2016年05月30日

資料用の写真を撮りに三浦半島に出かけてきた。


昨年の夏に、鎌倉の大根料理のお店「福来鳥」の女将から、鎌倉の大根を探してもらいたいとの依頼で、同店で勉強会が行われたが、

勉強会では神奈川県の伝統野菜(固定種) として三浦大根、秦野(波多野) 大根などと一緒に三浦半島に野生種のハマダイコンが自生していると紹介したが、写真を持っていなかったので資料用の写真を撮りに行ってきた。

道もよくなって三浦縦貫道路もできたが、自宅からは2時間ほどかかった。





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海は穏やかで、写真でははっきり写らなかったが、遠く江の島が霞んでいた。

浜は、夏の様相を呈していて、海浜植物の、ハマヒルガオが咲いていた。

ハマダイコンは、花の盛りを過ぎていて、すでに莢をつけていた。


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2016年05月02日

友人たちが、鎌倉だいこんの満開の花を見たいというので案内した。


昨年の12月に、巣鴨で会食をした後、旧中山道のタネ屋街道を、友人の坂井睦生さんと大澤正行さんとで板橋まで歩いたことは、お伝えしたが、 お2人は江戸東京野菜の応援団で

会食の席で、8月から鎌倉だいこんに関わり、栽培普及に取り組んでいることなどを話したら、お2人とも気候が良くなったら行きたいという事だった。

何の用事だったか、坂井さんから電話がかかって来たので、今度、鎌倉だいこんの花を写真に撮りに行くと云うと、坂井さんが大澤さんに連絡して2人とも行くことになった。




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「鎌倉だいこん未来研究クラブ」に連絡して、3人で鎌倉だいこんを見に行き、最後に福来鳥で、会食をしたいと、連絡を入れると、北鎌倉にお住まいで同クラブ広報担当の御園真倫子さんが、車で案内してくれるというので、10時半に北鎌倉駅で待ち合わせた。

御園さんには、鎌倉だいこんの撮影と、佐助稲荷神社には行きたいと伝えてあったが、鶴岡八幡宮や大仏様にもご案内いただいた。

そして福来鳥で、大根料理を戴くというコースだった。

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2016年04月29日

鎌倉の歴史文化を今に伝える「鎌倉だいこん」の取り組みが、更に広がろうとしている。


由比ガ浜に鎌倉だいこん(ハマダイコン)の花が満開だというので、26日に友人達を誘って写真を撮りに行ったが、思いもよらず鎌倉市教育委員会の杉並伸也課長にお会いすることができた。

写真を撮りに行くと「鎌倉だいこん未来研究クラブ」に連絡をしたら、北鎌倉にお住まいで同クラブ広報担当の御園真倫子さんが、車で案内してくれるというので、10時半に北鎌倉駅で待ち合わせた。

久々の鎌倉散歩は後日報告するとして、鶴岡八幡宮を参拝した後、若宮大路をまっすぐ海岸に向かい、海岸線を由比ガ浜の鎌倉大根自生地へ・・・・。

すでに今月初めころから咲き始めたとみえて、莢を幾つか付いている株も目に付いた。




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由比ガ浜には小さな花が一面に咲いているが、気にしていないと視線は海や渚に向かって、通り過ぎかねない。

稲瀬川の碑の歩道脇にもタネが飛んで来たのか、鎌倉だいこんが花を咲かせていた。

「鎌倉だいこん未来研究クラブ」の皆さんと、松尾鎌倉市長を訪ね、地元小中学校での栽培を要請したが、早速教育委員会で対応いただいたことは、先日追申で報告した、

鎌倉の史跡をご案内いただいて15時過ぎに福来鳥に伺ったが、暫くして、同市教育委員会教育指導課の杉並課長がお見えになった。

様子がわからず、直接松尾市長に要請に行ったことで、トップダウンになってしまって杉並課長には迷惑をおかけしてしまったが、直接お話をさせていただくには良い機会となった。

由比ガ浜のハマダイコンを、「鎌倉だいこん未来研究クラブ」では、地元鎌倉で生育していた大根と云う事で「鎌倉だいこん」と呼んでいる。
同会では、市としても認知してもらって、市民と共に守り次代に伝えていく活動に広げていきたいとの思いがある。

