指導に当たった。

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開会の挨拶をする榎本勇夫副校長(写真右)




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2024年05月04日

早稲田ミョウガの井之口さんは、江戸千住ネギを始め、江戸辛味大根」の栽培もしていた。


早稲田ミョウガの発見から栽培まで、お骨折りを頂いている
井之口喜實夫さんのお宅に伺ったことは先日紹介した。

早稲田ミョウガの発見以来、伝統野菜にご理解を頂き、
江戸千住ネギの栽培を始め、「根三つ葉」「伝統小松菜」
「内藤トウガラシ」の鉢植え「江戸辛味大根」の栽培をしてきた。



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江戸千住ネギは、2017年から栽培を行っていて、栽培技術の高さから、
現在では、タネ採りも浅草葱善の田中庸浩社長から任されている。
栽培しているハウス前では、ネギ坊主が膨らんでいた。

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ハウスには、播種した千住ネギが伸びていた。



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2024年01月12日

昭島市立つつじが丘小学校の6年生から18日に開催される「つつじっ子祭り」に招待された。


昨年から、昭島市の伝統野菜いの拝島ネギの栽培に取り組んできた、
つつじが丘小学校の6年生から
「総合的な学習の時間で1月27日(土)にお祭りを開催する
ことになった」と招待のメールが届いた。

拝島ネギの収穫については、授業内で時間が取れず、
1週間前の18日に行うと云う。
18日は、午後からKIDSシェフがあるので、その前の休み時間等を
使って収穫するという。


                       


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因みにKIDSシェフとは「ヤヨイサンフーズ」と「国際食文化交流協会」
が協働で進めるもので、次代を担う子供たちのために
三國清三シェフが進める、味覚の授業です。

2023年12月31日

30日の昼過ぎに、年越しそばと薬味として江戸千住ネギが届いた。


30日の昼過ぎに、年越しそばと薬味として江戸千住ネギが届いた。
毎年、暮れに浅草葱善の田中庸浩社長から送って頂いているが、江戸千住ネギが存在感を示していた。



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御蕎麦は、浅草の老舗蕎麦「十和田」の特選半生蕎麦4人分。
薬味には江戸千住ネギに加えて、奥多摩ワサビに、沢井のゆず、江戸辛味大根、ヤマトイモ(千葉県産)が入っていた。

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2023年11月24日

江戸東京野菜の江戸千住葱を浅草葱善では23日の明治神宮新嘗祭に向けて奉納した。


江戸東京野菜の江戸千住ネギを扱っている浅草葱善の田中社長と
後継者の康晃さんは、明治神宮新嘗祭に向けて21日、
明治神宮のご本殿回廊に奉納した。

今年の夏は猛暑が続き、ネギ栽培は全国各地で苦労をしていたが、
江戸千住ネギを栽培している、足立区興野の内田宏之さん
(江戸千住葱保存会会長)と、練馬区高野台の井之口喜實夫さん
(江戸千住葱保存会副会長)が無農薬、無化学肥料で栽培している。




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田中社長と後継者の康晃さん

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奉納された、江戸千住ネギの太刀まるき。

田中社長は毎年2月に浅草神社に江戸千住葱を奉納
お下がりを、市民に配布していて、今年も行われた。



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2023年09月23日

昭島市立のつつじが丘小学校の6年生が地元の伝統野菜「拝島ネギ」の栽培授業を実施し


昭島市立のつつじが丘小学校の6年生が地元の伝統野菜「拝島ネギ」の栽培授業を実施していて、6月に種まきを行ったことは報告した。

今年は猛暑が続いている中で、夏休みに突入した事から、
水やり等の管理不足で、枯死するネキも発生していた。

夏休み明けに、先生方と相談したが、まだ猛暑も続いていた
ので、苗がもう少し大きくなったところで、定植作業を行う
事で、先日20日の午後に行った。





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生徒が定植作業を行う様子を大友基裕校長が写真を撮っておられた。

上の風増をタップする
授業の実施に当たっては、夏休みで繁茂した草を抜いて、拝島ネギを
定植する菜園を作らなければならないことを、先生方にお伝えし、
その事例として、近隣の中神小学校の圃場をブロクで見てもらった。

また、6年生は来年2月に、調理実習を行うことが予定されているので、
現状のネギ苗だけでは不足することが予想されることから、
中神小学校の杉本幸司副校長にお願いして、プランター管理していた
苗を頂いてきていて、同校のプランターに仮植していた。



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2023年09月09日

拝島ネギの定植作業に参考になればと、中神小学校事例を紹介する。


2学期が始まった。先日、昭島市立中神小学校の菜園を見てきた。
拝島ネギの栽培管理はよく出来ていた。
同校の杉本幸司副校長からは、8月の初めに写真添付のメールを
頂いていて、当ブログで紹介した。




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つつじが丘小学校は、9月21日に定植の予定でこれから、
草がはびこった菜園を整備すると伺った。

拝島第2小は学校は13日にプランターに播種の授業を行い、その後、
苗の成長を見て、定植を行う予定で、両校の先生に定植時の圃場の
様子を見てもらう意味で、写真を撮ってきた。
順調な生育を見せていた。

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夏休み明けの、学校の菜園は、どこでも一緒だが、肥料を充分
施している薩摩いもの菜園程、草が凄い。
しかし、拝島ネギの菜園は、奇麗に草がむしられていた。



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2023年08月12日

浅草葱善では江戸東京野菜の「江戸千住ねぎ」と、固定種の「江戸辛味大根」を紹介している。


「江戸から続く伝統野菜の味を全国、そして世界へと発信」が、
江戸東京きらりプロジェクトに紹介された。

江戸東京野菜の江戸千住ネギは、浅草葱善が東京の農家に依頼して
栽培しているが、麻布十番の更科堀井に納品していることから、
堀井良教社長の推薦できらりプロジェクトの会員となった。



