2023年02月17日

“小松島市の小松菜”が全国農協観光協会「ふれあい」冬号2023年に掲載された。


10年も前の話だが、北陸農政局の主催で伝統野菜サミットが、
金沢の地で開催された。
SDGs以前から、中田哲也先生は「フードマイレージ」の研究を
されていて、「伝統野菜は地球を救う!」としていた。

余裕をもって市内のビジネスホテルに前泊した。
朝食は、ホテルのレストランだったが、加賀野菜能登野菜
コーナーがあって、その中に ”小松菜の胡麻和え”
があった。人気らしく少なくなっていた。





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加賀野菜の中に、小松菜があるのは、なぜだろうと思いながら朝食を
頂いたが、部屋の出口に支配人らしい人がいたので、加賀野菜の
コーナーに小松菜があたが、加賀野菜ですかと聞いて見たら、

上の画像をタップする
「小松飛行場の周りで栽培している野菜です。」という。

小松菜は、江戸時代から西葛西で栽培されていた冬の地方野菜
だったが、F1が出来たことで、北海道から沖縄まで1年中栽培される
ようになってから、全国に知れ渡ったが、せいぜい40-50年のことだ。


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2023年02月16日

2月にだけ味わえる絶品の "せとか" 土佐の "文旦" が届いた。


高知出身の野村まり子先生から大きなダンボールが届いた。
野村先生は、絵本作家で、令和3年12月にシリーズ12冊が完成した
「野菜応援団」
の構成と、水彩で柔らかな絵を描かれた。

このシリーズでは、監修をさせていただいた。




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高知には何度か伺っているが、2015年に伺った時にご親戚の岡田さんがわざわざ黒潮町からお見えになってお土産まで頂いた。

岡田さんが懇意にしている植田暉代さんは90歳を超えて益々お元気で、「てえちゃんの文旦工房」では、暉代さんが、
美味しい "文旦" と "せとか" を出荷している。

頂いた「土佐文旦豆知識」には、年末から年明けにかけて収穫をして、1か月少々貯蔵して追熟してから出荷するという。



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2023年02月15日

長崎大学教育学部附属小学校の4年生が行ったながさき伝統野菜広報活動がテレビで取り上げられた。


ながさきの伝統野菜が長崎大学教育学部附属小学校の給食で出された
報告したが、先生方とのメールのやり取りで、
その後、テレビの取材があったと云う。

4年生が、9日、ながさき伝統野菜のPRを市内のスーパー三ヶ所の
店頭で行ったと、小畑晃一教諭から教えて頂いた。

小畑教諭は、「12月の御講話で学んだ内容を生かして、それぞれの
思いを形にすることができました。」とお気遣いを頂き、
長崎の民放4局、すべてで取り上げられたと云う。




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上の画像をタップするとyoutube
ながさき伝統野菜の普及に一役…小学生が長崎市内のスーパーでPR

生産者の中尾順光さんは
「100歳まで頑張らなくちゃ・・・、元気をもらっています。」
生徒それぞれが考えた方法で、伝統野菜の魅力をPRした。



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2023年02月11日

長崎大学附属小学校の山崎美奈栄養教諭から令和4年度給食週間の令和5年1月27日(金)に「長崎伝統野菜給食」を調理したと連絡があった。


長崎大学附属小学校の山崎美奈栄養教諭から情報と資料を頂いたので
ライブ的に紹介します。

北斗の子のみなさん,こんにちは。栄養教諭の山アです。
テレビの電源は入っていますか。

今日の給食は,長崎伝統野菜給食です。
★今日の献立は、★雲仙こぶ高菜ごはん★牛乳★唐人菜と長崎赤かぶの
みそ汁★長崎県産鶏の照り焼き★大村湾ぐるっと含め煮
★伊木力みかんです。

