2023年07月23日

寺島ナスの発祥の寺島の由来を調べたら、鎌倉の大根の物語に繋がった。


先日、隅田区立第一寺島小学校の出前事業に行ったことは紹介した。

生徒たちは、調べ学習で「寺島ナス」を検索していたら
江戸東京野菜通信がヒットしたようで、星野直治さんが栽培指導した
時に、会っているから「大竹さんのだ!、」となったようだ。

担任の矢野先生が、電話で教えて頂いたが、生徒が調べても
分からなかったのが、今は東向島だが、江戸期から寺島村で、
昭和7年から昭和40年までは寺島町だった。

寺島ナスの名は、寺島村のナスだからは、理解していたが、
なぜ寺島なのかの由来が分からなかったようで、生徒からは
そんな質問もありますと、矢野先生から教えて頂いた。



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風俗画報よりとある。

そんな質問を、急にされても分からないので、
事前に教えて頂いたのはよかった。

角川の日本地名大辞典「東京都」のページを繰っていたら
「てらじま 寺島<墨田区>」があり、『隅田川東岸に位置する。
地名の由来は「蓮華寺縁起」に「此の寺は北条武蔵守経時、
鎌倉郡佐介谷に建立したのを、子息の頼助法印、弘長元年
ここに引移し、自ら甲興開山となれり、これ村名の起る所他

とあった。

弘長元年は、鎌倉時代中期の1261年だ。
寺島は、この寺がある島、隅田川に浮かぶ島の様に見えたのか、
向島もそうで、向うの島だ。

寺島を調べて驚いたのが、この寺が、「鎌倉の佐介谷(佐助谷)
から引移し、」と云うくだりだ。

鎌倉の佐助谷は、鎌倉大根を探すのに、何度も行った所だからだ。



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2022年01月15日

鎌倉大根の畑からNHK首都圏局が中継「伝説の野菜 鎌倉で復活!」


昨年の12月に、NHK首都圏局 橋ディレクターからメールをもらって、その後、Zoomでお話をした。

1月9日にNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まると、番宣が再三流れているが、その前日の8日の「おはよう日本」の7時35分頃から5分ほど、鎌倉大根を紹介するという。

鎌倉大根が鎌倉市民を疫病から救ったのは、鎌倉時代の寛元年間(1242-1247)の話だが、
SDGsの視点からも守っている大根で、鎌倉市民の役目だ。

色々とお話をしたが、初めて栽培した時の写真をお持ちだと、聞いているので、貸してほしいと云う。

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お貸しした写真

鎌倉大根の畑から中継 伝説の野菜 鎌倉で復活!
関口アナは「明日から始まる鎌倉殿の13人、その舞台となる鎌倉市からです。」と伝えた。

上の画像をタップする
鎌倉大根と云いまして、5か所の畑でしか作られていない貴重なものですと言って、古文書にかかれている話を紹介した。
鎌倉市佐助で大根料理の店「福来鳥」の佐藤祐実那女将と、生産者の鈴木茂生さんが出演された。
女将が調理した「ブリ大根」を食べた関口アナは、ジャガイモのような食感とか云っていた。

お貸した写真は使わなかったが、鎌倉時代の鎌倉大根を皆さんに伝えるには良い機会だった。
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2021年01月29日

鎌倉野菜の鎌倉大根とカラーのカブが届いた。


鎌倉大根が鎌倉野菜になっているのは、鎌倉市農協連即売所の組合長をやられた山森金雄さんが、鎌倉市関谷で栽培しているからで、鎌倉大根に注目しているグループの代表が、山森さんの畑の鎌倉大根と、カラーのカブを送ってくれた。

鎌倉大根の最近の話題としては、神奈川県農業技術センターの原康明研究課長が、鎌倉大根の選抜と固定試験を行っていたことと、

また、生産者としては、山森金雄さんがNHKの「梅沢冨美男&東野幸治 まんぷく農家メシ!」に奥様の圭子さんと登場したことで、紹介している。






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上の画像をタップする

同好の代表に話を伺うと、
山森さんの畑で収穫した300本の鎌倉大根を食べた皆さんは、美味しかったと好評だったという。
美味しいというのは、どういう意味なのか、確認していないが、青首大根と同じでは意味がないわけで、野性味をどう評価しているかはわからない。

