2024年09月20日

三鷹の大沢わさびは三鷹市が増殖に取り組んでいるが今年からICUのわさび田でも始まった。


三鷹の大沢わさびは、今日では絶滅してしまった江戸時代の希少な
在来種だったことが2021年に分かったもので、三鷹市では生涯学習課の
下原裕司主査学芸員が復活に取り組んでいて、大沢のわさび田は勿論、
調布市の都立農業高校のわさび田でも、培養苗の栽培を行っている。

三鷹大沢わさびボランティアに加えていただいているので、
生涯学習課から情報は頂いていて、2024年から野川の上流に当たる、
国際基督教大学(ICU)の、敷地内にあったかつてのわさび田で栽培が
始まり、6月には野川公園のわさび田でも、栽培が始まった。



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上の画像をタップする
これまで都合がつかなかったが、
17日の作業日にICUのわさび田に行ってきた。

校内の、T館(トロイヤー記念アーツ&サイエンス館)1階に9時半集合、
初めてだから校門の所で下車したので、T館までずいぶん歩いた。
学生は校内を自転車で、離れた教室に移動していた。
T館には三鷹市生涯学習課の職員とICUの堀内さん、他6名が参加。

ICUのわさび田の開墾は、同大と三鷹市の包括連携協定に基づいて
実施されている。


ワサビ田のある泰山荘は日産財閥重役をしていた実業家の山田敬亮氏が
昭和の初めに建てたもので、昭和15年(1940)には山田家から
中島飛行機会社(現富士重工株式会社)に売却され、戦時中は同社の
創業者である中島知久平氏の住居として使用されていた。

ICUは、戦後の昭和25年(1950)に広大な敷地を購入している。



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2023年10月18日

「三鷹まるごと博物館ボランティア」の協力によって "わさびレシピ開発会議"が行われた。


三鷹市生涯学習課では「三鷹まるごと博物館ボランティア」の協力に
よって、今年も恒例の「水車・古民家まつり」が10月14日(土)
15日(日)に開催された。

まつりでは
1 わさび田見学ツアー
(わさび田写真をAIによりカラー化したものを新たに追加)
2 わさびレシピ提案とわさびレシピ写真展示
3 わさびを使った料理(一口サイズ)の試食
4 昔遊び
5 季節の草花(地図及び展示)
等が予定れていて、その中で「わさびレシピ開発会議」が行われた。

わさびレシピ開発会議に出席したかったが、先約があったので、
わさびサミット2022にも参加した、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の
松嶋あおい理事にお願いした。





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わさびは、小菅村産を利用したそうだ。

上の画像をタップする
下原裕司主査学芸員は、2のわさびレシピ提案について、
三鷹大沢わさびが、順調に育成したら、どんな食べ方をしたいか?
を参加者から聞き出す企画です。

提案を引き出すために、
まずはボランティアの皆さまから、わさびレシピの提案を募集します。
凝ったレシピは大歓迎ですが、シンプルなものでも結構です。


また3では、それらのレシピを参考に、
三鷹大沢わさびの葉を用いるなどした、一口サイズの試食メニューが
提供できないでしょうか?


三鷹市大沢のわさびが、食べられるようになる以前に、
わさびのレシピを作っておこうという。先手を打った取り組みだ。


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2023年06月10日

三鷹大沢わさびの定植作業に地元の市立第七中のボランティヤ志望の生徒が活躍してくれた。


5月27日に、市民参加の三鷹大沢わさびの定植作業が
行われたことは、報告したが、

6月3日には、地元大沢の三鷹市立第七中学校から生徒に
ぜひわさび植付を体験させたいとの要望がありました。
と下原裕司主査学芸員(三鷹市生涯学習課)が話しておられた。

同校の校庭は、南ゾーンにあるわさび田の
上の台地(国分寺崖線)にあることから
校庭に振った雨水はわさび田を潤している。

それに比べ古民家のある北ゾーンと中央ゾーンは、
上の住宅地に降った雨は下水管に流れ込んでしまうため
湧水量は激減してしまった

当日の午前中は、わさび田定例作業だが、午前中強い雨の予報のため、午後からに変更になった。





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作業には、市立第七中の広瀬副校長が生徒7名を連れてきていた。

上の画像をタップする。
同校ではボランティア活動を奨励しているが、生徒に今日来た理由を
聞くと、「三鷹大沢わさびの植え付けの話があったので参加した」と、
吹奏楽部とバスケット部の生徒が語ってくれた。