★伝統野菜とは、地域独特の種類として、★自分たちで種をとり、
その種をまた蒔いて野菜を育て・・・を繰り返し、古くから作られ
続けている野菜のことを言います。
★地域の気候、風土などに合っていて、★地域のくらしや
食文化に根付いた野菜です。






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上の画像をタップする
*雲仙こぶ高菜ごはん(写真左下):
雲仙こぶ高菜・黒田五寸人参(竹田さん)・米はにこまる(長崎)、
鶏ひき肉(長崎)・油揚げ(長崎)・ひじき(長崎)
 
*唐人菜と長崎赤かぶのみそ汁(写真右下):
唐人菜・長崎赤かぶ(中尾さん)・黒田五寸人参(竹田さん)

*長崎県産鶏の照り焼き(写真中央皿の下)

大村湾ぐるっと含め煮(写真中央皿の上):
ゆで干し大根(西海)・黒田五寸人参(竹田さん)・大豆(長崎)

*伊木力みかん(諫早)、*牛乳(佐世保)

注 唐人菜(長崎白菜)は、江戸東京野菜ではしんとり菜と
呼んでいる。
ゆで干し大根(西海市)は、世田谷の伝統大蔵大根の選抜種
「大栄大蔵大根」が素材で、長崎とはご縁がある。


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2023年02月09日

長崎県伝統野菜を加えた「まるごと長崎県給食」が出されたと、長崎大学附属小学校の山崎教諭から教えて頂いた。



昨年の12月に、長崎大学附属小学校へ出前授業で招かれたが、
先日、栄養教諭の山崎美奈教諭に電話をすると、
1月27日に長崎伝統野菜を学校給食で使った
と云うので、昨日資料を送ってもらった。

生産者は、長崎伝統野菜育成保存会会長の中尾順光さんと
雲仙で伝統野菜を栽培しているという、竹田竜太さんで、
伺った時にお会いしたお二人だという。






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上の画像をタップする

中尾さんの、唐人菜と長崎赤かぶ、唐人菜は長崎白菜とも云われ、
江戸東京野菜のしんとり菜だ。
竹田さんのは、雲仙こぶ高菜と黒田五寸にんじんだという。

長崎県産の食材による、まるごと長崎県給食で、美味しそうだ。

給食の内容は、ここから。

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2022年12月27日

伝統野菜は食べることで次代に繋ぐことができる、長崎伝統野菜も食べたいと思っていたが、その機会を作ってくれた。


一財都市農山漁村交流活性化機構の地産地消コーディネーターとして、
長崎大学教育学部附属小学校に派遣されたことは報告したが、
21日の9時には授業の準備をする必要があるために、
前泊で20日の昼に長崎についた。

長崎には、現役時代に全国会議で何度か来ているので、
市内をぶらついてから16時にチェックイン。
ホテルは、学校の正門から50mほどの所にある
プレジデント長崎を予約していた。

授業のパワーポイントを再チェックしていたが、
小畑晃一先生からメールか入っていたのに気が付いた。
明日のメンバーで食事でもしないかというお誘い。
18時50分頃迎えに行くとあった。





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栄養教諭の山崎美奈先生の運転で、小畑先生も乗ってこられた。
途中、雲仙で伝統野菜を栽培しているという、竹田竜太さんを乗せた。
竹田かたつむり農園の園主で、大学の後輩だという。

長崎駅近くの、郷土料理の店 "割烹とし" に案内頂いたが、
そこで長崎伝統野菜育成保存会会長の中尾順光さんが仕事をしていた。
栽培した長崎伝統野菜をテレビ西日本が撮影しているところだった。

上の画像をタツプする
中尾さんの畑を見せてもらいたいと、お願いしていたが、20日、21日と
テレビとラジオの取材があるからと断られていた。
伝統野菜の栽培農家が、マスコミに追っかけられてるのはいいことだ。

