2019年03月16日

亀戸の香取神社で開催される「福分けまつり」が、10日(日)、開催された。


亀戸の香取神社で開催される「福分けまつり」は、、今年で20回を迎える。

そもそもは平成9年に、JA東京グループが香取神社の理解を得て、江戸東京の農業「亀戸大根」の説明板を建立したことから、地元商店会「亀の会」の皆さんが、亀戸大根でまち興しを計画。

亀の会では平成9年の2学期に亀戸地区の小中学校に種を渡して、亀戸大根の栽培を始めたのが始まり。
1999年(昭和11年3月)収穫祭が始まったことから、地元の割烹「升本」が、説明板の隣に亀戸大根の石碑を12月に建立した。
これにより、第2回から、石碑の前で亀戸大根の収穫祭の式典が行われるようになった。






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大根に かけ水かけて 福もらい            

升本すずしろ庵の店頭に、亀戸大根がディスプレーしてあった。

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11時から始まる「福分けまつり」のために、亀戸大根の味噌汁づくりに、商店街の奥さん方が、亀戸大根を刻んでいた。
亀戸香取勝運商店街の居酒屋「発酵文化応援団」の喜連川麻理女将(左上)も、リズムよく刻んでいた。
「かめの会」福地憲一代表にご挨拶、




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2019年02月25日

江東区立第二亀戸小学校で亀戸大根を栽培する4年生に、「福分けまつりの宝船」のルーツを教えた。


今年は、3月10日(日)、亀戸の香取神社で「福分けまつり」が開催されるが、それに先立ち、江東区立第二亀戸小学校(安田照雄校長)では、亀戸大根の栽培をしている4年生に、福分けまつりのルーツを教えている。

福分けまつりは今年で20回を迎える、これも一つの区切りだ。
平成9年は、農業協同組合法の50周年の年だった。記念事業に何をするかで、提案したのが農業の説明板を50周年で50本建てること。

この提案を受けてくれた、トップの判断はすごかった。

記念事業としては画期的なことだったと自負している。
それは、その事業の社会的影響の大きさで、亀戸の商店街「亀の会」の皆さんが地域の小中学校に亀戸大根の種を配布して、栽培することを勧めた。

そのことが、20数年経過しても、地域の文化を醸成し、今更に発展していて、亀戸の事例が各地で参考にしている。





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昨年、毎年、亀戸大根の栽培をして、福分けまつりで収穫祭をしている経過が分からなくなっていると、安田校長がその経過を生徒たちに教えて欲しいとお話をいただいた。

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そこで、亀戸香取神社の歴史や、亀戸の子ども達が、両国の方まで、宝船を担いでいって、福を授けてきた話を映像で伝えた。

第二亀戸小学校では、神社の宝物館に展示してある宝船を、2011年、同校100周年記念に作成して、宝船を担いで収穫祭に参加している。


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2019年02月03日

練馬大根で作った沢庵漬け、江戸の昔から伝わる漬け方は塩辛かった。


先日、近くまで行ったので、石神井公園の近くにある練馬区ふるさと文化館に久しぶり寄ってみた。

練馬区立の小学校では、3年生の社会科見学のコースにしているようで大勢の小学生たちが来ていて、学芸員の説明にもにぎやかにメモを取っていた。




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2階に上がると、入り口に干し大根と練馬大根の沢庵を漬ける ”とうご” と呼ばれる大樽が、象徴的に置かれている。

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大樽には大人と子供がのぞけるように穴が開いていて・・・。