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江戸東京野菜の江戸千住ネギと、固定種だがまだ江戸東京野菜には
認定されていない江戸辛味大根についても紹介している。







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2023年08月06日

猛暑の中で土をつかんで絶えている中神小4年生たちの拝島ネギ


先日、昭島市立中神小学校の杉本幸司副校長から、
写真添付のメールをいただいた。
毎日暑いですね。」で始まるメールで、

本校の拝島ねぎですが、今年は昨年よりも根付かせるまでに
苦労しています。
ネリキムシが昨年度の10倍くらいで、毎朝退治をし、
昨日からようやく食われなくなりました。

一つの株に2匹ひそんでいることもあり、
何匹退治したか、分かりません。





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教室前の拝島ネギ。

20日以上と記録の猛暑が続いていたが、前日のゲリラ雷雨で
乾いていた菜園は前日とは違っていた。、

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この暑さで休眠中なのか、伸びは昨年の同時期に比べると
良くありませんが、ここにきてお陰様でようやく
しっかりと土を掴み始め、ほっとしています。

 とあった。



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2023年07月12日

昭島市立中神小学校の5年生が拝島ネギの定植授業を行った。


昭島市立中神小学校(松井茂校長)の5年生が実施している拝島ネギの定植授業を行うと、杉本幸司副校長から連絡を頂いたので伺った。

同校では、昨年2月から同校のOBで地元農業後継者鈴木寿昭さんに
協力して頂いて、江戸東京野菜「拝島ネギ」の播種を行っている。

また、3年生には江戸東京野菜についてお話をしている。

4年生には、拝島ネギの話をしたが、播種は拝島ネギ保存会の事情で、
2月に播種となってしまい、5年生になって引き続き
栽培することになった。

このような事から、今年、6年生になってから採種を行い、
今年の5年生にタネの贈呈を行った。





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暑い日だったが、杉本副校長が拝島ネギのプランターを
校庭南側の菜園に用意していた。

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生徒たちが校庭に集まり、杉本副校長から
紹介されたが、3年生の時に江戸東京野菜の話をした生徒たちだった。

杉本副校長の指示通り、プランターから拝島ネギを引き抜いて
定植の準備をしていた。



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2023年07月09日

昭島市立つつじが丘小学校の6年生が蒔いた拝島ネギの芽が出た。


昭島市立つつじが丘小学校の6年生が、6月29日(木)の午後の授業で
拝島ネギの種まきを行ったことは報告した。

その後、生徒たちは班ごとにプランターをもって1階に降りて、
先生の指示で菜園に並べた。



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6年生の菜園は、4年生が東京べかなを栽培する菜園の隣。

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7月2日(日)にそろそろ芽が出る頃と、学校に行ってみた。
乾いているプランターもあり、まだ芽は出ていなかった。



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2023年06月30日

滝野川八幡神社で間引きした滝野川ニンジンを練馬の村田農園で花を咲かせた。


滝野川八幡神社で滝野川ゴボウに滝野川ニンジン、滝野川カブの
栽培指導をしている渡邉和嘉さんが滝野川ニンジンの花が咲いたと、
写真を送ってくれた。

ニンジンの花の写真は、今年の5月に京都の野菜文化史研究家の
久保功先生が金時人参の花の写真を、送って頂いたが、滝野川ゴボウの
花も立派で、来年はゴボウとニンジンの採種用の
鉢植えを神楽殿の前に並べたら壮観だろうと思っていた。




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実は、この人参、昨年の9月21日に滝野川ニンジンの
間引き
を行ったが、そのニンジンを、渡邉さんが持ち帰り、
村田農園のハウスの脇に植えていたら花が咲いたと云うもの。

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滝野川ニンジンについては、採種用は八幡様には無いことから、
このニンジンで採種するため渡邉さんは栽培している。

2023年06月29日

足立区農業委員会委員の指導で、区立千寿双葉小学校の4年生が千住ネギの種まきを行った。


足立区農業委員会(荒堀安行会長)では、区立小学校6校での
「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」を行っていて、
千寿双葉小学校は、栗原北小学校、平野小学校と共に
2015年から、栽培を始めた。
これには、農業委員の方が、地元の小学校の栽培指導に当たっている。





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今回は、荒堀会長が会議と重なり、足立区農業委員会
会長職務代理の鹿濱徳雄委員(写真左)、星野信雄農業委員(写真中)、
内田宏之農業委員(写真右)、が指導に当たった。

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体育館に4年生が集まった。
開会に当たり、鹿濱会長職務代理から、授業の主旨が延べられた。

この後、例年だと5年生から、4年生に種の贈呈が行われるが、
今回はすでに種の贈呈は終わっていた。



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2023年06月05日

昭島市立中神小学校の5年生は、今年も拝島ネギの栽培が始まった。


昭島市立中神小学校の杉本幸司副校長から写真添付の
メールをいただいた。

中神小学校では、拝島ネギの栽培をしていて、
4月上旬に同校に伺ってネギ坊主の様子を紹介している。

メールには「現6年生から5年生への種のバトンが終わり、
種まきをして、現在芽が出てきています。
昨年度の記録写真をもとに逆算すると、7月一週目ごろには
畑に定植する見通しでおります。

とあった。




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5月6日撮影の写真には茎の色が変わったネギ坊主から、
6年生が採種をして5年生に、命の伝達を行ったという。

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4月5日撮影のネギ坊主の写真が添付されていた。



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