鎌倉大根を鎌倉のために使ったという話もある。
鎌倉には芝生のグラウンドは一つもななく、鎌倉FCのグランドを芝生にしようと、クラウドファンディング(CF)で資金の募集をしていたことから、鎌倉大根を1本300円で購入してもらい、内100円をCFとして提供したという。
2月から芝生張りの作業が始まるという。

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2021年01月21日

「梅沢冨美男&東野幸治 まんぷく農家メシ!」が20日放送され、鎌倉大根をお願いしている山森金雄さんが登場された。


「梅沢冨美男&東野幸治 まんぷく農家メシ!」は「見た目もおいしい! 鎌倉野菜 〜神奈川県・鎌倉市〜」の放送だった。

鎌倉野菜の生産者は、盛田勝美さん、広美さんご夫妻と、山森金雄さん、圭子さんご夫妻。
今回登場の山森さんは、鎌倉大根の栽培をお願いしている方で、鎌倉の農家が栽培していることで、鎌倉大根も鎌倉野菜の一つとなっている。

特に、鎌倉大根は紹介していないが、山森さんご夫妻のお人柄知っていただくために紹介する。

そもそも、山森さんとのご縁は、鎌倉市農協連即売所の組合長をされていた時にお願いして、栽培が始まり、圭子さんが販売してくれていた




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上の画像をタップすると27日午後0:43分まで番組は配信される。

番組で紹介されたレシピはここから。


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2021年01月10日

鎌倉大根の選抜と固定試験を行っている神奈川県農業技術センターの原研究課長を訪ねた。


神奈川県農業技術センターには、依頼されて江戸東京野菜の取り組みについて話に来たことがあり、久しぶりに伺った。

同センターの原康明研究課長は、鎌倉大根について研究者の立場で協力いただいてきた。

新型コロナウィルスの発症以前の2019年に開催された、鎌倉大根の収穫祭では、原課長が、令和2年度から実施する、鎌倉大根の選抜と固定試験のため、農業技術センターで技術予備の試験栽培を実施していることを紹介してくれた。

2020年に収穫した状況は、同ブログで紹介している。






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今回、原課長から招かれたのは、研究課長のポストは3月まで、4月からは異動が決まっていることから、次に引き継ぐにしても、この時点で採種する鎌倉大根を、形で選んでおこうと云うもの。

上の画像をタップする。

鎌倉大根は、県農業技術センターの9号圃で栽培されていた。

参加者は、鎌倉市佐助の大根料理「福来鳥」の女将・佐藤エダさん。
草木染の技法で鎌倉大根の葉を使った染を普及している、渡邉公子先生と、ご子息の宝塚大学の渡邉哲意教授。

鎌倉大根を自家菜園で栽培している鈴木茂生さんの皆さん。


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2020年08月06日

都内在住と鎌倉在住の20代メンバーが結成した「佐助シェア畑」グループが、畑作業に汗を流した。


鎌倉大根を作ろうヨ!!プロジェクト」を展開しているのは、
鎌倉市佐助の人形作家・佐藤エダさんで「福来鳥」の女将。

大根料理の「福来鳥」の畑をシェアしたいと云う若いグループが、
枯れた鎌倉大根など、草ぼうぼうだった畑の一部を耕し始めた。

そもそもは、リーダーの一人藤田香澄さんが、女将のエダさんに
鎌倉で市民農園など畑が借りられないかと、相談したところ、
「うちの畑があるわよ」と、とんとん拍子で実現したと云う。

地元佐助稲荷に伝わる伝説の鎌倉大根を栽培する畑の隣が
「佐助シェア畑」になる。

リーダーの藤田さんと、宮地祐義さんが、7月27日に
”鎌倉でシェア畑はじめます!一緒に畑やりませんか?”
とFacebookで呼びかけたら、
すご〜い! やりた〜い!!」と、今回17名が参加した。