梯子をかけて中に入り漬け込むが、4千本以上の干し大根を荒漬けで仕込むが、出荷用に使われる4斗樽が60数個入るという。


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2018年12月30日

江戸で食べられていた江戸辛味大根の復活が始まったと、収穫された大根をいただいた。


江戸東京野菜の早稲田ミョウガや千住一本ネギを栽培している、練馬の井之口喜實夫さんから、江戸辛味大根をいただいた。

辛味大根だそうだが立派な大根だ。
栽培の経緯について伺うと、浅草葱善の田中庸浩社長から種をいただいたもので、初めて栽培したものとか。

辛味大根は、やせ地で栽培されるが、井之口さんの畑は堆肥がたっぷり入っているのと、今年の異常気象、12月初めまで暖かったから、大きくなったようだ。





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この大根には、物語がある。
 
「粋な辛さ江戸辛味大根                     
享保年間(1716〜1735)江戸浅草柴崎町、道光庵の庵主(信州長野出身)は、蕎麦うちの名人といわれ、鰹だしの代わりに〈辛味大根〉をおろして蕎麦を振舞いました。蕎麦めあての人が、信心にかこつけて連日門前に列をなし、「江戸評判記」では、蕎麦処の筆頭に拳げられるまでになりました。

当時、市中で辛味大根を自家で栽培するまでに流行ったと言いますから「蕎麦に辛味大根」は、江戸の粋な作法として定着していたと、言えます。
確かな目で選んだ農地で、確かな人が育て、厳選された「辛味大根」」
とある。

田中社長は浅草葱善としても、浅草時代の極楽寺道光庵の庵主が辛味大根で食べさせたということから、復活を願って栽培を依頼したもの。

この道光寺は、関東大震災で、世田谷区烏山に、他の寺と一緒に移転して、一心山称往院極楽寺がある。 

この寺は、世田谷区教育委員会調べによると「慶長元年(1596)白誉称往上人により湯島に創建されたが、明暦の大火で浅草に、さらに関東大震災により昭和2年当地に移転した。浅草のころ当寺は、寺内の道光庵庵主のつくるそばが有名となり「そば切り寺」として知られたが、修行の妨げになるとして天明6年(1786)「そば禁制」の碑が当寺住職により建てられた。
この碑は同庵にあった俳人宝井其角の句碑・墓とともに現在、当寺に残されている。」
とある。

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井之口さんのハウスでは、採種するための取り組みが行われていた。

辛味大根の食べ方の資料も添えてあった。


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2018年12月04日

第12回 練馬大根引っこ抜き競技大会が、今年も盛大に開催された。


練馬大根引っこ抜き競技大会の、募集が始まったと、当ブログで案内したが、今年の会場は立野町の畑。

大会会場は練馬区内を、3地区に分けて、大泉地区、石神井地区、練馬地区を回って開催しているが、今年は石神井地区で、立野町の井口良男さんの畑に決まっていて、第3回大会に続いで2度目の開催となった。

例年選手権の部は、リベンジを果たそうと、募集が始まるとすぐに一杯になるが、グループ参加では子供たちに体験させようとする若い家族で、大会は500名もの皆さんが参加して大会が行われている。。





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大会には、江戸東京野菜の普及に理解を示している小池百合子東京都知事も出席、競技実施前のデモンストレーションでは、マイブーツで大根の引っこ抜きに挑戦、苦労されていたが、「知事!」と、声を掛けたら抜いた大根をこちらに見せてくれた。

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開会に当たり、大会会長の前田燿男練馬区長、大会副会長の榎本高一JA東京あおば代表理事組合長などが挨拶をされた後、小池知事は挨拶で、田柄の畑で練馬大根を栽培していることを紹介した。

開会式が終わったところで、改めてご理解をいただいている小池知事に挨拶をさせてもらった。



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2018年10月01日

学校給食用「東光寺ダイコン」の生産拡大に向けて、関係者の協力を要請


東光寺ダイコンの第1回間引きが、先日奥住善則さんの畑で行われた。
今年7月に、日野市の栄養士さん方に招かれて、江戸東京野菜のお話しをさせていただいたが、

その中で日野市の伝統野菜「東光寺ダイコン」の生産者が減少の一途をたどり、30年前には20人もいた生産者は現在3人になっていることなどを伝え、生徒たちに食べる機会を作ってほしいとお願いした。