後で聞いたら中尾さんとは同学年だった。



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2022年12月25日

長崎大学教育学部附属小学校の4年生に、東京の取り組み事例を参考にお話してきた。


一財都市農山漁村交流活性化機構地域活性化チームの上野美帆さん
からメールをもらったのは6月で、同機構の地産地消コーディネーター
は何年もしているが、今年度は農山漁村発イノベーション対策の
一環として位置づけられたという。

10月に長崎大学教育学部附属小学校(古野祐一校長)の
山崎美奈栄養教諭から申請があったと連絡を頂いた。

長崎には、伝統野菜に取り組んでいる中尾順光さんがいて、
長崎市の食文化として定着しているが、生産者は減少しているようだ。

中尾さんは「野菜の学校」で講演をしていて、顔なじみの果菜里屋の
高橋芳江さんは、ながさき伝統野菜を取り寄せたりしている。





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同校で総合の時間を担当する小畑晃一教諭から、
現在ながさき伝統野菜の栽培に取り組んでいる4年生(4クラス)は、
2年目になるが、伝統野菜をどう普及したらいいか、
活用していくかのヒントを頂きたいとメールにあった。

上の画像をタップする
伺っている総合の時間は、2・3・4校時(9時45分から12時25分)で、
私以外に、中尾さん(ながさき伝統野菜保存会会長)、竹田竜太さん
(雲仙の伝統野菜栽培農家)、鎌田英一郎氏(長崎大学教育学部准教授)、
俵万智さん(歌人)、坂本洋一シェフ((有)さかもと社長)
授業は小畑教諭の進行で始まった。



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2022年07月31日

山梨県塩山の山本ファーム(有)からオリジナルブランドの野菜と桃が届いた。


山梨の農業生産法人 山本ファーム(有)から、オリジナル・ブランドの
「大黒ナス」と山梨県伝統野菜の「幻の芋・落合芋」、
そして「翠玉貴瓜」、完熟の桃を送って頂いた。






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山本ファーム(有)は、甲州市塩山千野で野菜生産をしている。

甲斐の國には、江戸時代から伝わる清太夫芋があるが、落合芋も
江戸の頃の芋、元々は塩山の芋で、丹波山村に伝わった、
レンチンポテトにして販売している。

上の画像をタップする
桃は、熟してからもいだ逸品は、冷蔵で届いた。
甘いだけでなくとろけるような果肉だった。




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2022年06月26日

初めて聞いた防災植物という野草の新聞記事に知ってる名前を見つけて釘付けになった。


高知県の園芸蚕糸課長などを歴任された石川清彦さん
(東京農大の同級生)がFaceBookで、日本防災植物協会
高知新聞の記事を紹介していた。

事務局長をされていたのが、野菜ソムリエの斉藤香織さんで、
高知でお逢いしているので、新聞記事に釘付けになった。

お会いしたのが2014年と2015年で、当時まだ斉藤さんからは
防災植物のことは聞いていなかった。

植物生態学を研究していた澤良木庄一先生が、
南海トラフ地震を念頭に2015年に「日本防災植物協会」を
設立しているが、この発想は考えたこともなかった。

この年、2015年9月25日‐27日、国連の持続可能な開発サミットで
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、
「持続可能な開発目標(SDGs)」を設定した。

防災植物はまさにSDGsで、協会設立の背景には、
環境に負荷をかけない野草のSDGsが見えてくる。






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高知県防災フェスタに出店し、左隣は協会メンバーの岡村志保さん。

上の画像をタップする
2021年1月に逝去れた澤良木庄一先生(左下)

高知新聞社主催の出張防災植物教室(左上)の野外観察で、
土手に生えている草の説明を行った。

写真右上は、協会主催の防災植物教室で学習参加者が採取してきた
イタドリやギシギシ ヨモギ スイバ スギナなどが見られる。

下右は防災植物講演会。下中は防災植物の料理教室。

・・・と活発な活動を展開していて、
教えてくれた友人の石川さんもメンバーだと聞いている。

SDGsの視点に立てば、世界に影響力を与える取り組みで、
南海トラフ地震により、食べ物が無くなった場合、1.2.3.4.15.17.
などは関連していて、条件によっては、それ以外も関連してくる。

