府中市西府の石川孝治さんが府中御用うりの栽培に取り組んでいただいたのは昨年で、初めてだったので、うどんこ病に悩まされたが、無農薬栽培をつらぬいた。
今年は、その経験を生かして、地元府中市立本宿小学校園芸クラブの栽培指導と、市立小柳小学校への苗の提供、先日は府中御用うりの果実も提供していただいた。
今年は、降雹の被害にあい、タネのまき直し、さらに、夏休みに収穫されるのではと、2学期になってから、生徒たちに食べてもらおうとの、7月末になってから再び種をまいてくれた。
石川さんは先日、読売新聞多摩版に掲載されていたので知ることができたが、昔、石川家のご本家で栽培していたことから、
難しいとされる府中市伝統のマクワウリを栽培しようとトライしてくれたのだと云う。
石川さんの思いを知って嬉しくなった。
来年度も「府中御用ウリ」の栽培や小学校への指導を続けていただけるということなので、来年度は更に希望校や農家、栽培したいとする市民を増やし、名実ともに府中市の歴史を伝える江戸東京野菜に育てて行こうと決心をしたところだった。

ひょんなことから話は展開した。
かつて、JAマインズの職員だった小牧利夫さんを知っているかと、石川さんに聞かれた。
小牧さんは、20年も前に府中市内で、「御前栽瓜」として真桑ウリを栽培、味噌漬けにして販売した実績があり、現役時代に世話になった方だ。
その小牧さんが、現在、本宿小学校の南側で全国農業体験農園を開いて、園主として利用者に栽培指導をしているというので、畑に案内してもらった。
70アールの農地は、小牧さんの耕作地と体験農園に分けてあった。
上の写真をクリックする20年ぶりの再会だった。
小牧さんは、良く管理された畑を案内してくれた。
先日、立川駅前のビルで、全国農業体験農園の園主さんたちに、
江戸東京野菜の話をしてきたが、小牧さんは来ていなかった。
そのことを聞いてみると、当日は用事があったようで、江戸東京野菜の最近の様子は、良く知っていて、石川さんが読売新聞多摩版に掲載されたことも知っていた。
農機具置き場や、収穫篭などが利用しやすいように並んでいた。
利用者の方々何人か、夕食のおかずにするのか収穫に来ていた。
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