同店オーナーのさとうえださん、同クラブリーダーの鷲崎あづささん、そして御園真倫子さんも加わって、鎌倉の歴史文化とかかわっている「鎌倉だいこん」への思いをお伝えた。

杉並課長にはご理解いただき、鎌倉市立の数校に絞って、学校長と実施に向けた協議を進めているそうで、5月中には報告できるという前向きなお話を頂いた。


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2016年04月19日

「鎌倉だいこん未来研究クラブ」の今年最初の作業が始まった。


鎌倉の大根料理店「福来鳥」のオーナーさとうえださんが、鶴岡八幡宮の末社・佐助稲荷神社に伝わる故事に出てくる鎌倉の大根を探したいという思いに呼応した鎌倉の皆さんで、「鎌倉だいこん未来研究クラブ」を結成したという話は聞いていた。

先週、都合のついた方々が集まって、畑の整備と今後のクラブの運営などについて話し合われたと伺った。




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鎌倉だいこんの花が満開の中、「鎌倉だいこん未来研究クラブ」のリーダー鷲崎あづささん(江戸東京野菜コンシェルジュ)と、さとうえださん(福来鳥オーナー)をはじめ

手前から、河西秀爾さん、山口勉さん、府川七郎さん、小林希典さんの皆さんによる畑作業は、鎌倉だいこんを残して、畑に残っていた作物を抜いて除去、その後を耕して・・・・。

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河西さんは、昨年、鎌倉だいこんの畑作業に参加してくれている。
山口さんは平塚で野菜栽培三昧の日々を送り、福来鳥でも収穫物のお裾分けに預かっている。

府川さんは藤沢で家庭菜園をしていて、鎌倉だいこん栽培に協力している。
小林さんは、カマコンバレーに参加されていたご縁で鎌倉だいこん栽培にも参加している。


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2016年04月01日

福来鳥の大根料理、関東運輸局が「TOKYO & AROUND TOKYOブランド」に認定。


国土交通省関東運輸局では、外国人観光客にその良さを知ってもらいたい質の高い商品を「TOKYO & AROUND TOKYOブランド」として認定して行こうと、

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県及び山梨県の1都7県において、「同ブランド」の候補となる意欲的な商品(地酒及び地場産品)を、1月12日から、2月1日の期間で募集していた。

鎌倉の大根料理店「福来鳥」では、同店で人気の「ザSoup大根」がテイクアウトに、また、御進物にも使われていることから、

外国人観光客の鎌倉への誘客を図り、訪日外国人に地元の産品を積極的に販売していこうと申請を行ったもの。





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国土交通省、濱勝俊関東運輸局長から認定証を受け取った、福来鳥オーナーさとうえださん。

各都県5品ずつ認定され、神奈川県の地場産品として「ザSoup大根」が認定された。

今後、鎌倉大根の普及にも生かしていくという。


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2016年03月26日

鎌倉市の松尾崇市長に、鎌倉大根による食育授業を要請した。


昨年の夏から始まった、鎌倉の佐助稲荷神社に伝わる古事「源十郎、弥十郎」にある大根探しは、

鎌倉の大根料理店「福来鳥」の、オーナーさとうえださんの思いに呼応した方々が、市民運動としての広がりを見せて、鎌倉の海岸、由比ヶ浜に何百年ものあいだ生き続けていたハマダイコンを確認した。

全国的には、救荒作物として凶作時には食べられていたもの。
その後、拾ってきた種を、佐助の試験圃場に蒔いて試作をしているところで、採種も行っている。

1月には、鎌倉野菜の販売拠点「鎌倉市農協連即売所」に山森金雄組合長を訪ね、栽培していただけるか、お願いしたところ、好意的なお返事を頂いている。

これまで、当研究会では地域の歴史文化を伝える伝統野菜は、地元の小学校での食育授業に結び付けている。

鎌倉の事は鎌倉の方々に伺わないとわからないので、さとうさんにお任せしていたが、松尾崇鎌倉市長に面会を申し込んでいたようで、時間が取れたと連絡を頂いた。



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写真左から、府川七郎氏(鎌倉だいこん未来研究クラブ 栽培)、栗川開さん(慶応大学SFC学生)、尾下千秋さん(絵本塾出版社長)、鷲崎あづささん(鎌倉だいこん未来研究クラブリーダー)、さとうえださん(福来鳥オーナー)、松尾市長、大竹、