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2023年06月04日

三鷹市「わさび植付、ガイドツアー」は実施され、大盛況のわさび植付作業だつた。


三鷹市が三鷹大沢ワサビの定植作業を市民から募集したことは
ブログに掲載して支援した。

5/27(土)の午前中に、三鷹市「わさび植付、ガイドツアー(200円)で
実施したもので、
市民60名が参加して、南ゾーンに250株か定植された。
箕輪家の古民家で行われたガイドと、
その後の三鷹大沢ワサビの定植作業を手伝った。




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参加者の前には、3月に定植された、ワサビがしつかりと根を張り
大きな葉を広げていた。

上の画像をタップする
しかし、毛虫に食われた穴が無数に空いているのも
目立っていた。




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2023年05月20日

5/27(土)の午前中に三鷹大沢ワサビの定植作業をお手伝いください


江戸時代の絶滅したワサビが発見された !!

三鷹市では、ボランティアを募って復活に向けて取り組んでいます。
江戸東京野菜の「三鷹大沢ワサビ」を江戸東京・伝統野菜研究会でも
支援しています。




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5/27(土)の午前中に、三鷹市では
わさび植付ガイドツアー(200円)を行います。

多くの人にわさびの苗の植付に参加してもらう企画です。
残り1週間ですが、多くの方に呼びかけています。

★お知り合いの方々に、ぜひお声がけをお願いします。
「三鷹大沢わさび植付とガイドツアー」
令和5年5月27日(土)10時〜正午
生涯学習課までお電話かメールで、登録してください。

★当日9:30に古民家前までお越しください。
三鷹駅南口より小田急バス(鷹52)で竜源寺まで25分
多くの方のご参加をお待ちしています。

残りのわさびは一昨日無事届き、今は湧水の場所で、
故郷三鷹の水に慣れてもらっているところです。
順調に培養が進み、約1200株が届いています。
予定より300株多いので、みなさんのヘルプが必要です。

どうぞよろしくお願いします。
○○○○Θ○○○○○○○○Θ○○
181-8555 三鷹市野崎1-1-1
三鷹市スポーツと文化部生涯学習課
tel 0422-29-9862
fax 0422-29-9040
e-mail: shogai@city.mitaka.lg.jp
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2023年03月06日

三鷹大沢わさびの定植作業の案内を頂いたので、記念すべき作業に参加した。


このところ1月、2月と先約があって欠席してしまったが、
三鷹大沢わさびボランティアの生田清敏さんから情報を頂いていたから
様子はわかっていた。

3月には行こうと、早めに日程を抑えていた。
数日前に三鷹市生涯学習課の下原裕司主査学芸員から案内を頂いたが、
4日の作業内容は、わさび田の清掃、耕し、基準杭の設置、
水温計測、移植等だという。

また、生涯学習課の広報紙「みいむ」5号に作業の様子を
掲載するので写真を撮るという。





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江戸時代のワサビは、全国的に絶滅をしているが、それが三鷹市大沢に
残っていたと云うので、熱心な市民ボランティアが集まっている。

計画では、培養苗1000株を定植することになっているが、
依頼している徳島の(有) 新居バイオ花き研究所からは
生育が遅れていると云うので、今回は104株だったが届いたと、
下原主査学芸員が持ってこられた。

上の画像をタップする。
ワサビのバイオ苗は、優良品種の大量増殖として活用されるが、
三鷹大沢のワサビは、花が咲くのが少ないとか、根の部分が
小さいとか、江戸時代の苗だから条件は異なるが、貴重な
遺伝資源をそのまま増殖することになったもの。




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2023年01月16日

三鷹大沢ワサビの情報に、長屋王家木簡広報人を名乗る久保功先生が、委佐俾(わさび)に関する資料を送って頂いた。


三鷹市大沢の箕輪家が江戸時代から栽培していたワサビは、ボランティアとしてわさび田の整備のお手伝いをしている。

この所、先約があって、1月7日の作業は欠席したが、三鷹まるごと博物館市民リポーターGr
「チームわさび」世話人の生田清敏さんから、定例のわさび田作業の様子を伺ったが、古民家ワサビ田のお掃除をされたそうだ




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箕輪家がワサビ栽培をやめた後も生き残った三鷹大沢ワサビ

2月の定例作業日には、現在培養をしている苗、1000 株のうち 300 株
程度が、納品される予定だそうで、2月4日(定例作業日)は、実験ワサビ田を耕して、植え付けの準
備をすることになるだろうとの、ボランティア通信を送って頂いた。



