都立町田の丘学園 B部門高等部の作業学習として、多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表に協力要請があり、9月7日に、同校農芸班の1年生が、後閑晩生小松菜の種まき授業に行った。
今回の取り組みに当たっては、都立南大沢学園の茂木裕之校長から、江戸東京野菜の栽培を授業に取り入れたいという話が、福島代表のもとに寄せられた。
茂木校長は、都立南大沢学園と、都立八王子特別支援学校、都立町田の丘学園の3校で、江戸東京野菜を栽培し、都立南大沢学園食品コースで江戸東京野菜のパウンドケーキを作って「秋の食育フェアー」で販売すると云う、
誇りとやりがいを目指した「ほこやりプロジェクト」として3校で実施する企画だ。
福島代表は東京都特別支援学校知的障害教育外部専門員に任命され、高等部における作業学習を中心とした学習、活動を展開する教育に対する助言、更に、指導計画の作成や評価等に係る相談を受けるなど、指導がしやすい環境づくりも整えていただいた。
福島代表のアドバイスもあり、栽培する江戸東京野菜は「内藤カボチャ」を栽培し、今日各校での収穫は終わっている。

都立町田の丘学園の作業学習としては、農芸班以外に、しいたけ班、サービス班、ハンドワーク班、リサイクル班、紙工班がある。
今回は、播種から収穫までの期間が短い、しかも江戸東京の歴史文化のかかわりのある、伝統小松菜を選び、中でも後関晩生小松菜の播種を行ったもの。
上の画像をクリックする作業に先立って、教室では後関晩生種の特徴や、栽培上の注意事項など、福島代表が生徒たちの集中力を切らさないように説明を行った。
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