御園真倫子さん(鎌倉だいこん未来研究クラブ PR(広報))、佐藤さん(鎌倉だいこん未来研究クラブ)、千年太郎さん(四谷菜園の会)、若月さん(鎌倉だいこん未来研究クラブ)のみなさんで要請を行った。


松尾市長と名刺交換をさせて頂いたが、名刺は、形は名刺だが、巻物の様な形態。
松尾市長は1973年鎌倉生まれの、鎌倉育ち、鎌倉市議、県議を経て、第22代鎌倉市長、現在2期目とあった。

差しさわりの無いところを紹介するが、最後に「みんなが愛し、次世代に繋げるまちへ」とある。
心強い!。

すでにさとうさんがこれまでの経緯をプリントして、市長室にお渡ししてあるので、様子はご理解いただいているようだった。

鎌倉にあったこの貴重な大根は、鎌倉の歴史・文化と共に「次世代に繋ぐ」もので、それを鎌倉市立小学校の生徒に栽培してもらい、その種を次年度に伝えていくことなどを提案し、食育授業を口頭で要請した。

現在、取り組んでいる東京の事例としては、
地元小中学校の生徒が栽培した亀戸大根で収穫祭を行い、区民と一体の中で10数年、毎年盛大に行われている。

昨年から始まっている、足立区の伝統野菜・千住ネギの栽培は、近藤区長も一生懸命

新宿区立西新宿小学校の生徒が、内藤カボチャの取り組みを新宿駅前でPRしている。

小学生達が品川カブを持って地元品川神社に集まった。濱野区長も普及に尽力。
等の事例もある。

松尾市長には充分に時間をとってお話を聞いていただいた。

松尾市長ありがとうございました。

伝統野菜の持つ教育的価値については、ご理解いただいたようで、
早速、さとうさんの元へは、同市教育委員会から電話を頂いた、4月になったら具体策の打ち合わせを行う予定となった。


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2016年01月25日

絵本塾出版の尾下社長と鎌倉大根の普及についての打ち合わせで大根料理の「福来鳥」で待ち合わせた。


鎌倉大根の普及に協力すると云ってくれている、絵本塾出版の尾下千秋社長が今後の取り組みの打ち合わせをしたいと云うので、鎌倉の大根料理店「福来鳥」で待ち合わせた。

尾下さんは、昨年の11月末に開催された、鎌倉大根の収穫祭に出席されていて、鎌倉の歴史文化と、そこに自生する鎌倉大根への魅力にひかれて、今度は鎌倉大根の自生地を見たいというので、ご一緒した。

「福来鳥」の女将さとうえださんも尾下さんが来るのを楽しみにしていて、鎌倉大根の応援者のひとり大工の鈴木義朋さんに車の運転を依頼して案内してくれた。




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由比ガ浜の「鎌倉大根」自生地、稲瀬川の河口に連れて行ってもらった。

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稲瀬川を境に、東が鎌倉郡で、西が高座郡に分かれていて、まさに、この地域にあるから鎌倉大根なのだ。

枯草の中に、ハマダイコン、いわゆる鎌倉大根があちこちに点在し、緑の葉を伸ばしていた。


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2016年01月17日

今話題の鎌倉野菜「鎌倉市農協連即売所」を訪ね山森組合長にお話を伺った。


先日、今話題の鎌倉野菜の販売拠点「鎌倉市農協連即売所」に伺った。

度々、テレビでも放送されていたし、日本橋ゆかりの三代目野永喜三夫さんも買ってきたと云っていて、東京の有名店なども注目し、参考になるから見てくると良いと云われていたので、江戸東京野菜の販売戦略を考える上からも伺いたいと思っていた。

