2024年12月29日

江戸東京野菜の復活普及活動、新年に向けて、期待のニューフェイスを紹介する。


瀧野川八幡神社では、滝野川の名の付くゴボウ、長ニンジン、
そしてカブを栽培しているが、今年第2回滝野川品評会
「カブ主総会」が開催されたことは紹介した。

今年で、2回目と云うこともあり、多くの方々に来ていただいた。



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その中に、1人の青年が、私の本・江戸東京野菜の物語を
持って訪ねてくれた。

何でも、今年東京農大に入った1年生で松澤櫻太朗と名乗った。
当ブログも見てくれているようで、後輩の田中君と
一緒に訪ねてくれたわけ。

江戸東京野菜を栽培したこともあるようで、話の様子で
江戸東京野菜に対する思いが伝わってきた。

家は、板橋で鉢花を栽培していると云う。
話を聞いて、ピーンと来た。
板橋の鉢花農家で松澤というと名門だ!

一緒にいた、審査委員長を務める渡邉和嘉さんも話を聞いて、
お父さんを知っている!

松澤君は、この後中央会の川並三也さんから聞いていた、
冬の江戸東京野菜収穫体験&山分けイベント」に、
後輩たちと参観したようだ。


8日は集中的に、江戸東京野菜を学んでいる。



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2024年09月18日

多磨霊園の近くまで来たので、農の生け花の横井友詩枝先生の墓参り



今年6月の末に、八王子の濱中洋子さんから、農の生け花の創始者、
横井友詩枝先生の墓参りに誘われたが、先約があっていけなかった。
近くに行くことがあったら、お参りをしてこようと思っていた。

それが、小金井市立南小学校に行った折、東八道路の小金井リハビリテーション病院前で下車したが、その南側が多磨霊園で、
そこの信号を渡ったところが、バス通りになっていた。



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横井家の墓地は、都立多磨霊園、6区1種12側12番
同行してくれた松嶋理事が、地図を見て、暑い中右だ、左だと云って
見つけてくれた、
京王のバス停では「霊園南七号地」が最寄りのバス停。

上の画像をタップする



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2024年08月25日

8月15日(木)の日本農業新聞に「あの日の軍国少年戦後79年』として大先輩が掲載された。


8月15日(木)の日本農業新聞1面に、
『破れた「幻想」16歳の夏 戦禍の満州逃げ惑う」として、
「あの日の軍国少年戦後79年上』が掲載された。

戦後79年の特集は、8月に各紙・マスコミなどが表しているが、
記事は95歳の村尾孝さんが軍国少年の思い出を語るもので、
東京農大専門部農業拓殖科昭和23年卒が目を引いた。

我々同期は昭和18年から19年3月の戦中生まれだが、記事では
終戦間近な20年4月に同科に入学し満州報国農場に送られた。

新聞記事を同窓にコビーをして送ったが、反響は大きく、
同じ思いの仲間から連絡がきた。



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日本農業新聞としても、反響が大きかったのだろう、
掲載内容の上中下をSNSに掲載した。

上の画像をタップする



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2024年08月13日

千葉県印西市で野菜栽培をしている吉原さんがヨシハラ農園の写真を送ってくれていた。


大学の同期・吉原久雄さんは71歳の2015年から千葉県印西市の畑を借りて、社会貢献しようと農産物の栽培をしてきた。
2021年6月に送ってくれたのは本埜地区の約150uの畑だが、
風通しが良くなかったようだ、
2022年に送ってくれた写真は大森地区の120uと小さくなった。

毎年のように畑を借りるのに苦労しているが、昨年からは新たな畑で
大森地区に無料の畑が見つかり、120uから600uに広くなった。
水はけが良好で火山灰土だから土は柔らかくこれまでの中でも
最高の畑だと、7月に写真を送ってくれていた。



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フードバンクISSを活用して、皆さんに食べて頂いているようだ。
上の画像をタップするとヨシハラ農園

昨年から地球は温暖化から沸騰の時代に入り、厳しい暑さが
続いていて、雨が降れば、2〜3年前から線状降水帯が発生して、
各地で地形が変わるほどの豪雨が降るようになった。

7月に撮ったヨシハラ農園の写真以降だが、降雨不足で枝豆に豆が
入らない、インゲン豆も猛暑の影響を受けている。

減農薬栽培のスイートコーンは、200本も植えたそうだが、
アワノメイガ対策の農薬散布のタイミングが遅れ、虫食いが発生し、
フードバンクへの提供ができず、自分で食べていると云う。

