2013年10月09日

「内藤とうがらしプロジェクト」が作った” 内藤とうがらしの歌 “と、” 紙芝居 ” 。


2008年の4月に、成田重行先生に頼まれて、江戸東京野菜の話をしたことがあったが、その後、「内藤とうがらし復活運動」を2010年1月に発足した。

新宿各地域の皆様の熱い思いと積極的な行動で年々その輪が広がってきているのは、端から見ていても伝わってくる。

今年は、苗を総数で3千本以上配布したと伺ったが、多くの新宿区民が内藤とうがらしにふれ、楽しんでいるようだ。




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先月29日、新宿区立大久保公園で「第9回 歌舞伎町農山村ふれあい市場」で、内藤とうがらしを初め、内藤カボチャや、本田うり等を展示するからと、お誘いを受けていたが、先約があって失礼したことから、このほど、先の農山村ふれあい市場での情報を伝えていただいた。

何でも、紙芝居「内藤とうがらし復活物語」と「内藤とうがらしの歌」、そしてキャラクターを発表したという。

「内藤とうがらし復活物語」の初演は、当ブログで紹介しているが、さらに推敲を重ねた原稿を送ってくれた。 上の写真をクリックする

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2013年08月20日

「あっぱれカフェ」、10月6日(日)は、早稲田ミョウガと内藤唐辛子がテーマで、メニュー創作のために宮寺農園へ


NPO法人ミュゼダグリが実施している「あっぱれカフェ」、10月6日(日)は、早稲田ミョウガと内藤唐辛子がテーマ。

このほど、「あっぱれカフェ」の料理を担当している、酒井文子さんと、上原恭子さんが、内藤とうがらしを栽培している、小平市の宮寺光政さんの畑を訪ねていた。




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宮寺農園は、内藤とうがらしと早稲田ミョウガを栽培していることから、訪ねたもので。

宮寺さんは、都立園芸高校からいただいたタネで、鉢植えの内藤とうがらしも作っていて、色づいた鉢植えは、当日のディスプレイ用にいただいた。


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2013年06月22日

内藤とうがらしプロジェクトリーダーの成田先生の要請を受けて、江戸東京野菜として決定を目指す。


5月の初めに、内藤トウガラシで新宿のまち興しを推進している、成田重行先生(NPO法人 おいしい水大使館 内藤とうがらしプロジェクトリーダー )から、内藤トウガラシのタネを預かった。

何でも、新宿のまち興しで、歴史を調べて行ったら、内藤とうがらしに行きついたそうで、当時の原種に近い種をあちこち探し、2010年に、筑波にあるジーンバンク(独立行政法人・農業生物資源研究所) にあることがわかり、その原種に近い種を隔離して栽培してきたという。

しかし、内藤トウガラシが有名になると、「内藤トウガラシ」と称して、あちこちで便乗したものが栽培されるようになり、それを避ける意味でもぜひ、採種や苗づくりの生産者を特定できないかと、云うことで生産者のご紹介を依頼された。



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現在、内藤とうがらしは、2人以上の生産農家がいないことから、江戸東京野菜としてまだ決定されていないこともあり、それらも解決したいのが成田先生のお考えのようだった。

練馬の渡戸秀行さん、小平の宮寺光政さんに相談したところ、渡戸さんが苗床があるから作ってもいいということで、宮寺さんも渡戸さんにお願いするということになった。


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2013年05月15日

新宿のまち興しに取り組む皆さんが、内藤唐辛子の定植作業に励む


内藤とうがらしプロジェクト リーダーの成田重行先生が、指導して始まった「内藤唐辛子」による新宿のまち興しもすっかり定着して、連休明けの気候が安定した日時を選んで、内藤唐辛子の定植作業が行われた。

 成田先生は、先日「リーガロイヤルホテル東京」で東京野菜カンパニーが実施した東京産野菜販売会のプロデュースをしていたが、その時に、定植作業を実施するからとお誘いを受けた。



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京王線の仙川駅で待ち合わせて、圃場に伺ったが、メンバーには先日お会いした七味唐辛子売り口上の上島敏昭さんも参加されていた。

15分ほどで、宍戸啓昭氏(71歳) が農楽道を実践している圃場についた。

上の写真をクリックする
圃場周辺は、農家が相続で手放した農地で、そこには新築の住宅が並んでいた。


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2013年05月05日

大型連休後半、 リーガロイヤルホテル東京で「東京野菜フェア」が始まった。


早稲田大学の敷地に建つリーガロイヤルホテル東京で東京野菜フェアが5月1日から開催されるというのは、当ブログで紹介した。
同ホテル営業企画チーフの伊東菜緒子さんに連絡を取って伺った。