昨年から、鎌倉大根に携わるようになったこともあり、良い機会なので、JA東京中央会の島田幸雄部長に依頼した。

島田部長は、江戸東京野菜推進委員会としても行っておく必要があると、JA神奈川県中央会にお願いしてくれた。
中央会からは江戸東京野菜を担当している水口均さんと細田真宏さんで、JA神奈川県中央会からは農政営農部の由良竜一次長に同行して頂けるようになった。





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写真左から、水島幸夫氏、由良竜一氏、佐藤洋氏、山森金雄氏、水口均氏

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由良次長は、鎌倉をテリトリーとするJAさがみに連絡していただいていて、鎌倉でお会いした佐藤洋営農課長と、同JA鎌倉営農経済センター水島幸夫営農指導員にご案内いただき、鎌倉市農協連即売所 山森金雄組合長にお会いすることができた。


JR横須賀線鎌倉駅にほど近い、若宮大路に面した一角に鎌倉市農協連即売所、通称「レンバイ」がある。
昭和以前、鎌倉近在の農家は各々が生産した農産物を引売りしていたそうだ。

それが、鎌倉在住の外国人牧師に「ヨーロッパで行われているマルシェのシステムを聞いたのがきっかけで、「レンバイ」の施設を昭和3年に設置し、そこで農家自身が直接売るようになったという。
発足以来88年の歴史をもつ神奈川県内でもっとも古い、即売所だそうだ。
したがって、看板も施設も年季が入っていて、それがまた良い。


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2016年01月11日

鎌倉大根の莢は、若葉の香りが口いっぱい広がり、大根の味がしました。


鎌倉の大根料理店「福来鳥」の女将さとうえださんからメールに添付されて鎌倉大根(莢)の写真が送られてきた。

暮れに頂いた写真は、当ブログで紹介したが、美味しそうな莢が出来ていたので、えださんにもお料理を作るうえで参考になるから、軟らかいうちに食べて味わっておいてくださいと伝えていた。





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その返事が届いた。

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「明けましておめでとうございます。昨年は感謝と感動の年でした。
昨年9月初めにまいた鎌倉大根は、11月下旬に花が咲き、
12月中旬には実がつきました。

未来の為に大切にさやの中でふくらんでいます。
その小さな実をお正月3つとり、食べてみました。

1 生のもの
口の中に入れると若葉の香りがいっぱい広がり
大根の味がしました

2 湯がいたもの
口の中に入れたとたんにやさしい
若葉の香りが広がり 私は大根ヨ!!、と言っていた。

大自然を味わうことが出来ました。感動です。
今年もよろしくお願いします。」


えださんによる、新たな創作料理を期待したい。



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2016年01月02日

鎌倉の歴史と風土の中で生きていた「鎌倉大根」


鎌倉の佐助稲荷神社に伝わる大根の古事により、鎌倉の皆さんと取り組んだ鎌倉大根探しは、協力を求められた2015年7月から始まった。

それ以降は、当ブログのカテゴリ「鎌倉大根」にまとめてある。



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由比ヶ浜の、ハマダイコンは、4月から5月にかけて咲き競う。

佐助の試験圃に9月6日に蒔かれた鎌倉大根のタネは、11月25日に行ってみると花を付けていた。
そして、暮れの28日には、莢が出来ていた。


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2015年12月09日

鎌倉大根の継続栽培に向けて、島根大・小林伸雄教授に今後の支援についてお約束いただく


鎌倉大根の収穫祭が、先日鎌倉市佐助で行われたことは当ブログで紹介した。

「正真正銘の鎌倉大根」として皆さんに紹介できたのは、鎌倉の地に古き時代から生育していたことは勿論だが、

一昨年、宇都宮大学で行われた「ダイコンサミット2013」で、島根大学生物資源科学部農林生産学科農業生産コース植物育種学研究室の小林伸雄教授が講演された「出雲おろち大根」のことが頭にあったからで、

小林教授が浜大根から商品開発をされたことが参考になると判断したからだ。

その小林先生が、「野菜の学校2015」で、11月7日(土)に「島根の出雲おろち大根」をテーマに講演されるため、東京に来られるという。

残念ながら私は先約があって行けないが、「福来鳥」のさとうえだ女将に連絡すると是非お話が聞きたいと云うので、急遽、野菜の学校の草間壽子さん(江戸東京野菜コンシェルジュ1期) にメールを入れて席を確保してもらった。