吉原さんだけではない。
東京の農家からも同じような話は聞いている。


パリオリンピックのマラソンでは同窓の小山直城選手を
応援していたが残念だったとメールが来ていた。
9月になると東都大学の秋季リーク戦も始まる。
神宮球場で学歌を歌ってこようと約束している。


追録
吉原さんは66歳でJICA 独立行政法人国際協力機構が募集する
「 シニア海外ボランティア」に参加、マレーシア(2002−2004)
トルコ(2006−2008)トンガ王国(2010−2012)に行っていたから、
2022年1月にトンガで大規模な海底噴火が発生した時の
吉原さんの思いを紹介している。

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2024年07月05日

「農の生け花」東京グループの皆さんが、横井友詩枝先生の墓参を行った。



「農の生け花」東京グループの代表だった八王子の濱中洋子さんから、
横井友詩枝先生が亡くなられてから20年ということで、
墓参りに行かないかとお誘いを受けた。

友詩枝先生は、東京農業大学初代学長横井時敬博士の次男
利直博士(土壌学)の妻で、「農家のための生け花」を確立した。

お墓は、府中市の都立多磨霊園で、6区1種12側12番

先約があったので失礼したが、その日は豪雨で、皆さん午前中に
JR武蔵小金井駅に集合して、バスとタクシーに分かれて
都立多磨霊園へ向かった



スクリーンショット 2024-07-04 233557.png

墓は皆さんが持参した花で祀られた
平成16年7月30日 戒名は瑞光院友誉詩仙明枝大姉 享年92歳

上の画像をタップする 右から
高鳥さん(八王子市)、矢ケ崎さん(西東京市)、関森さん(調布市)
清水さん(立川市)、古田土さん(あきる野市)、小山さん(八王子市)
濱中さん(八王子市)、斎藤さん(八王子市)の皆さん。

写真を撮って頂いたのは、東京農大塩倉高義名誉顧問の奥様。
塩倉名誉顧問は亡くなられましたがご夫妻には、
農の生け花の応援をしていただいた。

日本農業新聞では、友詩枝先生の作品を10年、掲載した
「農の生け花カレンダー」を発行していたが、掲載する作品が
無くなったようで、今年で終わる。

この模様を含めて7月29日号に農の生け花の記事を掲載すると云う。


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2024年06月28日

東都大学野球の東京農業大学は、駒沢大学を猛打で破り31年振りに1部に復帰した。


東京農大は、3部に陥落した2023年屈辱の秋のシーズンを、
1シーズンで2024年春に2部に返り咲き即優勝した。
そして25日からの駒大との1部入れ替え戦を迎えた訳だ。

第1戦は、神宮球場のネット裏最前列に陣取り
ベンチ内を覗ける席から選手一人一人に声をかけた。
東農大にも甲子園組の選手が何人もいるが、24年ぶりの1部との
入れ替え戦に緊張したのか、2安打に抑え込まれた。

しかし、北口正光監督は2部優勝のプライドで戦う。
3部からの下剋上を狙う北口監督はPL学園でKKの次を打っていた。

先取点の立役者和田泰征主将と大学1号ホームランの古川朋樹選手は、ナインとハイタッチ。これで東農大は駒大に逆王手となった。

學歌、応援歌、大根踊りと応援団は懸命の応援を繰り広げた。


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上の画像をタップするとyoutubeで3回戦
気分的には、選手と一緒で輪の中にいた。



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2024年06月02日

東京農大硬式野球部は2部優勝を果たし、24年振りに1部との入れ替え戦に臨む。


東京農業大学の硬式野球は24年前に東都大学1部の中央大学との入れ替え戦で、阿部慎之助捕手(現巨人軍監督)にホームランを打たれて負けて以来、入れ替え戦の機会なく、2部に低迷していたが、2023年には3部に陥落した。

この屈辱を、同窓達が叱咤、選手も必ず戻ってくるとの誓いで、2023年秋3部降格のシーズン、対帝京平成大に勝って3部の優勝決定、

2部との入れ替え戦で、大正大学に2勝1敗で勝って、1シーズンで2部に返り咲いた



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返り咲いた2024年の2部の春季リーグで。
国士館大戦(4/11)、専修大学戦、拓殖大戦(5/9)、立正大戦(5/21)、(5/22)も勝って2部優勝決定。最終戦の東洋大戦(5/27)は1勝2敗だった。

表彰式はここから。成績表はここら。



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2024年05月04日

【陸上】前田和摩「素晴らしい経験」27分21秒52で学生新&日本歴代5位/日本選手権1万m


【陸上】東京農大の前田和摩選手2年生は、5月3日静岡ススタジアム
で行われた日本選手権の男子1万mに出場し、27分21秒52で、
日本人学生歴代1位、20歳代の記録も更新した。