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2022年10月10日

三鷹市が実施する、令和四年度水車古民家まつりで「三鷹大沢わさび」の写真を撮ってきた。

三鷹市が実施する、令和四年度水車古民家まつりは、現地三鷹市大沢の
水車経営農家と、古民家で、8日、9日で行われた。

8日は、水車の見学の予約を入れていたので、11時に到着した。

前週の10月1日(土)に、三鷹市大沢のわさび田で一斉作業を実施したが、「三鷹大沢わさび」を、江戸東京野菜のポスターなどに掲載する
写真を撮るために、コンシェルジュ協会の福島秀史理事が来ていた。

三鷹市では、水車古民家まつりで、市民の皆さんにお見せする、
わさびを撮ってほしいということだった。

福島理事は9日に撮影に来ると云っていたが、三鷹市生涯学習課の
下原裕司主査学芸員は、展示の準備をしていた。




上の動画は 拡大.JPG右向き三角1を押す。


古民家の裏にある、北ゾーンの一角に展示用の
テーブルが置かれていた。
何でも、ポスターに掲載されるから、古民家にお住まいだった、
箕輪清さんに依頼して、抜いてきてもらったという。

テーブルの上に置いてあったので、写真を撮っていたら、
すだれを持ってきて敷いて頂いた。



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2022年10月04日

10月1日(土)、三鷹市大沢のわさび田では、8日、9日「水車・古民家まつり」の一般公開に向けてわさび田の整備を行った。


「三鷹大沢わさび」が、江戸東京野菜推進委員会において審議され
10月20日に開催される、JA東京中央会の理事会において
認証される予定だ。

10月1日(土)は、三鷹市大沢のわさび田でわさび保全活動一斉作業が
行われることから、江戸東京野菜のポスターやガイドブックを作成
している、福島秀史さん(江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事)が、
写真を撮るために、取材に来た。

三鷹市生涯学習課の下原裕司主査学芸員は、奥多摩ワサビの真妻種と
並べて掲載されるなら、三鷹大沢ワサビの特徴が出ているものを
選びたいので、8日の「水車・古民家まつり」に一般公開するワサビを
撮ってもらいたいというので、改めて8日に伺うことになった。





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10時に、集合したメンバーには、下原さんから、初めての福島さんと、
東京芸大の学生さんが紹介された。

当日の作業は、前回の続き南ゾーンの実験わさび田の開墾と整備。
水車古民家まつりに備えで、古民家の裏、北ゾーンの雑草取りと
水路の清掃などを行う予定だという。

上の画像をタップする
新たにボランティアが使う道具なども購入していた。



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2022年09月06日

三鷹市大沢のワサビ田(南ゾーン)でのボランティア作業に参加した。


三鷹市の大沢で栽培されていたワサビが、今では全国でも絶滅した
と云われている江戸時代のわさびであったことが分かったので。
大沢ワサビの復活栽培に向けて取り組んでいる三鷹市生涯学習課では、

ボランティアを募集して、発見されたワサビの培養苗を作って、
1000株をワサビ田で栽培するために圃場の整備を実施している。

この事業には、多くの市民などに参加してもらいたいと、
先月開催した、”わさびサミット2022” でも募集された。
そこで、メンバーになって先月からお手伝いをしている。

毎月、第一土曜日に実施すると云うので、3日(土)10時から、
三鷹市大沢のワサビ田(南ゾーン)で作業が行われた。






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上の画像をタツプする。
実施に先立って、古民家の入り口前で、三鷹市生涯学習課の
下原裕司主査学芸員から、当日の作業内容等について説明があった。

今回は南ゾーンでの作業で、ワサビ田に張り出した樹木の枝切と、
来年1月には培養苗1,000株の定植を行うことから
定植場所の整備作業とのことで、15名での作業となった。

三鷹大沢ワサビについては、各方面から注目されている。
この日も、メディアから下原さんに取材があったようだ。

培養苗をつくり、栽培する中で、販売までには時間も経費も掛かる
事から、採算ベースで、市の負担も大きくなることが予想され、

また、三鷹市が実施していたのでは、都や国からの助成金も得られ
ないことから、市民によるNPO等の三鷹大沢ワサビ育成組織などの
結成も検討されているようだ。


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2022年08月15日

三鷹大沢わさびの培養苗1000株の育成に向けて、ボランティア作業を取材した。


7月23日(土)に、三鷹市で「三鷹大沢わさび」の報告会として 
”わさびサミット2022” が開催されたことは報告した。

サミットで、三鷹市生涯学習課の下原裕司主査学芸員は、
今後、培養苗を1000株、大沢のわさび田で育成するために
ボランティアを募集するとの方針を明らかにした。
取材もしたいので、ボランティアに応募した。