学生時代の同級生(20代)や知人等、都内と鎌倉在住が半々ぐらいで、
反響の大きさに、驚いたという。






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リーダーの藤田さんは右端の座っている方、右から2人目が宮地さん。

梅雨も上がり、8月2日(日)、福来鳥のシェア畑では、
皆さんが作業する姿をメンバーの一人木曽高康さんが
写真を撮って送ってくれた。

畑には土肥梨恵子さんも、皆さんの働きぶりを見に来たという。

土肥さんは藤田さんの元同僚。2015年女将のエダさんに依頼されて
「鎌倉大根プランコンテスト」を実施した方で
当時講師として招かれて、お会いしている。

上の画像をタップすると参加者


シェア畑の発案者・藤田さんは「生産に携わりたかった」とのこと

「スーパーに行けば全国各地の野菜がいつでも手に入る状況に
疑問を感じています。

地産地消ができるのではないか、
もっと環境にも人にも良い方法で生産できるのではないか。
それには自分が生産の工程に携わって、
できる限り無農薬で土への負荷も低い方法を探りながら・・・」
と云う。

日頃、交配種の一代雑種の野菜を食べている皆さんには、
野菜本来の味を知り「旬」を体験してもらいたい、
それには神奈川の伝統野菜栽培もお勧めしたい。

栽培指導は「地方の知り合いの農家さんにもFacebookで
グループに入っていただき、農業指導やコメントをいただく」
と云う。

「規模は小さいかもしれませんが、日本や世界の農業が抱える課題の
構図を知る第一歩になるかと思っています。」
と栽培の主旨を教えてくれた。


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2020年07月31日

神奈川県農業技術センター三浦半島地区事務所の原研究課長に鎌倉大根の写真を送っていただいた。


今年も、鎌倉の由比ガ浜には、鎌倉大根の花が咲いたと、
鎌倉の花村勝男さんが写真を送ってくれた。

鎌倉の佐助稲荷に伝わる、鎌倉大根の伝説と発見については
、昨年鎌倉のロータリアンの皆さんに
お話しをさせていただいたことから、皆さん興味を持ち始めていた。

12月には、第5回鎌倉大根収穫祭では、
興味を持った市民の方々が大勢来てくれた。

鎌倉市農協連即売所で鎌倉大根の販売をしている、
鎌倉の山森ファーム・山森金雄さんは、採種もしてくれている。

今年は、新型コロナウィルスの感染拡大から、
各種のイベントが中止になってしまったから、
今年になって一度も鎌倉にはいっていない。

そんな中で、神奈川県農業技術センター三浦半島地区事務所
原康明研究課長は、センターの圃場で
鎌倉大根の栽培研究をしてくれている。





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原課長とは、2015年8月に鎌倉大根の講座で初めてお会いしている。

以来、研究者の立場で、ご支援をいただいている。

原課長からメールには
「鎌倉大根は1回目の選抜を実施しましたが、三浦半島の土壌ではクリーニングクロップで肥料分を抜いておかないと選抜や採種がうまくいかないことがわかりました。」

元来、砂浜に生育している大根だからでしょうか

上の画像をタップする
1選抜圃場の写真 
右:由比ガ浜の
海岸から採種したものは発芽が不ぞろいで発芽率も低い

中:佐助の福来鳥の畑で選抜したもの、生育揃いは改善

左:会員の笹野さんが選抜したもの、かなり大株。選抜の効果か


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2020年05月09日

採種用の鎌倉大根がたくさんの花を付けた写真をLINEにアップされていた。


鎌倉大根が、由比ガ浜の自生地で、満開だったと、
鎌倉だいこん未来研究クラブの花村勝男名誉会長が写真を撮って
送ってくれたので紹介した。

その後、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための自粛要請の中で、
4月19日(日)は観光地の由比ガ浜から七里ガ浜の
海岸道路が渋滞していたことをテレビが報じていた。