昨年はスーパーランナーとして脚光を浴び、彼の活躍で箱根駅伝出場も
実現したが、体調を壊して期待に沿えなかった。
丸の内で応援したが、東農大は総合22位だった。


スクリーンショット 2024-08-24 210816.png

上の画像をタップすると日刊スポーツ

今年は、箱根駅伝の予選を通過した後、昨年の反省を含めて
練習に励み、リベンジを果たしてくれるだろう。




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2024年01月10日

大学の同期の横山日出現さんが、夫婦での旅行先から写真を送ってくれた。


58年ぶりに大学の同期の横山日出現さんにお会いした話はしたが、

コレド日本橋の「奈美路や」で、
江戸東京野菜の話をしながら食事をした。

同店は日光江戸村がオーナー社と伝えたことから、横山さんご夫婦は
「暮れ正月鬼怒川温泉に来て日光江戸村を見学しました。
園内で奈美路やを見つけた」と、メール添付の写真を送ってくれた。



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上の画像をタップする

横山さんが見つけた「奈美路や」は前からあったが、
食の店は「竈や」だった。
日本橋にできた「奈美路や」は、さりげなく日光江戸村へ
誘っているようだ。



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2023年11月14日

懐かしい友人、横山日出現さんに案内してもらって、写真家大野崇さんの写真展を見に行った。


9月に58年振りに農大の同級生にお会いした話をしたが、彼は高崎出身
の横山日出現さんで、学生時代には、当時高崎駅前で旅館をしていた
お宅にも遊びに行って泊めてもらったこともある。

卒業後、彼は、カナダのトロントに農業移住していたが
その後、ヨーロッパに渡り、色々あってシャモニーに定住し
結婚してからは、華々しい活躍をされている。




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江戸東京野菜という、伝統野菜の復活普及をライフワークにしていると
話したら、テント張りの朝市の写真を送ってくれた。

上の画像をタッブする。

シャモニーで販売されている野菜は分ったが、販売している周辺
シャモニーの景色の写真は無いかと聞くと。




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2023年10月15日

東京農大、10年ぶりに箱根駅伝本戦出場を決定した。


東京農業大学が箱根駅伝では長いトンネルから抜けられないでいるが、灯かりが見えてきた感があり、10月の予選会が待ち遠しかった。

三多摩常盤松会でも、駅伝の話でもちきりだったが、その後事務局長の金子章敬さんから案内が届いた。

国営昭和記念公園の西立川口に、7時50分集合とあった。





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会場へ入ると農大応援団旗を目指して、その前に席をとったが、
スタート地点(赤丸)の反対側になる。

上の画像をタップする
大応援団旗のあるのは広い会場でも一目でわかった。
1時間半ほどスポーツ紙や応援を見ていたが、9時35分スタートした。
広い滑走路のようなところだから、反対側まで来るのに5分程かかる。

先頭は留学生の集団だった。
農大の前田選手は内側にいたのか、何処なのかわからなかった。



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2023年09月10日

東京農大の理事長になられた江口文陽学長に、東京多摩地区のOB会でお会いした。


立川のホテルで大学OBの集まりがあった。
新型コロナの影響もあり、久しぶりに開催された。

OB会の事務局長金子章敬さんから案内が来ていたが、江口学長が
学校法人の理事長になられた事を聞いていたので
出席することにしていた。



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江口学長は2021年4月に学長に就任され、
2023年7月に学校法人の理事長に就任されている。

挨拶では、学究としての経歴や、理事長としての今後の経営の方針、
世田谷キャンパスには国際センターをオープン
更には、長年予選会出場の箱根駅伝チームの報告や期待
又、ボクシング部員の不祥事は謝られた。

上の画像をタップする
この会は、多摩地区にいる同窓の集まりだが、卒業学科としては、
農学科、林学科、畜産学科、農芸化学科、農業工学科、農業経済学科、
醸造学科、拓殖学科、造園学科、栄養学科などで、
仕事がらみで付き合いのある者たちが集まっている。

