2022年06月10日

足立区の伝統野菜「千住ネギ」の「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」が6月6日、千寿双葉小学校を皮切りに始まった。


足立区農業委員会が足立区立の小学校に対して実施している、
江戸東京野菜「千住ネギ」の栽培授業は6校で行われる
「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」で、
6月6日千寿双葉小学校(星ア誠校長)を皮切りに始まった。

これまで同農業委員会が実施している千住ネギの栽培授業には、
都市農地活用支援センターが実施している
農の機能発揮支援アドバイザー」として派遣されているが、
まだ、農水省から予算が降りてこないからと、6月10日に予定された
保木間小学校の申請はできなかった。

先日、都市農地活用支援センターの会議で、今年度は6月7日から
派遣することになったようだが、10日の保木間小学校も行くことは
できなかった、両校には、変則だが定植の授業の時から伺う予定だ。

5月、6月は定植の授業が多く、会議では来年度からは6月中の申請
は、受付だけでも受けて欲しいと事務局には申し上げた。

先日、足立区産業振興課農業振興係の川合真由さんから、
当日の千寿双葉小の写真を送って頂いた。





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千寿双葉小の、「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」は、足立区で
始まった2015年の最初から実施しているが、農業委員会の
荒堀安行会長から頂いた、江戸東京野菜の千住ネギから、採種をした
5年生が4年生に伝達したことで、命をつないできた。

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今年度も、昨年栽培をした4年生が、今年5月、5年生になって
採種をした千住ネギの種を贈呈したもの、

荒堀会長からは、この授業で4年生に課せられたミッションは、
復活栽培をすることは勿論だが、後輩の来年の4年生に、
種を伝達できるように、栽培をしてほしいと、あいさつした。



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2022年05月19日

昭島市立中神小学校の4年生が実施している拝島ネギの苗の様子を見に行ってきた。


昭島市立中神小学校の拝島ネギの栽培の取り組みは、
3月末には発芽したと報告したが、
連休明けには、定植ができると思っていたが、
学校から連絡が無いので行ってみた。

拝島ねぎの栽培をしている農家鈴木寿昭さんは、コート種子の
拝島ねぎだから、機械で直接畑に蒔いていて、
畑では順調に生育しているという。




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杉本幸司副校長がご案内頂いた。苗は伸びていたがまばらな感じ

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鈴木さんからは、生徒が定植するには、苗が小さいのもあり、
定植しずらいことから
もう少し大きくなってから、定植しましょうということのようだ。



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2022年03月28日

昭島市立中神小学校の4年生が播種した拝島ネギの新芽が出てきた。


昭島市立中神小学校(松井茂校長)の拝島ネギの栽培授業は、
同校のOBで拝島ネギの栽培農家、鈴木寿昭さんに依頼して、
今年2月に実施されたことは報告した。

その後、芽が出たのか気になっていたが、先日、電話をして芽が出た
ということで、ホッとしたが2週間ほどかかった。

丁度、拝島ねぎ保存会の集まりが、JA東京みどり昭島支店で
開催されたので、鈴木寿昭さんにお会いしたが、芽が出てホッと
しましたと語っていた。

中神小学校で、足立区で実施している「命をつなぐ授業」を実施する
には、解決しておかなければならないのが、小学校で採種することで、
拝島ねぎ保存会の了解をとることだった。

了解は頂けたし、今後、栽培する学校を増やすことについても、
農業委員会の理解が得られた。






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昼前に、会議が終わったので、杉本幸司副校長に電話をして、
歩いて同校に伺った。

「命をつなぐ授業」について、拝島ねぎ保存会が了解してくれた
ことを杉本副校長は喜んでくれた。

校舎脇の白木蓮が咲き始めていた。

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同校の、菜園には拝島ネギの定植の準備なのか、深く掘った
ところがあった。