10数年前、練馬大根が同じような現状だったが、練馬大根引っこ抜き競技会によって収穫したものを、学校給食に提供することで、安定的生産に繋がっている。




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先日、奥住さんの畑で行われた第1回の間引きには、平日であったこともあり、参加するものはいなかったが、

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多摩八王子・江戸東京野菜研究会の福島秀史代表と、ボランティアの方が間引きを行った。



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2018年08月27日

伝統野菜・東光寺ダイコンを日野市の学校給食へと、企画が動き始めた。


日野市公立小学校教育研究会から招かれ、日野市の農業と食育の事例を紹介したことは、当ブログで紹介した。

特に、日野市の伝統野菜・東光寺ダイコンの歴史や現状をお話しした。

東光寺ダイコンは生産者が減少している、これと同じことが、10数年前の練馬大根の練馬でも起こっていた。
練馬ダイコンは知っていたが、練馬の殆どの区民は食べたことのない現状だった。

そこで企画したのが、練馬大根引っこ抜き競技大会だった。今、日野市でも何か考えないと、東光寺ダイコンがなくなってしまうと、栄養士の皆さんにお話しをした。

講演後、食育部の皆さんで、「東光寺ダイコンを日野市の全小学校で給食で取り入れていこう」となったとの、お手紙を、給食部一同から頂いた。





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東光寺ダイコンの播種は、8月の下旬か9月初めと云うことで、時間的余裕がない現状だった。

このことは研究会の講演に同席されていた多摩・八王子江戸東京野菜研究会の石川敏之さんが、福島秀史代表にも伝えたことで、日野市食育部の皆さんの思いに応えようと云うことになり、

福島代表と日野市都市農業振興課農産係や、保健給食係にも、挨拶に伺ったあと、これまで東光寺ダイコンを栽培してきた、奥住善則さんを訪ねて、日野市の子どもたちのために協力を要請した。

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日野市の食文化を育ててきた東光寺ダイコンを、次の世代に伝えていくには、食べることが重要だと云うこと等、奥住さんも同じ思いだったことは理解している。

初年度だから、出来るところから始めようと云うことで、奥住さんが少し多めに種を蒔いてもらうことで、了解してくれて、実施に向けて動き始めた。



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2018年04月08日

志村みの早生大根を初夏の5月末に収穫できないかと、小平の宮寺さんに栽培を依頼した。


板橋区の伝統野菜「志村みの早生大根」は、夏大根として7月に収穫して板橋ではイベントを行っているが、
産物が少ない初夏の5月に収穫ができないかと、JA東京あおば板橋支店の中川センター長に相談した。

板橋ではまだ栽培する方はいないようで、それならとタネを分けてもらって、小平の宮寺光政さんにお願した。






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2月末にお願いしたが、すぐ送っていただいたので、宮寺さんは3月初めに蒔いていただいた。
しかし、寒さが厳しく、発芽は遅れたが、先日、夏日の午前中に発芽状況を見せていただいた。

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宮寺さんは、そろそろ間引きをしようと思っていると云う。

5月20日頃の出荷を予定していて、これから2カ月弱でどの程度大きくなるか、宮寺さんはこの天候が続けば大丈夫だと話しておられたが・・・・。
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2018年03月14日

「第19回 福分けまつり」が、3月11日(土)亀戸香取神社境内で開催された。


「第19回 福分けまつり」が、3月11日(土)亀戸香取神社境内で開催された。

福分けまつりに先立ち、10時から地元亀戸地区の小中学校・幼稚園が参加して収穫祭が執り行われた。

子どもたちが参加すると云うので、保護者の皆さんも会場に集まり、年々賑やかになっている。

今年は、氷点下が続くなど栽培環境は厳しい日が続いて、プロの農業者でも難しい中で、良くできていた。





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主催者の地元商店街「かめの会」の皆さんは、早くから亀戸大根を、皆さんに配れるように紐付け作業をし、福分けみそ汁づくりには、亀戸勝運商店街の味噌屋丸定の女将や、喜連川さんの奥さんなどが味噌汁づくりに、大根を刻んでいた。