稲瀬川付近では、渋滞の中で鎌倉大根の花が、
イライラを癒してくれたのではないだろうか。





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山森金雄さんが畑の様子をLINEに掲載した。
圃場では、昨年同クラブの会員が栽培したもので、
その中から採種のために、残した鎌倉大根が花を咲かせていたもの。

上の画像をタップする
莢の付き具合は分からないが、江戸城濠大根と同じ状況なのだろうか。



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2020年04月06日

鎌倉由比ガ浜に今年も鎌倉大根の花が咲き競っている写真を送ってもらった。


鎌倉の由比ガ浜の海岸に、鎌倉大根の花が、今を盛りと咲き競っていると、花村勝男名誉会長(鎌倉だいこん未来研究クラブ)が、写真を送ってくれた。



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上の画像をタップする

この由比ガ浜の景観は、昔からこの季節、多くの方々がネットに上げている。

鎌倉大根の花が咲いているこの場所は、稲瀬川の河口で、「稲瀬川」の碑が歩道に建っている。

碑文を読むと、「頼朝は、1184年に弟 の源範頼(のりより)が平家を 討つために出発するのを見送 ったり、1185年に亡き父源義 朝(よしとも)の遺骨を出迎へ たのも共にこの川辺です。」とある。

この鎌倉時代、頼朝の足元に鎌倉大根は生えていた。
それは「ハマダイコン」が、日本全国、縄文の頃から海辺に生えていたと云われているからだ。

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2020年03月18日

高円寺「うおこう」の女将が、鎌倉大根を使って、染めとお料理の自習を公開。


高円寺「うおこう」の女将松井つるみさんが、鎌倉大根を使って、染めとお料理の自習をしていると、写真を見せてくれたので紹介する。

松井さんは、鎌倉大根の収穫祭に何度か出席されていて、2018年に、佐助稲荷神社に奉納した大根をいただいてきて、ベランダで栽培し、採種もしたという。

鎌倉大根の料理コンクールを企画したいという、福来鳥の女将佐藤祐実那さん(旧名えだ)に応えて、鎌倉大根を送ってもらっている。
また、渡邉公子先生が指導する、鎌倉大根染ワークショップにも参加している。





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鎌倉大根の葉ッパを煮出して、浸けたようです。

上の画像をタップする
ベランダで鉢植栽培している鎌倉大根は今花が咲いている。

いい色に染まったようですね、



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2019年12月11日

鎌倉大根育成プロジェクトでは、鎌倉市関谷の山森ファームで「大根オーナーの収穫」が行われた。


鎌倉だいこん未来研究クラブでは、第5回 鎌倉大根収穫祭を開催したが、当ブログで紹介した。

鎌倉大根は品評会に出品した、野口稔さん、山口勉さん、鎌倉広町市民の会の皆さん、鈴木茂生さんの他、笹野祐子さんなどが自家菜園で栽培していて、菜園はないが収穫をしてみたいと云う、希望者も結構いることから、

同研究クラブでは、今年から「鎌倉大根育成プロジェクト」として、オーナー制による「大根オーナーの収穫」を、鎌倉市農協連即売所で野菜の販売をしている山森ファームの山森金雄さんにお願いした。

このプロジェクトは、栽培区画を購入したオーナーが収穫するという企画で、山森さんは9月15日に播種、以後栽培管理をお願いしていたが、

12月にオーナーによる収穫を行う云うもので、先日実施されたもの。




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大根栽培地に敷かれたマルチの穴一つが1区画(300円)として
200区画を、9月10日20時からネット上で販売、
翌朝の5時には完売となった。