拝島ネギを播種したプランターが並んでいた。



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2022年03月26日

「拝島ねぎ保存会」の生産者連絡会議で、江戸東京野菜の現状を申し上げた。


昭島市の江戸東京野菜「拝島ねぎ保存会」が生産者連絡会議(JA東京みどり昭島経済センター)を開催するというので、ご案内を頂いた。

拝島ねぎの普及活動としては、2019年にフォレストイン昭和館「車屋」で行った「拝島ねぎ特別会席」を企画し、当時保存会の副会長だった井上茂夫さん、小町僖一さん、昭島市の飯島剣係長には、消費者の収穫体験に協力を頂いた。

また、最近では今年度の市立中神小学校からの依頼で、3年生に江戸東京野菜の授業を、4年生には拝島ねぎの授業を行ったが、今年になってからは地元の生産者鈴木寿昭さんに播種の指導を行っていただいた。

拝島ねぎ栽培の授業は、保存会としても初めての事だったので、鈴木さんは、事務局にも相談していて、当日は農業委員会の石川さん、事務局の清水雄大さんも参加されていた。
尚、会議の資料として日本農業新聞のコピーが配られた。






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昨年の、3年生の授業の前日、市報に拝島ねぎを栽培する木野秀俊会長が掲載されたが、生徒たちは市報を見ていたようで、拝島ねぎのことは知っていた。
市民に拝島ねぎを知らせるには、効果的であった。

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中神小の拝島ねぎの授業は「命をつなぐ授業」を予定していることから、保存会の了解を頂きたいから、と事務局の清水さんに話していた。



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2022年02月11日

井之口さんのハウスでは江戸千住ネギと江戸辛味大根の採種をする準備ができた。


先日、早稲田ミョウガタケを栽培している井之口喜實夫さんの
お宅に伺った
ことは紹介した。

隣のハウスで、
江戸辛味大根と江戸千住ネギの採種の準備をされていた。
江戸辛味大根と江戸千住ネギは、
これまで浅草葱善の田中庸浩社長が、採種を行ってきたもので、

浅草葱善は初代から、江戸千住ネギの種を守ってきたが、
荒川流域で栽培を復活させたいと思っていて、2015年に
足立の内田宏之さんとご縁ができて栽培が始まった。





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井之口さんのお宅には早稲田ミョウガタケの生育を見に行った時に、
千住ネギが足立区で復活した話を、雑談の中で話していた。

井之口さんは、自家用のネギを栽培しているようなので、
思い切って千住ネギの栽培を打診してみた。

千住ネギは昔から柔らかくておいしいとの話を聞いているので、
やってもいいという返事を頂いた。

井之口さんの気持ちは、田中社長に伝え、
2016年、井之口さんの元に苗が届き栽培が始まった。

井之口さんは6年間の栽培経験の中で、太くて揃いの良いネギを
選抜して採種しようと、田中社長の了解を得て
今年も、ハウス内で採種の準備を始めた。

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植えられたネギが倒れないように、
段ボールの空き箱で囲いをしている。



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2021年12月27日

浅草葱善の江戸千住葱の入った、年越しそばセットが届いた。


浅草葱善の年越しそばセットを、田中庸浩社長が送ってくれた。
蕎麦は、浅草の名物女将の ”浅草十和田“ のそばが入っている。




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本来、十和田の蕎麦が主役だが、
中に東京産が幾つも入っていて輝いていた。

江戸東京野菜の「江戸千住」は、
先日収穫していた井之口喜實夫さんのネギで、
江戸辛味大根も、井之口さんが江戸からの種を引き継いで
種採りを行っていたものだ。

そして、東京の農家(内藤とうがらしプロジェクト)が栽培した
内藤トウガラシの七味も入っている。

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やまといも、本柚子、ワサビと各種薬味が入っていた。

2021年12月21日

練馬の井之口さんの葱畑から、江戸東京野菜の千住ネギ「江戸千住」の出荷が始まった。


先日、練馬区立光が丘秋の陽小学校に行ったことは、報告しているが、

その帰りに井之口喜實夫さんの葱畑の近くを通ったので寄た。

丁度、昼頃だったので、井之口さんは食事に戻っていたのだろう、
畑にはユンボの他、収穫したネギが残っていた。





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井之口さんの千住ネギの畑は台風が来るという時に紹介しているが、
被害もなく立派に生育した。