右から、資料を送ってくれた喜連川覚さん(発酵文化応援団店主)と、先日第二亀戸小学校の授業にお立合いいただいた福地憲一会長にご挨拶。



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2018年03月04日

第二亀戸小学校の4年生は、亀戸香取神社の福分けまつりに先駆けて、亀戸大根の授業を受ける。


昨年の亀戸香取神社の福分けまつりで、ご挨拶をさせていただいたご縁で、第二亀戸小学校の安田照雄校長と名刺交換をさせていただいたが、来年、亀戸大根の授業をしてもらいたいとのご意向だった。

今年、安田校長から改めてメールをいただいた。
3月11日(日)の「福分けまつり」開催前に、亀戸大根の授業をしてもらいたいと云う。

江戸東京野菜を知っていただく機会を1997年から取り組んでいただいたことだから、感謝をこめて喜んでお引き受けし、福分けまつりの主催者・福地憲一会長(観光協会会長)にもお願いしてきていただいた。






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生徒たちは、見慣れた亀戸大根や、亀戸香取神社の写真を集中してみていた。

質問をしても、何人もが手を挙げて答えた。

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亀戸大根の説明板は、平成9年の業協同組合法施行50周年記念事業に提案したもので、50ヶ所に建てた内の1つ。

地元商店会の「亀の会」が、この地で亀戸大根が栽培されていたことを知り、平成11年に、福分け祭りが始まり、その年の12月に割烹亀戸升本が、大根の石碑を建立している。

第1回の4年生は今29歳、子どもがいる人もいて、亀戸大根の歴史文化は次世代に移りつつある。


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2018年02月01日

先月22日の豪雪にダメージを受けた亀戸駅の亀戸大根には収穫祭に向けてビニール傘がかけられていた。


3月11日(日)に亀戸大根の収穫祭と福分け祭りが、亀戸の香取神社で開催される。

この収穫祭、亀戸地区の6校の小学校で栽培された亀戸大根と、JR亀戸駅が栽培した亀戸大根が奉納されて、収穫祭が行われる。

その後、福分け祭りとして、葛飾区高砂地区の農家が栽培した亀戸大根が、参詣者に配布され、亀戸大根汁等がふるまわれる。

JR亀戸駅では、地元の伝統野菜、亀戸大根を、亀戸の住民はもとより、亀戸を通過する通勤通学の皆さんに知ってもらいたいと、そして地域に密着した活動として地元の香取神社のお祭りを盛り上げようと、20年来ホーム脇で栽培しているもの。




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この場所、南側の生垣とその隣にある木場への引込み線の高架によって直射日光はほとんど当たらない場所。

先月、22日の豪雪がまだ残っている中で、低気圧の進路によっては1日の夜以降積雪となるおそれがあるとの天気予報で・・・・、
線路脇には、ビニール傘の廃物利用でわずかに残った、亀戸大根を覆っていた。


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2018年01月19日

頼んでいた汐入大根が出来たと、小平の宮寺光政さんから電話があった。


小平の宮寺光政さんから、「頼まれていた汐入大根が出来たよ!」と電話をもらった。

汐入大根は、荒川区の汐入地区で栽培されていたもの。
今はその地名はなくなってしまったが、汐入は隅田川の上げ潮が、あがってくる限界の地域を昔から汐入と呼んでいた。

この大根、二年子大根で、年をまたいで収穫されることからその名があり、この大根も10月13日に播種していて、荒川区では、汐入大根とか、荒木田大根と呼ばれていた。

江戸東京野菜としては、2012年に登録されている。





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汐入大根については、宮寺さんに栽培してもらったことがあるので、昨年、また栽培してと、タネを蒔いてもらっていた。

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はじめて栽培してもらった時は、試食会を宮寺さんのハウスで行っていて、