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「鎌倉大根収穫祭」の事は、小林先生にメールで報告はさせてもらったが、取り組みのきっかけは「出雲おろち大根」だということをお伝えして、栽培のノウハウ、中でも素人集団でもできるワンポイントアドバイスお願いした。

小林先生からは、「『鎌倉大根』として今後継続的に栽培されるに際しては、どのような形質を重視していくのかを決めたうえで、次年度用の採種 方法や採種する親の選抜方法に配慮する必要があります。」 とのアドバイスを頂いた。

今後、鎌倉大根未来研究会の皆さんと相談していくことになる。


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2015年12月01日

皆さん納得の「鎌倉大根」イベントが、鎌倉佐助で行われた。


鎌倉大根収穫祭の案内は、当ブログでも紹介したが、新聞報道やネットなどの情報もあって、大きな反響を呼んで、大勢の皆さんが鎌倉佐助の「福来鳥」に集まった。

当日は、地元コミュニティーチャンネルJ:COMの伊藤篤志さんや、共同通信横浜支社の吉川純代記者も来てくれて、賑やかな収穫祭イベントとなった。




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依頼されたトークショーは、鎌倉大根の試食を行ってからで、慶応の土肥梨恵子さんの進行で始まったが、鎌倉大根の根拠を説明する流れになった。

そもそもは「福来鳥」のある鎌倉市佐助の鎮守「佐助稲荷神社」に伝わる大根の古事「源十郎、弥十郎」による。
古事「源十郎、弥十郎」はパワーポイントで。

17年前、さとうえださんは、この地に店を開店した頃から、源十郎が栽培した大根の復活を夢見ていた。

そこで、鎌倉大根プランコンテストのゲストティーチャーに招かれた折には、神奈川の伝統野菜の他に、三浦半島の浜大根を紹介した。

そのあたりの詳細については10月に改めて伺った折りに書いている。


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2015年11月27日

鎌倉の歴史、鎌倉の大根からその一端が明らかに、実行委員会が収穫祭を実施。


鎌倉の大根を復活させたいというので、ゲストチィーチャーとして、お話をしたことは、当ブログで紹介している。
鎌倉の佐助稲荷神社に伝わる故事から、「鎌倉の大根」の歴史が明らかになる。
28日 11時からトークショーを実施するが、12時からは地域力創造アドバイザーとして、江戸東京野菜の復活を事例に鎌倉の大根についてお話する。



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すでに毎日新聞、神奈川新聞に紹介されました。

鎌倉大根収穫祭実行委員会にご参加はこちらから
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2015年10月26日

鎌倉の大根料理の店「福来鳥」に「まるごと だいこん」の著者と伺う。


鎌倉の大根料理の店「福来鳥」で、鎌倉大根プランコンテストがあるからとゲストティーチャーとして招かれたことは、当ブログで紹介した。

そもそものきっかけは、女将のさとうえださんは、ダイコン関係の書籍があると買い求めていて、絵本塾出版の「まるごと だいこん」も購入されて読んでいただいたようだ。

わかり易かったので絵本塾出版に電話をして、ダイコンの話をしてもらいたいと編集長に依頼したら、監修の大竹ならと、紹介されたという。

そんなことを、著者で構成と文の八田尚子先生と、構成と絵を描かれている野村まり子先生に話をしたら、「女将にお会いしたい」ということになり、女将も「ぜひお会いしたい」というので、鎌倉まで伺うことになったもの。




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当日は「ゆっくりお話をしましょう !」と、えだ女将が云うので、「福来鳥」の定休日の木曜日に伺ったもの、

「福来鳥」には、えだ女将のお人柄で、人々が集まってくる。
14時頃、女将の友人のひとり山口勉さんが、しばらくたってからは友人の栗原繁子さんもお見えになった。

お2人とも、夏に実施した「鎌倉大根プランコンテスト」で、私の話を聞いてくれている方々だ。

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2015年08月15日

鎌倉の皆さんが由比ガ浜でみつけた鎌倉大根の種を採種してきた。


鎌倉大根プランコンテストのゲストティーチャーとして招かれたことは、当ブログで紹介したが、
江戸東京野菜の話しかしないとの約束だったが、空気が読めなくてもいけないので、神奈川県の伝統野菜についても紹介した。