江戸千住との栽培比較のために、交配種の葱も生産しているが、
江戸千住から収穫が始まった。

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収穫した後は、ユンポで土寄せのために深く掘られた
溝を埋めてならしていく。



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2021年12月17日

昭島市立中神小学校の4年生に江戸東京野菜の拝島ねぎの歴史文化を伝えた。


昭島市立中神小学校((松井茂校長)での江戸東京野菜の授業は、
まず3年生の授業を行っている。
4年生は、江戸東京野菜の拝島ネギ栽培授業を、2月に実施予定だが、
それ以前に拝島ネギの給食が出ることから、
その一日前に拝島ネギの授業が計画されていた。

4年生は2クラスあることから授業は、体育館で行われた。






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授業では、パワーポイントをステージ上のスクリーンに写して
説明を行った。

初代保存会会長の鈴木勇作さん。

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拝島ネギは、昭和の初めに水戸から拝島にやってきたネギで、
拝島の気候風土にマッチして、長年の栽培の中で、拝島ネギとなった。

肉質は柔らかく、生では辛味が強く、加熱するととても甘い
しかし、病気や風に弱く、しだいに栽培されなくなった。
昭島の農業の未来のために、拝島ネギの復活に取り組んでいる。



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2021年12月07日

江戸東京野菜の「江戸千住葱」の「立ちまるき」は、「太刀まるき」だった。


昭和の時代、正月の葱問屋には、初荷用の「大束まるき」が、
産地の生産者などから集まる。

初荷として取引のある、青果店や老舗のすき焼き店など、
ネギをたくさん使う料理店の店先を飾ったものだ。




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この千住ネギの大束まるきは、世田谷の等々力農振会の皆さん
2009年まで奉納していたものだが、最近は、奉納されなくなった。

ネギを栽培する農家が少なくなったのか、
それとも大束まるきの技術を持った方が、いなくなったのかだ。

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昭和の初めまでは、葱問屋が初荷に向かう前の風景である。
この、「大束まるき」の技術だが、
下の方のネギがつぶれないように作るのが技術だ。

浅草葱善の田中庸浩社長に伺うと、毎年、浅草神社に奉納している。

「大束まるき」は、木枠の中に寝かせてそれを縛ってを作るが、
浅草神社では、木枠のまま奉納して、お下がりを福分けしている。
お下がりが配りやすいからだ。
横浜の牛鍋処 荒井屋にも、初荷で持って行っている。

越谷ねぎでは「扇ねぎ」として販売している。

大束まるきは、大きさに合わせてこの木枠を作り、
まるく(束ねる)わけだ。



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2021年12月05日

東京でも、葉ネギの「ネギラーメン」を出す店があった。旨くて、癖になりそう!


大学1年(50数年前)の時に、全国から集まった仲間と雑談をしているときに、関西から来た友人の一人が、
「昨日は損した!」というような事を、関西弁で話し始めた。

何でも、始めて行ったラーメン屋で、ネギラーメンを頼んだら、
真っ白なネギが出てきた。

「えぇ!
これはネギラーメンとちゃう」とびっくり。

気持ち悪かったから、ネギを除けて麺だけを食べてきた。
「損した! 」という。

この話、江戸東京野菜の講座でも紹介しているが、
関東と関西の食文化の違いを、ネギを例に話している。

昨年、「葱サミット2020 in大阪」で、出品された関西のネギは
どれも葉ネギだった





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根深ネギを斜に切っている。千住ネギだろうか、

上の画像をタツプする
彼が期待していたのは、
葉ネギ(写真右下)のネギラーメンだったようだ。



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2021年11月28日

明治神宮の新嘗祭に、今年も江戸東京野菜の「江戸千住葱」を浅草葱善が奉納した。


11月23日(火)、明治神宮の新嘗祭には、各県を代表する
農産物が奉納されるが、今年も浅草葱善の田中庸浩社長は、
五穀豊穣、商売繁盛を祈願して江戸東京野菜の「江戸千住葱」を、
太刀まるきで奉納した。