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これまで大沢のわさび田には車で行ったが、車を処分したのでバスで
行くしかない、江戸東京野菜の応援団の一人三鷹の海老原雄一郎さん
メールで教えてもらった。
JR三鷹駅から、榊原記念病院行で、龍源寺下車、野川の袂に着いた。

上の画像をタップする
野川は国分寺崖線の湧水を集めて流れていた。
三鷹市大沢の里を流れる湧水もその先は野川へ(写真左上)


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2022年07月25日

“わさびサミット2022”として、食文化「わさび食」保存の取り組み報告会が、7月23日(土)14:00から開催された。


昨年の7月、朝日新聞の夕刊一面で「江戸のワサビ 令和のお宝」と、センセーショナルに江戸のワサビの発見が報道された。
 
今年の2月だったか、三鷹市では「三鷹大沢わさび」の報告会
「わさびサミット」を開催し、三鷹大沢わさびの歴史と
その重要性について報告する、としていた。

また、三鷹大沢わさびと同様、国内に僅かに残された在来種の保存に
取り組む地方の団体等とも交流し、日本の固有種である「わさび」の
食文化の継承に取り組む、と伺っていた。

しかし、新型コロナの感染拡大で、延期となっていたもの。






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司会進行は、三鷹市の高松真也部長により始まり、
主催者の河村孝三鷹市長がご挨拶。

上の画像をタップする、
大勢の方々が参加されたので驚いておられたが、江戸ソバリエ協会の
ほしひかる理事長に、松本一夫理事、
江戸東京野菜コンシェルジュ協会の松嶋あおい理事も参加されていた。

当日は新型コロナの感染拡大で山根先生は岐阜からzoomで参加された。

注目の「三鷹大沢ワサビ」も展示された。



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2022年01月24日

江戸時代から続く三鷹市大沢のワサビを取材しようと、かつて栽培していた箕輪さんのお宅に伺った。


朝日新聞夕刊トップに三鷹大沢のワサビが、掲載されたことで、昨年7月に、大沢の里・古民家に行ってみたことは、ブログに掲載した。

40年前に見に来たときは、カラー栽培に切り替えていたが、まだあったのかと、改めて、ワサビ田を覗いた。
奥多摩のワサビ田をイメージしていたが、夏草がうっそうとしていて、ワサビは見えなかった。
その後、大沢の資料を調べていたら、昨年3月の東京新聞の記事に、箕輪清さんが、沢山のワサビの葉と共に写っていた。

改めて夏草の枯れたこの時期に、ワサビ田の様子が見たくて、JA東京むさし三鷹支店の営農担当に電話をして、箕輪さんにお会いできないかと依頼したが、

古民家やワサビ田は、三鷹市の管理下にあるからと、三鷹市の下原裕司学芸員にお願いして箕輪さんに連絡を取って頂いた。




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箕輪さんは、古民家(旧家)の北側にお住まいで、お宅に伺いお話を聞いた。
箕輪さんは、お勤めをしていたことから、奥様が、先代の一二三(かずさだ)翁を支えたようで、ワサビやカラー栽培については、奥様が詳しいとのことだった。

上の画像をタップする
話の経過の中で、ワサビ田の写真を撮らせていただきたいとお願いすると、箕輪さんは電話で下原学芸員に了解をとって頂いて、ワサビ田に入れていただいた

ワサビ田を流れる湧水が池に落ちる手前に弁天様が祀られていた。



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2022年01月04日

三鷹市の下原学芸員に "三鷹大沢わさび" が、日本の貴重な固有種だったことが分かった経過を伺った。


三鷹市大沢のワサビ田が、朝日新聞の夕刊一面トップに ”江戸のワサビ 令和の「お宝」”として掲載されたことは、当ブログで紹介した。

このことは、同じ国分寺崖線にある深大寺のそば店「門前」の浅田修平さんにお伝えしていた。
浅田さんは、かつて大沢の水車で蕎麦をひいてもらってたり、ワサビ漬けにするのでワサビの葉を買いに行ったこともあったという。