神奈川県園芸種苗対策協議会が、平成18年に発行した「かながわの地方野菜」に掲載されている「波多野大根」「三浦大根」「寺尾二年子大根」「横浜中部の中太り大根」等を紹介した。

しかし、古いものでも江戸時代初期の波多野大根だから、鎌倉時代の大根を探すとなると皆目見当もつかないでいたが、

一昨年、宇都宮大学で行われた「ダイコンサミット2013」で、島根大学の小林伸雄教授が、江戸時代以前からある、ハマダイコンを「出雲おろち大根」として商品化したとの話が記憶に残っていたので、三浦半島に咲いているハマダイコンの花を映像で見せて、皆さんに紹介をした。

すると、会場から、「その花なら葉山にあるわ!、」という声、
「それだったら、由比ガ浜にもあるわヨ!。」との声、

由比ガ浜にあるのなら、まさにそれが鎌倉の大根だ。

「今度、抜いてくる」という声もあったが、
それは環境破壊でやるべきではない。
栽培するなら、種を拾ってきたらいいと話した。





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神奈川県には「公益財団法人かながわ海岸美化財団」と云うのがある、毎月のように海岸の清掃作業が行われているが、8月12日の朝、海岸には、ハマダイコンの枯草が残っていて、ハマダイコンの莢が幾つも残っていたと、福来鳥の厨房を担っている大石千鶴子さんが、出勤途中に枯草の中から採種してきた。と連絡を頂いた。

運のいい話しだ。数日遅ければ、美化財団の皆さんに綺麗さっぱりゴミとして処分されていた。

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2015年08月07日

第1回 鎌倉大根プランコンテストの、ゲストティーチャーとして江戸東京野菜を伝えた。


6月だったか、鎌倉の大根料理店の女将さとうえださんから電話をもらった。

えだ女将は、鎌倉市佐助に平成10年に、大根料理の店「福来鳥」を創業して17年になるが、パトス誌(2009 VOL.56)に、大根料理の店として紹介されている。

店を始めた頃から、えださんは地元の佐助稲荷神社に伝わるダイコンを復活栽培できないかと、周りの人たちに云っていたという。

昨年、鎌倉を熱くしたい人たちが集まるカマコンバレーの定例会で、永年の思いを吐露すると、慶応の学生 土肥梨恵子さんが、手を挙げて、私がやりますと受けてくれたという。

その後、土肥さんは、静岡三保地域活性化プランコンテストに参加して、ブラコン手法を学んだりしていて、今回の「鎌倉大根プランコンテスト」の実施につなげた。

ゲストティーチャーには、神奈川県農業技術センターの大根の専門家が、早々に決まった。

一方、えだ女将は、たまたま手に取った「まるごと だいこん」(絵本塾出版) を読み、大根について大人が読んでも面白い本なので編集長に電話で、大根の物語を話をしてくれる人を紹介してほしいと相談をしたら、監修の大竹を紹介してくれたのだという。




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鎌倉大根を栽培したいという、えだ女将のお気持ちは理解したが、ご希望のお話が出来るかわからないので、新宿御苑で開催する「江戸東京野菜」の講座を聞いてからにしてほしいとお伝えした。

えだ女将は暑い中、新宿まで来ていただきご参加いただいて、楽しんでいただいた。そして、結果ゲストティーチャーを依頼され、数日後、「農」のある暮らしづくりアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣を指示された。

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プランコンテスト当日は、東京駅近くの商業施設「KITTE」で、「にっぽん伝統野菜フェア」が実施されていたが、次世代を担う大学生の皆さんたちに、江戸東京野菜について知っていただく良い機会なので、フェアは納所二郎理事長のお願いして、鎌倉に向かった。

シェアスタイル創造人の太田賢太郎さんが鎌倉駅まで、店の車で迎えに来てくれていた。
鶴岡八幡宮の出口とは反対の西口で、銭洗い弁天へ行く途中に「福来鳥」があり、その先に「佐助稲荷神社」がある。

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