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御社殿西回廊に奉納された「江戸千住葱」。

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奉納された「江戸千住葱」は、
足立区興野の内田宏之さん(江戸千住葱保存会会長)が
栽培したもので、無農薬、無化学肥料で栽培されている。

尚当日は、JA東京グループの宝船が、南神門の両サイドに、
参拝者を迎えるように奉納され、
東回廊にもたくさんの宝船が奉納されていた。

2021年11月04日

足立区立栗島小学校の3年生が、地元の伝統野菜・千住ネギの定植授業を行った。


足立区農業委員会が、足立区立の小学校を対象に実施している
「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」は、今年から
栗島小学校(淵脇薫校長)の3年生 が加わり、6月に播種が行われた。

夏休み明けには、定植ができる状態だったが、天候や学校行事等で
11月になってしまったが、2日に定植授業が行われた。





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農業委員会からは、荒堀安行会長と地元からは、吉田勉委員の2人、
足立区産業振興課農業振興係からは、篠崎努係長と
係員の築出大典さんと、川合真由さんの3人が対応した。

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荒堀会長の挨拶で、苗の抜き方について説明があった。
吉田委員は、大きくなった苗を抜いて見せた。



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2021年10月30日

足立区立千寿双葉小学校の4年生が「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」で定植作業を行った。


足立区農業委員会(荒堀安行会長)が足立区立の小学校6校を対象に
実施している「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」は、
定植授業が区立千寿双葉小学校(三宅文夫校長)で行われた。

7月に実施した4年生3クラスによる種まきの結果、プランターに
発芽した苗を抜き取り、菜園に定植する授業は、
農業委員さんの指導によって行われた。







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実施している足立区立の6校の内、千寿双葉小学校では予定日が
雨に降られてしまったことから、定植授業は延期され、
遅くなってしまったが、28日に授業は行われた。

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当日は、農業委員会からは、荒堀会長と内田宏之委員、
足立区農業振興係
り濱中正二係長と係の築出大典さんが
対応された。



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2021年10月18日

拝島ネギの事前の視察に、拝島ネギ保存会会長の圃場を見せてもらった。


江戸東京野菜コンシェルジュ協会の顧問をお願いしている
向笠千恵子先生から、江戸東京野菜のネギについて様子を
見たいという電話があった。

何でも、近いうちに多摩の方に行くので、
拝島ネギの生産者と話ができないかという

新型コロナの感染拡大が始まった昨年の2月から、
各種イベントが中止になったことで、向笠先生には
ご無沙汰をしていた。

今週は、予定が入っていてご案内できませんが、拝島ネギ保存会の
木野秀俊会長に会えるようにしておきますと言って電話を切った。





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朝から、小雨が降っていた。
木野会長のお宅は、今年1月にJA東京みどりの原省三さんに
連れてきてもらっていた。

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木野会長は家におられたので、向笠顧問の件をお願いすると、
快くお引き受けいただいた。

折角来たので、屋敷横の圃場にあるネギを聞いてみると、
拝島ネギだと云うので、見せてもらった。

土寄せは、まだ1回だと云うが長く伸びた葉は柔らかく、
1か月前の台風14号の被害もなかったという。


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2021年10月13日

足立区立西伊興小学校の5年生が、地元の伝統野菜・千住ネギの定植作業を行った。


足立区立西伊興小学校(金田耕一校長)が実施している5年生による
「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」は、7月に千住ネギの歴史の他、
種まきも、班ごとに行ったことは報告した。