浅田さんは、日本農業新聞木村泰之記者の取材を受けて、「三鷹大沢ワサビが若返り、深大寺そばで提供できれば・・・」と復活を期待して語っている。





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箕輪一二三さんと、背景は大沢のワサビ田

朝日新聞を読んで、新聞に出ていた下原学芸員に電話してお話を聞いているが、江戸東京野菜では、奥多摩ワサビが登録されていることはご存じだった。

暮れの23日に、三鷹市役所に下原さんを訪ねた。
下原学芸員は生涯学習課に席を置いていて、三鷹市にある文化財保護の仕事をされている。
同課で発行する、三鷹エコミュウジアム研究「みいむ」を頂いた。
三鷹市大沢でワサビ栽培をしていた箕輪家の農業と、市に寄贈された旧屋敷が掲載されていた。

上の画像をタップする
先代の箕輪一二三さんがご健在なときに、武蔵野美術大学の神野善治教授が再三に渡って聞き取り調査を行っている。伝統野菜は時間との戦いである事が分かる。

その後、箕輪家から旧屋敷が市に寄贈されたことから、旧屋敷に隣接したワサビ田に残るワサビについても、市では継続して調査対象としている。

下原学芸員はワサビの研究者の中から、栽培植物起源学が専門の山根京子准教授(岐阜大学植物遺伝育種学研究室)に相談し調査を依頼している。

これによって、江戸時代から伝わる貴重なワサビの発見につながった。 
山根先生は、令和3年3月19日に日本育種学会の講演会で発表されている。

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2021年11月07日

三鷹市の大沢のワサビが希少な在来種であることがDNA鑑定で分かったが、さらに詳しい記事が出た。


「三鷹市の古民家保全地域で栽培されているワサビが、
希少な在来種であることがDNA鑑定で明らかになった。」という
記事が朝日新聞夕刊に掲載されたのは7月6日で
井上恵一朗記者が取材していた。

江戸東京野菜では「奥多摩ワサビ」が指定されているが、
大沢のワサビは、まさに江戸東京野菜と云っていい。





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上の画像をタツプする。
10年前の話だが、昭島でも鈴木理夫さんが、屋敷の裏で
ワサビを栽培していたので、これも調べてもらう必要がある
と思っていた。

そんなところに、日本農業新聞の木村泰之記者が、朝日の記事を
深堀取材していて、深大寺そば「門前」店主の浅田修平さんにも
話を聞いている。

私が聞いた話だが、浅田さんは昔大沢のワサビが栽培されていた頃、
「箕輪さんのワサビの葉を使って浅漬けを作った」と
聞いている。

松本清張は「門前」の2階で、「波の塔」の一説を書いたという。

清張は、虹鱒料理が好きだったようで、「門前」では
都立農業高校神代農場で育成した虹鱒を使っていた。

浅田さんは、97歳の宗一郎さんの写真を見て、ご健在を喜んでいた。
大沢のワサビも、現在、神代農場で栽培が始まっただけに
期待も大きいわけで、浅田さんは何か温めているようだ。


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2021年07月24日

三鷹市大沢で生き延びていたワサビが、貴重な在来種で、しかも日本の固有種だったことが分かったと、朝日の夕刊が報じていた。


先日、新聞に大沢の箕輪宗一郎さんのわさびの記事が、朝日新聞夕刊のトップに出ていたが、読んだ!、と田辺一郎さんに聞かれたがなんのことだか、怪訝な顔をしていたら、新聞を持ってきてくれ、新聞を読むまでもなく、記事の内容を話してくれた。

三鷹市大沢の箕輪さんのお宅では、昔から屋敷内の国分寺崖線から湧き出る水を使って、わさび栽培をしてきて、神田市場にも出荷していたとは、私も聞いていたが、まだ栽培していたとは田辺さんも知らなかったようだ。






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上の画像をタップする

国分寺崖線は、国分寺市の日立製作所中央研究所の周辺から湧き出す湧水を集めて野川となり、三鷹市大沢から深大寺境内、さらに都立農業高校神代農場から、二子玉川で多摩川に合流している。


ワサビ田の話を聞いて、東八道路を通っての帰り道、箕輪さんが市に寄贈した古民家に寄ってみた。


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2021年02月18日

奥多摩山葵栽培組合の保科組合長に、海沢の試験圃場を案内いただいた。


2019年10月に奥多摩を襲った台風19号によってワサビ田は、
かつてない大きな被害を受けた。

秋の収穫や出荷で多忙を極める時期だけに、被害総額は
約23億6千万円と聞いている。

これによって、2020年の奥多摩ワサビの入荷が大幅に減少していたが、
江戸東京野菜として奥多摩ワサビを活用している飲食店や料理人から、
入手等について相談を受けていたことから、

