先日、京都の久保功先生が、東京の板橋区立郷土資料館の学芸員から板橋で栽培されてきた大根の資料を送ってもらったとの電話を頂いた。
久保先生は、野菜文化史研究センターの代表で、最近では大阪でお会いしているが、長屋王の木簡の資料などを送って頂いている。
今回は、練馬大根が栽培されていた、城北地域の板橋に伝わる資料を入手したというので、お話を伺うと、巣鴨胡蘿蔔や、巣鴨大株、徳丸大根、志村沢庵大根、志村夏大根など、彩色の巻物だという。
知らなかった名前の根菜類も多く、郷土資料館の学芸員・中村新之介さんの名前をお聞きして先日伺った。
事前に電話でご都合を伺ったが、こちらの立場を紹介すると、「知ってますよ、2年ほど前に練馬で名刺交換をしてます」といわれてしまった。
前にもそんなことがあったが、失礼してしまった。中村学芸員は気にも留めずに、時間をとってくれた。
郷土資料館は赤塚城址の一角にあり、練馬区高松の実家から車で30分以内の距離だ。
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