その後、山森さんと相談50区画を追加販売して、
トータル250区画、38人の皆様がオーナーとなった。

上の画像をタップする
会場には、
遠く千葉県習志野をはじめ、29人のオーナー家族が参加された。

オーナーの花村勝男名誉会長と名和幸子さんも、
金森さんの指導で収穫していた。



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2019年12月06日

第5回鎌倉大根収穫祭の前夜祭として、地元佐助保育園の園庭で園児との舞がおこなれた。


これまで第5回鎌倉大根収穫祭の「鎌倉大根を知ろう」と午後からの「鎌倉大根を味わう」を紹介してきたが、鎌倉だいこん未来研究クラブでは、それに先立ち29日に前夜祭として、佐助保育園において園児との交流の企画を実施した。

今年の4月、佐助の福来鳥の南側に佐助保育園が設立された。

未来研究クラブの佐藤えださん(福来鳥の女将)は、お隣同士となったことから園児の若い保護者達にも、鎌倉大根を認識していただくきっかけになればと、同園の山下隆理事長に収穫祭への協力要請をしていたが、ご理解をいただいたもの。




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バックが大根料理の「福来鳥」
上の画像をタップすると福来鳥のベランダから佐助保育園の園庭

当日は、花村勝男名誉会長が14時から園庭での企画をまとめ、
坂東流志賀次派の坂東遥家元が奉納の舞を、

シンガー・ダンサーの清水友美さんは狐の舞を踊った。
また、造形家の大岩あやさんはランプアートを子どもたちに見せた。



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2019年12月05日

第5回 鎌倉大根収穫祭の午後の部は「鎌倉大根を味わう」をテーマに開催された。


第5回鎌倉大根収穫祭の午後の部は会場を別室に移して開催された。

午前中の「鎌倉大根を知ろう」に対して午後からは「鎌倉大根を味わう」で進行した。

これまで、4回の鎌倉大根収穫祭を開催してきた。
これまでにない担当別リーダーが決まり、LINEによるネットワークを生かして収穫祭に漕ぎつけた。




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花村勝男名誉会長が乾杯の発声を行った。

上の画像をタップする

まず、各テーブルに用意された鎌倉大根をテーブル毎に、おろすということで、私の班は神奈川県農業技術センターの北浦健生部長がおろしでくれた。

北浦部長には、昔宇都宮大学で開かれた「だいこんサミット2013」で、お会いしていて、今年も行かれたという。

鎌倉大根は、青首大根のように水分が多くてビチャビチャにはならず、バサッとしたおろし。

この会場ではお酒は禁止となっているので、麦茶に鎌倉大根のおろしを入れて、麦茶で乾杯をするという。

ピリッとした、刺激が美味しい麦茶だ。



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2019年12月04日

鎌倉だいこん未来研究クラブによる、第5回 鎌倉大根収穫祭が11月30日、10時から、鎌倉市福祉センターで開催された。


今年で、第5回を迎える鎌倉大根収穫祭は、「鎌倉だいこん未来研究クラブ」が主催して開催した。

これまでのキャリァを生かして、LINEを使ったクラブメンバー間の情報連絡が、日々行われることになった。

これにより相互の連絡が密になったことから、鎌倉以外にお住いの方々も、収穫祭への参加意識が高まり、これまでにない結束力となった。






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開会は15分遅れで始まった。
当日は、第1回以来、報道してくれているJ-COMも来てくれた。

上の画像をタップする
武藤佐和子さん(福来鳥)の司会進行で始まつた。
開会にあたり、花村勝男名誉会長があいさつ。

会場では、
品評会が開催されることから、鎌倉大根を栽培している
野口稔さん、山口勉さん、山森金雄さん、鎌倉広町市民の会、
畑の会、鈴木茂生さんらが出品してくれた。




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2019年11月09日

第5回 鎌倉大根収穫祭は11月30日(土) 10時から市福祉センターで開催される。


今年で5回を迎える鎌倉大根収穫祭は11月30日(土)に予定されているが、主催者の鎌倉だいこん未来研究クラブではLINEによりメンバー間の意見交換を重ね、新たな企画が取り上げられている。

前日の29日(金)は14時から、福来鳥のお隣「佐助保育園」で、園児に奉納の舞や狐の舞、ランプアートを見せると云う。
福来鳥では18時から、鎌倉大根蕎麦、切り干し大根パンの販売を行う。