先日奥多摩山葵栽培組合の保科正廣組合長にお会いして、
話を伺ってきた。





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保科組合長から、海沢(うなざわ)にある、
奥多摩山葵栽培組合の試験田でお待ちするということで、
江戸東京・伝統野菜研究会の渡邉和嘉副代表の車で出かけた。

奥多摩のワサビは、武蔵名勝図会(文政六年)に
海沢村の産物として山葵(ワサビ)が紹介されている。

上の画像をタップする
試験田は、
海沢谷に沿って瀬見ノ観音のトンネルを抜けたところにあったが、
保科組合長は待っていてくれ、小峰重徳副組合長も来られた。

小峰副組合長には何年か前、練馬の光が丘で開催された農業祭で
お会いしていた
が、渡邉さんは、当時主催者だったから、
お会いしていたようだった。



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2016年06月19日

標高1000メートル越え、奥多摩のワサビ田と秋川牛の牧舎を訪ねた。


17日、ダイアモンドヘッズの鈴木英之さんと、奥多摩町丹三郎の千島わさび園で9時に待ち合わせをした。

いつだったか江戸東京野菜を始め、東京の食材について取材をしたいという話が飛び込んできた。
鈴木さんの会社で、各県の代表的な食材や生産者を紹介する出版物を出すので協力してほしいというもの。

希望としては「奥多摩ワサビ」に、「寺島ナス」、「秋川牛」の名が挙がっていたので、生産者に了解を取り付けておいた。

ただ短時間で、取材をするとなると、事前のロケハンを実施してもらわないと、責任を負いかねると申し上げていたので、制作担当の鈴木さんがご自慢の、ホンダ、フォルツァという250CCのスクーターで都心から飛んできたもの。





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奥多摩ワサビは、毎日精力的にワサビ田を回り、良質のワサビ栽培に情熱を傾けている、千島国光さんに電話をして、午前中の時間をいただいていた。

上の画像をクリックする
カメラマン氏が、興味をそそるロケーションとしては、鳩ノ巣の西川線林道沿いの棚田に案内した。
収穫体験も必要だろうから、鈴木さんに抜いてもらった。

千島さんは、収穫間近だったワサビを、すっかりシカに食われてしまったとこぼしていた。


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2015年07月05日

フレンチの若いシェフの皆さんを奥多摩のワサビ田に案内した。


4月にソシエテミクニの若いシェフの皆さんが、東京産ワサビの栽培地を見たいと云っていると、NPOおいしい水大使館の阿部千由紀さんから聞いた。

月曜日が休みだというので、ワサビの花が咲く頃で、日程調整をしたが、生憎、週間予報で東京は雨、特に山の天候は変わりやすいことから、お願いしていた千島わさび園の千島国光さんからの電話で、危険だからと延期になっていた。

2ヶ月以上経過した先月末に、再度計画して欲しいという依頼があったので、日程調整をして案内したが、
事前に、東京都公園協会の季刊誌「緑と水のひろば」に掲載した、「奥多摩わさび」の記事を資料として送っていた。




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奥多摩に、来られたのは、四ツ谷にお勤めの、佐藤茂樹シェフ、松下信行シェフ、林一哉シェフ、
それと、阿部さんと、食生活アドバイザーの芳賀緑さんの5人。

林シェフは、都市大学附属小学校で実施している「ミクニレッスン」でお会いしている。
また、芳賀さんは、東京農大時代に、江戸東京野菜を卒論のテーマに選んでいて、当ブログで紹介した。

上の写真をクリックする
千島さんは、ワサビ田の作業が忙しいと云うので、事前の了解を取って鳩ノ巣西川の水源近い、ワサビ田に私が案内した。
この、ワサビ田に行くのは今年になって3度目で、奥多摩のワサビ田を語るには、諸条件が揃っているので、シェフの皆さんも案内した次第。

これまでは、山道を登るにしても、先にたって休みながら登って行ったが、今回は、皆さん若い方々だったので、むしろ、先頭の私が、皆さんに追われる形になってしまい、疲れた。


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posted by 大竹道茂 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ワサビ、奥多摩・三鷹大沢