その後、よしかつの佐藤勝彦さんからレジピを送ってもらっている。

荒川区の観光振興課では、江戸東京野菜は、荒川区の観光資源だと云うので話題になったこともある。

最近、伝統大蔵大根を使ってテレビ番組のピデオ撮りした日本橋「ゆかり」の三代目喜三夫さんに使ってもらおうと、電話をして、汐入の謂れを説明すると、

汐入は、昔ボーイスカウトで行ったことがある。
あそこで昔栽培していたの?、是非使いたい!! とのこと。

宮寺さんに聞いたら、東京シティ青果が取りに来ると云っているので、いつもの卸「築地三徳」から仕入れてもらうようにお伝えした。

追伸
金曜日に、汐入大根が届きましたと三代目からメールをもらった。
丁度、大手町で大根特集の料理教室があるので持って行くという。

良かった。



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2018年01月14日

乾燥練馬大根の試食用サンプルにアンケート用紙を入れて、江戸東京野菜の利用飲食店に届けている。


「練馬大根2020東京オリンピック出荷研究会」の渡戸秀行さんから電話をもらった。

乾燥練馬大根を試食していただけるお店を紹介してほしいと云う。

練馬区では渡戸章さん、白石好孝さん、五十嵐透さんに依頼して、練馬大根(固定種)の採種をしているが、同区では、これを「伝来種」と呼んで、希望する区民や小学校での栽培、さらには練馬大根引っこ抜き競技大会などに提供し、練馬区立の小中学校の学校給食で食べられている。

この大根を栽培している、白石好孝さん、荘光男さん、五十嵐透さん、渡戸正さん(章さんの後継者)と秀行さんの5人で結成した「練馬大根2020東京オリンピック出荷研究会」、事務局はJA東京あおばで、今年から伊藤信和さんが担当。

昨年「乾燥練馬大根を使った 料理教室・試食会」を開催したことは、当ブログで紹介している。




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練馬ダイコンを、季節以外でも味わっていただこうと、乾燥ダイコンを思いつき、ドライフルーツを作っている「リレーションズ」の吉沢勉社長に相談した、

昨年は、遠赤外線乾燥と減圧乾燥で作ったもので試食をしたが、白く仕上がる遠赤外線だけにしたと云う。

上の画像をタップする

当ブログに登場している各飲食店を紹介したが、乾燥ダイコンと共に、アンケートを添えてご意見を伺う。

使いたいか、いくらぐらいなら、等だが・・・、

さっそく、どこで買えるのかという、電話もいただいていると云うから、期待が高まっている。
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2017年12月12日

「東光寺ダイコン」を学ぼう! 〜圃場見学&収穫体験と座学〜が、日野市の七ツ塚ファーマーズセンターを拠点に開催された。


多摩・八王子江戸東京野菜研究会が主催する「東光寺ダイコン」を学ぼう! 〜圃場見学&収穫体験と座学〜が、今年も昨年に続き日野市の七ツ塚ファーマーズセンターを拠点に、生産者の奥住喜則さんの畑とハウスを見学する体験学習に参加した。

10時に七ツ塚ファーマーズセンターに集合した一行は、センター近くの奥住さんの東光寺大根の栽培圃場に向かった。

東光寺大根は収穫期を迎えていて奥住さんは、このイベントのために休むことが出来ず、朝早くから畑で抜いていた。
東光寺ダイコンは、奥住さんが自分でタネを採種しているので、自分好みのタイプを残しているそうだ。

この畑は、東光寺ダイコン専用の畑だそうで、他の野菜は作らずに連作を続けているが連作障害は起きていないと云う。

練馬ダイコンは300年も連作を続けてきたが昭和の時代になって、バイラス病が蔓延して栽培できなくなったと聞いている。

東光寺ダイコンはそれと比べれば、まだまだ・・・・・



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奥住さんに勧められて、参加者が大根抜きに挑戦。
東光寺ダイコンは、練馬大根に比べるとスリムだから、
皆さん簡単ではないが抜いていた