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上の画像をタツプする

30日(土)は収穫祭で、午前中に鎌倉市福祉センターで「鎌倉大根を知ろう」で、これまでの鎌倉大根発見の経緯について、紹介を依頼されている。

鎌倉大根を味わうイベントもあります。ご予定ください。


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2019年10月05日

鎌倉ロータリーアンに、鎌倉の生きた遺産「鎌倉大根」の話を伝えた。


鎌倉だいこん未来研究クラブ運営委員のメンバーで、鎌倉ロータリーアンの平山眞さんから鎌倉の大根料理の店「福来鳥」の女将・佐藤エダさんに、鎌倉ロータリークラブ例会での卓話の依頼があった。

エダさんが鎌倉大根への思いを語ればよいと思ったが、佐助稲荷神社に伝わる伝説の大根発見の経過は、私から話してほしいと云うので、お受けした。

昨年の12月に、読売新聞神奈川版の「レジェンドかながわ」で「伝説の野菜で街おこし」「鎌倉大根」が紹介されたことから、反響も大きく、平山さんが廣田慶子プログラム委員長に紹介したことから、田中重代クラブ奉仕理事の承認を得て10月1日で決定したようだ。

平山さんご夫妻は、初めて鎌倉の大根のお話をした4年前から支援していただいている。

当日は、11時に鎌倉駅前で、平山さんご夫妻とエダ女将と待ち合わせ、タクシーで七里が浜から近い鎌倉プリンスホテルに向かった。





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会場はバンケットホール七里ケ浜で、12時半から始まった例会は、
全員で「君が代」、「奉仕の理想」を大きな声で合唱。
最後に季節の歌として鉄道唱歌「汽車」を唄った。

上の画像をタップする
続いて横山英夫会長のあいさつ・・・
バンケットホール七里ケ浜の前を江ノ電が走り、海が広がっていた。



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2019年10月02日

台風15号の猛威は鎌倉の佐助稲荷神社にも大きな被害を与えていた。


9月9日(月)の深夜首都圏を襲った台風15号により、千葉県に広域停電が発生し、それが長期化した。
屋根瓦を飛ばされて、ブルーシートを張った家々の復旧も追いつかないとの報道がされている。

台風15号は三浦半島付近を通過と気象庁が発表しているようだが、天気図を見ると、9日3時に鎌倉市を直撃している。





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鎌倉大根の普及活動をしている鎌倉市佐助で大根料理の店・福来鳥の佐藤女将に10日に電話をしてみると、鎌倉大根の伝説のある「佐助稲荷神社」に大きな被害が出たとのことで、伺った。



上の画像をタップする
太い杉が何本も折れて新築中の拝殿にも、
折れた太い杉の枝が銅板の張られたばかりの屋根を直撃した。

行ったときには、杉の木は切り落とされ被害のあった所は
ブルーシートがかけられていて、参道も歩けるようになっていた。

拝殿の奥にある本殿は通行止めで行くことができなかったが、
本殿も太い木の直撃で押し潰されたという



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2019年08月01日

鎌倉大根の商品開発で鎌倉市腰越の鎌倉ベーカリーが協力、福来鳥の女将が料理した「武士の味」は夏さわやかな味に仕上がったという。


鎌倉大根の普及に尽力している福来鳥の佐藤エダ女将からメールが入った
これまで、鎌倉を代表する製麺店の今村製麺総本家に、鎌倉大根を練り込んだ、うどんとソバの商品開発をしたが、

今度は鎌倉市腰越の老舗「鎌倉ベーカリー(0467-31-4074)」 を経営する山本社長に、新商品を依頼していたが、この程、出来上がったと写真を送っていただいた。





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上の画像をタップする
福来鳥は大根料理お店だけに、女将が料理した「武士の味」。
キリボシ大根にトウガラシを入れ、夏さわやかな味に仕上がったという。