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少し早く着いたので、昔友人の結婚式で来た時に、同ホテルから「大隈庭園」を見下ろしたことがあったので、伊東さんに頼んで、テラスに案内いただいた。



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2013年02月03日

新宿区富久町に東京野菜が食べられるダイニングカフェ” 結・YUI ” がオープン


新宿のまち興しに尽力されている根本二郎さんから、ダイニングカフェ” 結・YUI ” のお披露目会のご招待をいただいた。
根本さんは、福島県いわき市出身で新宿の区議会議員をされておられ、新宿の伝統野菜・内藤トウガラシを地域のみなさんと一緒に栽培普及をされておられる。

一昨年の大震災発生により、以来出身地の福島をはじめとする東北の復興支援に誠心誠意取り組んでおられ、一昨年、三國清三シェフが企画した「増毛deナイト」でお会いしたところを、当ブログでは紹介している。



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新宿区にも被災地出身の方々が大勢お住まいになっていて、根本さん(写真左)と共に支援活動をされている、「陸前高田ふるさと大使」で大久保でお仕事をされている大坂周平さん(写真右)もお祝いに駆けつけておられた。

上の写真をクリックする

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2012年04月09日

新宿区立大久保小学校4年生達から「江戸東京野菜を教えてくれて・・・」の文集が届いた。


新宿区立大久保小学校の兼元由香利先生から4年1組(H23年度) の皆さんの、お礼文集「大竹道茂さん」と、「花よりカレー! レシピ」が届いた。

同校の4年1組(各学年とも1クラス) は内藤唐辛子やウコンを育てる活動で、親子3代同校の卒業生・大久保商店街の和菓子屋さん(岡埜栄泉) とコラボで、唐辛子入りのおまんじゅうを作ったのをはじめ、江戸東京野菜を使ったカレーライスづくり、そして、今回は「世界9ヵ国のカレー作り」と、今までいろいろな学習をしているが、江戸東京野菜を使ったカレーパーティは当ブログで紹介している。



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上の案内状をクリックする。
送っていただいた「花より! レシピ」。
最後に、「皆さんも是非、このレシピから工夫して自分の好みの味わいや香り、色の「オリジナルのカレー」を作ってみてくださいと書いてある。

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2011年12月17日

大久保小学校の「笑顔になれる! 江戸東京野菜カレーパーティー」は、新宿中村屋のシェフが指導。


新宿区立大久保小学校の4年1組から「笑顔になれる! 江戸東京野菜カレーパーティー開催」の案内状が届いた。
この前はありがとうございました。
おかげで江戸東京野菜の事がわかりました。
おいしいカレーを作ります。と河野龍太郎君の添え書きがあった。




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クリックするとるパーティー会場。


区立大久保小学校での江戸東京野菜の取組は、先日、伺って沢山の質問をいただいたことは当ブログで紹介した。

その後、カレーのルーを作るのを、カリーの老舗「新宿中村屋」にお願いして、先週同校の「家庭科室」で作ったことで15日の、カレーパーティとなったもの。


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2011年12月04日

新宿区立大久保小学校で充実した「江戸東京野菜」の授業は、質問攻めに驚き。


11月下旬に、新宿区立大久保小学校4年( 担任 兼元由香利先生 )の平田宗也くんから電話をもらった。
「今僕たちは、総合学習の時間で江戸東京野菜を調べています。いろいろ分からないところがあるので、学校に来て教えてもらえませんか」と言うものだった。



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同校で栽培されている内藤トウガラシの八房種とウコン。


内藤トウガラシが栽培されていた、「内藤新宿」の「内藤」は、信州高遠藩の内藤家の屋敷があったところからその名がある。

 初代の内藤清成は馬術の名手で徳川家康から、「馬で一息に回ってきた範囲の土地を屋敷として与える」と言われ、草深い西へ、大久保、さらに南へ代々木、そして東へ千駄ヶ谷、四谷を回って家康のもとに戻ってきた。
そこで与えられたのが、現在の新宿御苑の広大な土地が屋敷となった。

後に、その屋敷内で栽培されたのが、内藤トウガラシと内藤カボチャだ。


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2011年10月23日

「薬研掘りの七味唐辛子」を見掛けたので、大辛を注文。


日本橋小伝馬町・宝田恵比寿神社の「べったら市」の参道に、「薬研掘りの七味唐辛子」を売っていた。

身なりが本格的なので、しばし立ち止まって見ていたが、口上が聞きたくて、一袋大辛を頼んだので聞くことができた。




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上の写真をクリックする
親爺は、口上を述べながら、ボウルをスプーンで叩き拍子をとりながら混ぜ始めた。