5年生(3組)が行った種まき後の栽培管理がよく行われていて、
順調な生育を見せていたことから、
8日(金)足立区農業委員会(荒堀安行会長)の指導のもとに、
定植作業が行われた。

尚、当日は、茨城県を震源とする震度5の地震があったことから、
朝のニュースを見ていたが、日暮里からの舎人ライナーが
不通になっている以外、西武線、山手線、常磐線、東武線とも
運転していたのて7時に自宅を出た。






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授業の開始30分前には、同校に到着したが、農業委員会からは
荒堀会長の他、地元の農業委員として、鈴木博利委員、
横山恭臣委員、産業振興課農業振興係の築出大典さんが、
参加された。

同校の圃場は、かつて稲作を行っていた場所で、
生徒が一度に入るには狭いので、端から順に定植場所を堀り、
支柱で穴を掘っていった。



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2021年10月07日

区立保木間小学校の4年生が、地元の伝統野菜・千住ネギの定植作業を行った。


足立区農業委員会(荒堀安行会長)が、教育委員会(大山日出夫教育長)
の協力をえて実施している「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」は、
現在6校で実施しているが、
今回は保木間小学校(金泉隆一校長)4年生の定植の授業が行われた。

足立区の千住ネギの授業は2015年に3校で始まったが、
区内の教育関係者の間で注目されていたことから、2019年
保木間小学校では当時の巻島正之校長が千住ネギの授業実施の
要請を農業委員会に行ったたことから始まった。





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当日は、10時40分からの授業であったが、農業振興係の築出大典さん
とは竹ノ塚駅10時の待ち合わせで伺った。

農業委員会からは荒堀会長を始め、宇佐美一彦委員、横井善彦委員
足立区産業振興課農業振興係からは
坂田茂主任、築出係員が菜園の定植準備に取り掛かった。

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畝を掘って、そこに生徒たちが、苗を植えやすく太めの支柱で
穴をあけていった。



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2021年10月01日

足立区立栗原北小学校で、足立区農業委員会が行っている「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」は定植授業。


足立区立栗原北小学校(吉田益巳校長)において、
足立区農業委員会の指導で行っている
「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」は、2015年から引き継がれ

今年は夏休み前に5年生の先輩から種を受け継いだ
4年生が種まきを行ったことは紹介した。

プランターに蒔かれた千住ネギは苗として生育し、菜園への
定植作業が、9月24日に農業委員の方々の指導で行われた。






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農業委員の方々は、荒堀安行会長の他、地元の、鹿濱コ雄委員と、
寳谷実委員で・・・、

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授業前に来て、菜園にネギを定植するため、深く溝を掘っていた。

授業では、鹿濱委員と寳谷委員が、プランターから
上手に抜く方法などを教えていた。

柔らかい苗は、力を入れるとちぎれてしまう。
白いネギの根を切らないように・・・



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2021年09月25日

江戸東京野菜の「拝島ネギ」が栽培されている地元昭島の小学校でも食育授業が始まる。


昭島市立中神小学校(松井茂校長)の杉本幸司副校長から
拝島ネギの話をしてほしいと依頼された。

杉本副校長が前任校の市立拝島第二小学校時代に、
3年生に「昭島市の農業」について話をしていたが、当時から、
昭島市の伝統野菜として拝島ネギがあることを紹介していた。

中神小学校の地域は、かつての中神村と宮沢村で、宮沢地区には、
拝島ネギ保存会の元会長の鈴木勇作さんがお住まいで、
後継者の寿昭さんのお子さん(5年生)が通学されているという。

そこで、杉本副校長は、寿昭さんを訪ねて4年生に拝島ネギの
栽培指導を依頼したところ、快諾をいただいたと伺った。

これまで、江東区立第五砂町小の砂村ネギは夏休み明けに種蒔きを
足立区立の6校では千住ねぎの種まきは夏休み前に実施してきた。

しかし拝島ネギについては、寿昭さんの指導で、拝島の生産者と
同じように、来年2月に種まきを行うことになった。





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今年は、収穫期の12月に昭島市学校給食共同調理場で給食になり、
昭島の12校中、8校で食べる。