山本社長は、鎌倉市立の小学校などの給食にパンを供給していて、鎌倉大根のシーズンには、女将が調理した葉や根を入れた季節限定のパンを提供したいと語っていた。

山本社長は、鎌倉の歴史を背景に埋もれていた鎌倉大根を、日々食べるパンに生かしていきたいと、意欲を語っていた。
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2019年07月05日

練馬の畑で育った三浦のハマダイコンを収穫した。


先日、渡邉和嘉さん(江戸東京・伝統野菜研究会副代表)が栽培している「鳴子ウリ」の様子と、「内藤カボチャと雑司ヶ谷カボチャ」の採種の様子は報告したが、その時に、三浦半島のハマダイコンの莢が実ったと、渡邉さんから報告を受けていた。

何時だったか、三浦半島に行ったときに、拾ってきたものだが、持っていたタネを渡邉さんに蒔いて頂いていたもので、畑の隅に育っていた。





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由比ガ浜に花咲いていた鎌倉大根の発見のきっかけになった、三浦半島のハマダイコン。

上の画像をタップする

3月には沢山の花をつけたようで、莢が実って重くなったようだ。

鎌倉の福来鳥の女将から依頼されて、鎌倉大根探しに取り組んだが、鎌倉時代にはあった大根だから、三浦のハマダイコンを紹介したら、鎌倉の皆さんが「葉山にもある」、いや、「それなら由比ガ浜」にもあると、教えてくれて、鎌倉大根発見につながった。


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2019年06月13日

鎌倉大根花祭りの反省会が、佐助の福来鳥で開催された。


鎌倉大根花祭りは、鎌倉だいこん未来研究クラブ主催で昨年は鎌倉大根の花が咲く由比ガ浜の会場で行われたが、今年は材木座の浄土宗大本山光明寺の境内に移しての開催だった。

昨年の12月2日に読売新聞の神奈川版、レジェンド神奈川で「鎌倉大根」が大きく紹介された。

掲載紙を読んだ方々でも半信半疑の方もいたようで確認のため訪ねてくれたが、納得し今後栽培したいと云って帰られた等、大きな成果もあった。





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反省会には、花村勝男代表をはじめ、鈴木照子さん、佐藤えださん、阿田木玲子さん、渡邉公子先生、鎌倉大根を栽培する鈴木さん等が参加された。


改めて、私の鎌倉大根に対するスタンスを聞かれたが、
それは、花祭り会場でもお話した。


伝統野菜は種を通して命が今日まで伝わってきた在来種や固定種の野菜で、江戸東京野菜は、食べなければ無くなってしまう希少植物で東京に伝わる文化遺産だけに、食べて次世代に伝えることが、この時代に生きる者の使命だとして取り組んできた。

鎌倉大根は、日常の食料とされてきたものではないことから、総務省の地域力創造アドバイザーの立場で、お手伝いをしている。

鎌倉の由比ガ浜に生育する鎌倉大根(ハマダイコン)が、鎌倉時代以前から生育していたことは、山形県鶴岡市に伝わる野良大根の事例で明確に説明して納得を得ている。

頼朝の伝説が伝わる稲瀬川河口付近に繁茂することから、鎌倉の歴史と一体の中で生育していたものだ。

鎌倉には、鎌倉幕府が置かれて以来の文化遺産がたくさんあるが、生きた遺産は貴重で、鎌倉市民はともに生育地を保全していくことが重要である。

鎌倉市佐助の大根料理の店「福来鳥」では鎌倉大根の普及活動として、大根料理のメニュー開発を行っている。

鎌倉の農家山森金雄さんは、鎌倉大根を栽培して「鎌倉市農協連即売所」で販売してくれたことで、鎌倉ブランドの「鎌倉野菜」としても認知された。

渡邉公子先生は草木染の技法で鎌倉大根から、鎌倉の御代を彷彿とさせる若草のような雅な色を引き出して注目された。

このような取り組みは、読売新聞が1ページを使って鎌倉大根を伝えたことから、市民をはじめ神奈川県民に認識は広がっていて、新たな活動の拡大に期待が高まっている。
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