上の画像をタツプする
江戸東京野菜コンシェルジュの
上の段は、手島英敏さん、名取名子さん、佐々木昭さん
下の段は、河原井靖子さん、納所二郎さん、篠原久仁子さん



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2017年12月11日

川村いさみさんが歌う、江戸東京野菜応援ソング「野菜のタイムカプセル」を聞いて感動した。


多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表の友人として川村いさみさんを紹介された。
そもそもは、昨年だったか、八王子駅北口ストリートで野外ライブをしていた所を通りかかった福島さんが、その歌に足を止めたことから始まった。
唄「ふきのとう」のふるさとを思いだす一節だ

「・・・姪っ子が走って畑で大根を引っこ抜いて・・・・
その日の晩のお吸い物にさっそく浮かんでいたのを覚えている・・・
・・・思い出が忘れられず・・・」

彼の歌に、風土と食べものは記憶に残っているものだと、ライブが終わってから声をかけたと云う。

川村さんは福島さんが取り組む「江戸東京野菜」に、興味を持ってくれ、この詩を書き上げ、歌い込んだ。

江戸東京野菜の応援ソングだと云うので、どんなものかとあまり期待していなかったが、聞いて驚いた。

長文の歌詞も良いし、それを歌いこなしているのには、感動した。
まさに応援ソングだ!!




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上の画像をタップすると、YouTube にリンクする。


動画には、高倉大根の生産者・立川太三郎さんを始め、
江戸東京野菜コンシェルジュの福島さん、石川敏之さんと、
若林牧子さんや増田純代さんも川村さんと親しく写っている。

彼はRABUTORAというバンドのボーカル&ギターを担当している。


先日、「練馬大根引っこ抜き方教えます」を作詞作曲した渡戸秀幸さんを紹介したが、そのうち二人のライブも聞きたいものだ。

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2017年12月10日

第11回 練馬大根引っこ抜き競技大会が12月3日の午前中、晴天の下で開催された。


第11回 練馬大根引っこ抜き競技大会は南大泉の富士街道沿いにある井口哲哉園主の畑で開催された。
大会会場は。石神井、練馬、大泉の順で回っているが、同会場は第8回大会が行われた畑。

今回は記念事業として、開催1時間前にギネスに挑戦が大会会場の脇に種が蒔かれて行われたことは、当ブログで紹介紹介している。




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上の画像をタツプする
開会に当たって、大会副会長の榎本高一JA東京あおば代表理事組合長が、主催者挨拶を行った。
この大会、練馬区の小中校の生徒で練馬大根を食べたことのある生徒は少ないことから、開催しているもので、

練馬大根を生産者に作ってもらい肉体的負担の大きい抜く作業は、一般募集して皆さんに抜いてもらう。スポーツ感覚で・・・・。

八方晋一審判長から今年のルールが発表されたが、競技は30秒で何本抜けるか、これまでの大会では最短時間。
粕谷佳紀大会事務局長に話を聞くと、練馬区が伝来種(固定種)としている白石好孝さんが採種した種を播種したが、今年は播種した後、長雨で太陽が出なかったこともあり生育が大幅に遅れてしまったと云う。



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2017年12月09日

練馬大根引っこ抜き大会の準備体操は渡戸秀行さんの曲に乗って、引っこ抜き方を学びながら体がほぐれていく。


練馬大根引っこ抜き大会に先立って、選手は畑に入り準備体操が始まる。

渡戸秀行さん作詞作曲の「練馬大根引っこ抜き方教えます。」の曲が流れる中、小学校で体操の講師をしている坂田有紀さんのリードで、坂田さんが独自に体操をフリ付けた。

リズムがいいし、坂田さんの体操もメリハリが効いていて、よく体がほぐれていくのが体感できる。


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渡戸さん(江戸東京野菜コンシェルジュ)は、練馬区平和台で練馬大根を始め、江戸東京野菜各種を栽培している練馬を代表する農家のひとり。