一番の長老は昭和36年卒の福島さんで、私は5才下で出席者の中では
三番目で、昭和卒が37名、平成が15名だった。



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2023年06月20日

嘘だろう!、ホント!!、友人のメールに「農大14年ぶり出場!}とあった。


千葉で野菜を楽しんで作っている吉原久雄さんからメールが届いた。
メールの最後に添付されていた記事に驚かされた。

「農大14年ぶり出場!前田和摩U20歴代2位の激走」とあった。

立川で行われる予選会でも、期待は持てなくなっていた。
正月3日は、ミクニマルノウチで、他校の激走を見ていたが、



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上の画像をタップする




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2023年03月25日

濡れそぼる上野のヤマの桜の花は、満開だった。


桜の開花が例年になく早く、今年は3月14日(火)に靖国神社の桜が
開花したと報道があったが、その後花冷え、雨の日が続いた。

大学の友人・清水紀彦さんから、
今度、上野で飲むからと連絡をもらって出かけた





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上野の山の桜並木は満開の花が、冷たい雨に濡れそぼっていた。

上の画像をタップする



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2022年11月12日

東京農大校友会ニュースが届いた。「大蔵大根」のアイスを開発 とあった。


東京農大校友会ニュースを開いたら「大蔵大根」の文字が
飛び込んできた。
東京農大食料環境経済学科大浦裕二教授の記事が掲載
されていたもの、「連携協定の成果着々」とあった。

「だいこんあいす」は東京農大と世田谷区の
連携プロジェクトで誕生したもの。




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上の画像をタツプする
アイスは、白とグリーンの2種類で、白いアイスは牛乳を基本とした
ミルク味。グリーンのアイスは、葉っぱとミルク味だそうで、
「3時のおやつに親子で楽しく学ぶ世田谷の農業」だと云うから
素晴らしいコンセプトだ。

農大近くにあるイタリアンの福田耕二シェフ
アドバイスをしているようだ。

JA東京中央の直売所で販売すると云うから、買って食べてみたい。



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2021年11月27日

卒論に江戸東京野菜を選んだので話を聞きたいという学生さんとZoomでお話した。


この時期になると、江戸東京野菜を卒論に選んだといって、メールをいただくが、今回お話をした学生さんは、11月の初めにメールをいただいていて、対面でのインタビュー調査か、オンラインでのインタビュー調査で 1時間前後、という希望だった。

先日も、学生さんとオンラインのZoomでお話をしたことは報告したが、今回の学生さんは、東京農業大学国際食料情報学部食料環境経済学科の4年生。

卒論への協力は昔から行っていて、東京農大の同じ学科では芳賀緑さんが食料環境経済学科賞を受賞しているから、参考になると思う資料はメール添付で送ったが、参考になったか。




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研究室から画像が届いた。
上の画像をタップする


質問の内容は、メール添付で頂いた。
「現在私は所属しているゼミにて "江戸東京野菜ブランド化の可能性" というテーマで研究を行なっております。
農産物(江戸東京野菜)のブランド化が地域経済の活性化にどのような影響を与えるのか、他産地と比較しながら考察することを目的としています。
」とあった。

他産地として「京野菜や加賀野菜」の名が挙がっていた。
誰にでも聞かれることだが、その場合は京野菜や加賀野菜につてどの程度知っているか、聞いてみると、京都、加賀(金沢市)の歴史文化のイメージが強く、野菜について詳しいわけではないことが多い。

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2021年11月12日

福井県大学の進士五十八学長が講演で東京に出てきたのでお会いしてきた。


都市農地活用支援センターが「秋の講演会・セミナー」を実施すると
いうので、青山の東京ウイメンズプラザに行ってきた。

同センターが実施している「農の機能発揮支援アドバイザー派遣事業」を活用して、小学校などの、「命をつなぐ江戸東京野菜の栽培授業」に派遣されているが、

同センターからの案内に、福井県大学の進士五十八学長が
講演をするという。
当日は、午前中にTJGの栽培授業があったが、
講演は午後からだったので、お会いしたいと思って出かけた。







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進士学長は講演で1944年生まれと話していたが、同い年で東京農大の
キャンパスライフでは科が違うので存じあげなかった。

都市には農地はいらないという国の政策で、都市農地は、
農地の宅地並み課税の、高い税金で「農地を吐き出させる」
という無茶な政策を打ち出していた。

当時、助教授だった先生は、「都市農地」は都市住民に必要なのだ
という自説を唱え、国の政策に対峙していて、その時にお会いした。

進士先生の学説を朝日新聞の畦倉実記者が “農”のない都市なんて!、
で、東京版に写真入りで連載、55回も続いたことから
先生の考え方が都民に浸透していった。




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2021年07月01日

スーパー堤防の土手下で、花を楽しみながら野菜栽培にはげむ前田さんの菜園を見せてもらった。



先日、大学の友人・吉原久雄さんの畑を紹介したが、同じ友人の前田昭男さんは、江戸川のスーパー堤防、その堤内地土手下直下、田中新田で野菜を作っていると聞いていたので、最近の様子を聞いてみた。