まず、四国は讃岐の名産、八房。
次は、紀州は有田は名産、みかんの皮を干しました一名をチンピと申します。
続いて入りますは、江戸前大森からは松林の青海苔と。・・・・・

と云っていたが、江戸の頃は「まず入りますは、お江戸は内藤新宿の八房の唐辛子」と言っていたようだが、残念ながら「内藤新宿」の名は出てこなかった。産地偽称になってしまうから仕方ない。

この模様は、後日、You Tubeで流れた。

2010年11月19日

新宿 岡埜栄泉」 赤い皮がちりばめられて美しい「内藤トウガラシ饅頭」は奥が深い。



新宿区立大久保小学校の学童が栽培した内藤トウガラシ(八つ房トウガラシ)を、地元の老舗和菓子屋(新宿 岡埜栄泉)と共同開発して、饅頭ができたことは、すでに当ブログで報告してある

その後、第二弾として赤くなった内藤トウガラシを岡村理絵先生からいただいて作った内藤トウガラシ饅頭が、期間限定で販売をはじめたとメールをいただき、昨日、女将の小川美佐子さんから届いた。

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この饅頭をひとくち口に含み、上品な甘さをしばらく楽しむと、生地に練り込んだトウガラシの皮が、ベストマッチでじんわりと辛さが伝わってくる。
しかし、甘さを邪魔するようなことはない。

辛さで口の中が暖かくなるのがわかる。
トウガラシの饅頭と云うことで、それなりに身構えて食べていたので、驚くことはないが、期待通り後からのじんわりを楽しめ、これまでにない饅頭の奥深さを感じてうれしくなる逸品に仕上がっている。



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2010年10月15日

内藤トウガラシを栽培した大久保小が老舗店とコラボでスイーツ開発 !

新宿区立大久保小学校で内藤トウガラシの栽培がされていることは、8/28の追録で紹介しているが、


また、岡村先生から情報をいただいた。

新宿区大久保の小さな花園に,小さな赤いじゅうたんができました。
赤い実がごっそりなっていて,とてもきれいです。

収穫した内藤唐辛子を使って,地域の老舗和菓子屋「新宿岡埜栄泉」と大久保小学校の4年生が唐辛子スイーツを共同開発しました。
「内藤唐辛子そばまんじゅう」と「内藤唐辛子かすてら(アンコ入り)」
です。


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2種類500個を10月11日の大久保祭りで子ども達が販売しました。
ものすごい売れ行きで,1時間半ほどで完売・・・。

地域の方や学校関係者,新宿区長まで買ってくれました。
好評につき,期間限定で店でも販売してくれることになりました。

 内藤唐辛子を通じて,地域の輪が広がっています。
嬉しいので報告させていただきました!


と言うもの、それは嬉しいでしょう、私もうれしいのでブログに掲載させていただきました。




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2010年08月28日

新宿御苑で開催されるイベントに「スローフード江戸東京」が内藤トウガラシをブース展示。

友好団体として親しくさせていただいている「スローフード江戸東京」の成田重行リーダーからお手紙が届いた。

「スローフード江戸東京」は内藤新宿の伝統野菜「内藤トウガラシ」を、会員や新宿区民に苗を配布して栽培させ、その復活栽培を楽しんでいる。

この復活を多くの方々に知ってもらおうと、28日(土)、29日(日)の両日、内藤トウガラシが生まれた新宿御苑で開催される「新宿御苑 GTF グリーンチャレンジのつどい 2010」〜いのちと暮らしを支える生物多様性〜 において、内藤トウガラシのブースを出すという。

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このトウガラシ、三鷹の星野直治さんが成田リーダーから依頼されて栽培している「八房種」。
星野農園を訪問した 日本橋の老舗「てん茂」さんの奥田氏が撮影したもの。

「スローフード江戸東京」は今年1月中旬に新宿御苑で、「 内藤トウガラシ展」を開催した。

私も江戸東京野菜のお話をさせていただいた。

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2010年04月24日

江戸東京野菜 スタディー

今年の1月、新宿御苑インフォメーションセンターのアートギャラリーで、「内藤トウガラシ」のイベントが、「スローフード江戸東京」と「新宿御苑」の共催で行われた。
栃木県の「大田原とうがらしの郷づくり推進協議会 会長 吉岡博美氏」が講演をされたが、同氏のおじいさんが、小金井出身というご縁で、NPO法人ミュゼダグリでは「スタディ&カフェ」の講師としてお招きした。

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江戸の頃、内藤トウガラシ(八っ房)は、内藤新宿から大久保に向かって、絨毯を敷きつめたようだったと伝えられているが、このような光景だったかもしれない。八っ房のトウガラシを品種改良した 栃木三鷹(サンタカ)の景観(大田原)。 


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