上の画像をタツプする

YOUTUBE練馬大根引っこ抜き方教えます

作詞作曲:渡戸秀行2016

大根抜きで大切なのは
長靴 手袋 帽子に 手ぬぐい
五代将軍綱吉が
練馬の大地に広めたんだ

土の 中に 隠れてる
本当の 形は  わからない

両手でしっかり つかんだら
腰をしっかり 落としまして
葉っぱを持ってもぬけません
それが ね・り・ま   だ・い・こん
引っこ抜き方教えます スッポン スッポン

大根抜きで いけないことは
前後左右に 揺すること

種から 育って 三ヵ月
愛も 一緒に 育ったよ

両手でしっかり つかんだら
まっすぐ上に 抜きましょう
二本折ったら、また来年!
それが ね・り・ま   だ・い・こん
これが ね・り・ま   だ・い・こん
引っこ抜き方 教えます スッポン スッポン

写真は東京都農業祭で歌う渡戸さん

渡戸さんは、東京都の農業祭の他、地元の農業祭で歌っているのを見かけた。
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2017年12月07日

“ としまで学ぶ江戸東京野菜 ” の講座で街歩きとして「江戸東京野菜をたずねる」


豊島区の公益財団法人としま未来文化財団が、南大塚地域文化創造館で行っている企画に、江戸ソバリエのほしひかる先生が、協力しているご縁で、11月に江戸東京野菜についてお話をさせていただいたが、このことは当ブログでご報告している。

その後、豊島区に近いところの農家に案内し、収穫体験をし、現場で江戸東京野菜について、お話しを聞きたいと云うので、お引き受けしていた。




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豊島区南大塚と云うと、池袋に近い。東京メトロ有楽町線で平和台集合なら30分で行ける。
そこには広い農地があるし、江戸東京野菜を渡戸さんたちが栽培している。

上の画像をタップする
練馬ダイコンの引っこ抜き体験をして抜いた大根は持ち帰ると云う企画だ。


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2017年12月04日

練馬大根で「ギネス世界記録達成!!」JA東京あおば20周年・練馬区独立70周年記念イベントで・・・


JA東京あおばは、JA板橋、JA練馬、JA石神井、JA大泉の4JAが合併して20年になる。

また、練馬区はかつて板橋区だったが、西側が板橋区から独立して今年で70周年、そもそも練馬大根引っこ抜き競技大会は練馬区独立60周年記念として始まったイベント。

JA東京あおばと練馬区が始めた、練馬大根引っこ抜き競技大会に次ぐイベントとして、「ギネス世界記録に挑戦!」が企画された。

第11回 練馬大根引っこ抜き競技大会の開催に先立ち、
「3分間で練馬大根を何人が抜けるか!」という挑戦が、練馬区南大泉の井口哲哉園主の畑で実施された。



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ギネス挑戦の会場は、引っこ抜き競技大会会場の脇に用意された。

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参加者は、改めて募集するのではなく、第11回練馬大根引っこ抜き競技大会に参加される、選手権の部出場者全員、とグループ参加の部は、代表が一人となっている。


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2017年11月29日

井之口さんは、練馬大根を作っても一流で、立派なのが出来た。


練馬の井之口喜實夫さんには、今年も、江戸東京野菜の早稲田ミョウガを栽培していただいたが、新宿区立小中学校の給食に秋にはミョウガの子、早春にはミョウガタケを出荷されたが、

他にもこれまで江戸東京野菜の伝統小松菜、寺島ナス、雑司ヶ谷ナス、馬込半白キュウリ、馬込三寸人参などを栽培していただいた。

夏の終わりに、日本農林社の固定種・練馬大長尻大根を蒔いたとの話は当ブログで紹介している。



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私が伺ったので、抜いてみようと云って、取り掛かったが抜けない。
勇喜夫さんが脇を掘ってフォロー。長いのが抜けた。

地元の漬物業者に販売すると云う。



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posted by 大竹道茂 at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根