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給食の前後辺りで、4年生に対して拝島ネギのお話をする予定だが、

3年生の担任の先生から、4年生で拝島ネギを学ぶ前に、
江戸東京野菜の総括的な話を、分かりやすく話してほしいとの、
リクエストがあったことから、先日、生産者の代表として
寿昭さんにお会いして話を聞いて、写真を撮ってきた。

鈴木さん宅の農地は、水田を含めて4か所、離れたところにある。
この農地(上川原1丁目)では、里芋とネギが栽培されていた。

11月収穫の拝島ネギの他、
10月中旬から2月下旬のホワイトスター(タキイ)、
11月から3月収穫の一翠太(カネコ)、1月〜3月収穫の冬扇(サカタ)と、
4種類のネギを栽培していて順々に収穫していく。

宮沢1丁目の圃場には何度か行っているので
ハウス4棟が建っているのは知っている。

小松菜、トマト、キュウリを栽培しているというので、
鈴木さんに了解を得て、1人ハウスに向かった。


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2021年09月20日

練馬の井之口喜實夫さんの千住ネギの畑に寄ったが、万全の態勢で台風を待っていた。


迷走した台風14号は、温帯低気圧、日曜日は強雨に要注意だった。

台風が18日に松山付近に再上陸とのニュースに、愛媛の宮本さんにメールをしたが、しばらくして被害はなく通過したと返信があった。

それに先立ち土曜日の昼頃に、練馬の井之口喜實夫さんの畑に寄った時には、万全の態勢で台風を待っていた。
井之口さんが、目白通り沿いの、キャベツ畑は南側に千住ネギを定植していたことは報告したが、





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井之口さんと勇喜夫さん親子は、これまでの経験から、
風対策(最初の2017年対策)を取っていた。
すでに南風対策で、畝は南北に切っていたから風対策は適切だし

上の画像をタツプする。
両サイドからビニール紐で柔らかい千住ネギの葉を補助した。

お陰様で、台風は温帯低気圧に変わって、風は思いの他
弱かったから被害はなかった。


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2021年08月26日

昭島市立中神小学校が拝島ネギの栽培授業に取り組む方針が決まった!!。


先日、昭島市立中神小学校(松井茂校長)の、杉本幸司副校長を訪ねて、同校の菜園を見せていただいたことは報告した。

菜園は良く管理されていたことから、昭島市の伝統野菜「拝島ねぎ」の栽培も十分できるとの感触を持ったことと、昭島市では同校を含めて8校に給食で拝島ねぎが使われていることから、栽培についてお話をさせていただいた。

年度途中のため、年間指導計画との関係で、問題は残っているとの話も分かる。

一昨日、杉本副校長に電話をすると、校長先生のご理解を頂けたというので、早速校長先生にご挨拶に伺った。

松井校長には、これまで小学校での江戸東京野菜の授業などについてお話をさせていただいたが、「地域の伝統野菜を題材として学校教育に取り入れることは重要なことです。」とのお考えを伺った。
心強い限りだ。






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1年生の担任で食育リーダーの蔭山ゆきな教諭(写真)が、江戸東京野菜に前から注目していたという。
「江戸東京野菜の物語」も読んでいただいたようだ。

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校長先生のお考えを伺ったので、別室で2学期から実施する場合の考え方を、杉本副校長にお伝えした。
ネギの栽培は、過去の事例では、遅くとも9月中に播種をする必要がある。

杉本副校長のお考えでは、4年生の授業で「命をつなぐ拝島ネギの栽培授業」を行い。
3年生の担任の先生からは、児童に江戸東京野菜の話を聞かせたいという希望もあるという。


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