菜園は、「堤外地内に相当し今は河川敷となっている、
この辺りは水田地帯であったとのこと。土手下の道路は狭いが信号の無い道路が土手沿いに続いているために、休日にはバイクグループが時々スピードを楽しんでいる様子。

以前は西側にも畑が広がっていたが、すぐ西隣りにケアハウスが建ち、その他太陽光発電パネルの設置などで畑は減少している。
」とのこと。

googlemapsで見ると、写真を撮ったのが冬だったようで、画面を回して土手を見ると菜の花の時期だったら綺麗だったろう。






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通路の菜の花(緑肥用)

上の画像をタップする

春の写真を見ると、堤防と、菜園の菜の花が美しい。
畑の賃料は無しですが、雑草ぼうぼうにしてはだめです。市役所が見ても、農地として使用している状況を保つことが条件です。

昔の土手敷地は今は堤外地(河川敷)となっており、現在の場所も昔は水田であった。
川幅を広げてスーパー堤防ができて、堤防近くの水田が都市の建設残土などによる嵩上げで、ほぼ畑地化、住宅地化されたから、瓦礫がたくさん出てきた。

深さ30cmの天地返し、エンピで耕起。出てきた石くれは、作業場所の仕切り石垣に使用。それと寒冷紗、不織布などの抑え用重石として重宝。

耕起したあと畝の中心となる箇所に、土手や畑周りの菜の花、刈草などに石灰を塗して埋め込んで、膨軟化を図る。これを機会ごとに続けてきました。開始当初に比べて、今は体力が減退しており、この作業低調です。
」ご苦労様でした。


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2021年06月09日

大学の友人吉原久雄さんから、近況報告のメールには、ワクチン接種から菜園で奮闘中まであった。


大学の友人、吉原久雄さんから、近況報告のメールがあった。
「新型コロナウイルスのワクチン接種を、6月1日に、近くの
牧の里クリニック(掛かり付け医)で受けました。
接種後の体調変化はありません。

6月22日、2回目ワクチンの接種予定です。千葉県印西市
(成田市隣接 人口10万人)では、予約・接種共に簡単に
進んでいるようです。」とあった。

我々の年代の話題は、ワクチン接種で、
当ブログでも先日報告している。






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吉原さんは、当ブログでも何度か紹介している。

その彼が、お住いの千葉県印西市で菜園をやっているという。
何でも、建築業の友人の資材置き場(宅地跡)約150u、
土壌は宅地造成時に表土を動かしたため、固い粘土で良くない。
だから、土壌改良に苦心している、という。

上の画像をタップする
「時間があるので、家庭菜園(約150u)で夏野菜を栽培中です。
ソラマメとキヌサヤエンドウの収穫が終わりました。
左からスイートコーン、ラッカセイ、キュウリ。

ジャガイモ収穫は2週間後か、それ以外に、キュウリ、ナス、トマト、
ピーマン、スイートコーン、ゴーヤ、サツマイモで、
トマトとナスの接ぎ木苗は購入し、他の野菜苗は自家生産。

植え付け予定は、モロヘイヤ、九条ネギ(現在育苗中)。



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2021年02月27日

「駆け出し普及員と江戸川の西洋蔬菜」の原稿を大先輩の大城芳彦さんから頂いた。


今日の東京都の農業指導体制は戦後の24年から動き出している。
戦後の日本は、米軍の支配のもとで、米国の制度が導入された。

農業協同組合の制度や、協同農業普及事業もそれで、法律に「能率的な農法の発達、農業生産の増大および農民生活の改善のために、農民が農業に関する諸問題につき、有益かつ実用的な知識を得」云々とうたっていて、

農地改革、農業団体の改組等、戦後における農村の民主化が図られ、
普及事業は農家が自主的に農業および農民生活の改良をすることを援助するといった建前になっている。
アメリカでは、州単位で導入されているという。





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現役の頃の大城芳彦先輩


東京都では、昭和24年(1949)から普及員の採用をはじめ、駐在所を設置している。
その2年目の25年(1950)に採用されたのが、大先輩の大城芳彦さん(東京農大卒)で、

先日、亀戸大根の資料や、「南葛飾郡農会史」の資料を送って頂いた。




江戸東京野菜コンシェルジュ協会の講座では「伝統野菜は長老に聞け」として、講座を開催しているが、大城さんには断られたことがある。

大城さんは、平成12年(2000) に思い出話を書いていたが、未発表だというので当ブログで紹介する。

上の画像をタップすると「駆け出し普及員と江戸川の西洋蔬菜」



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