これら持続可能な取り組みは、江戸東京野菜等の伝統野菜と同じで・・・・、



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2022年06月06日

関東北部を襲った降雹で、深谷アグリカレッジの4期生が定植した苗が全滅の被害を受けた。


特定非営利活動法人 アグリサポート深谷の代表鈴木紀安さんは、
2018年度に深谷アグリカレッジを発足させていて、
Facebookで、活動を報告している。

5月28日の実習では、4期生が楽しげに定植作業を行っていたが、

3日、関東北部を襲った雷雨に伴う降雹で、アグリカレッジ4期生が、
収穫を夢見て定植した苗が全滅の被害を受けた。


facebookより

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上の画像をタップする
この惨状、4期生の皆さんは、さぞやがっかりされたことだろう。
お見舞い申し上げます。

埼玉。群馬の様子はANNニュースが報道している。

鈴木さんの話では、カインズホームで苗を購入することが出来たと、
不幸中の幸いか、定植のし直しをするという。

2014年、江戸東京野菜でも、三鷹のナス農家・星野直治さん
ナスがやられたことがあった。

青梅には、「雹害紀念塔」が建っている。


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2022年04月05日

鹿児島県経済連では、鹿児島の伝統野菜を、採種、販売するために栽培が始まった。


鹿児島大学農学部附属農場技術専門職員の中野八伯さんは鹿児島の伝統野菜を育成しながら採種、保存を担っていることは、当ブログで紹介している。

先日、久しぶりに電話をすると、この時期、各種大根の花粉付けにいそがしいらしく、写真を送ってくれた。

中野さんの話しによると、昨年から中野さんが管理する伝統野菜を、鹿児島県経済連が栽培したいというので、提供したという。

経済連直売施地区担当のスーパーバイザー(SV)4名が、薩摩半島や大隅半島で銘々、提供した伝統野菜を栽培しているようだ。






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上の画像をタツプする


そこで、県経済連営業開発課の池田健太郎課長にお話を伺った。

今回の取り組みについては、鹿児島伝統作物保存研究会の田畑耕作先生からの紹介で、中野先生を紹介して頂いた。

伝統野菜の取り組みは、利益には直結しないが、SDGs等、社会貢献活動として、昨年5月から取り組んでいる。
」という。

伝統野菜については、中野さんと相談してSVのリーダーが15種類ほどの作物を選定し、地域性などを考えて各SVに栽培を担当させていて、

中でも、鹿児島市吉野町原産の吉野にんじん、指宿産の松原田大根、薩摩川内市原産の雷豌豆、大島在来奄美大島産のそら豆等は、経済連の直営店「おいどん市場与次郎館」で販売したが、好評だったという。

伝統野菜を消費者に食べていただくために、レシピを付けたり、いわゆる「物語」のうんちくも書いていて、興味を持った方、懐かしがっている方など、経済連としては、手ごたえを感じている」という。

消費者が地域の歴史や文化を知り、地域に誇りを持つきっかけになるだろう。

4月からは、霧島市国分の「短莢黒ささげ」、鹿児島市伊敷の「伊敷長ナス」、さつま町宮之城の「甫立メロン」、奄美大島の「島こしょう」等の栽培を予定しているようで、

鹿児島県経済連の取り組みは、全国各県の経済連でもSDGsの取り組みに加えてもらいたいものだ。

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2022年03月24日

なにわの伝統野菜「難波ねぎ」の商品開発が広がりをみせて、大阪産野菜に影響を与えている。


先日は「全国農協観光協会」と「浪速魚菜の会」連携企画、
大阪味&菜(あじさい)発見!三島独活+大阪出汁編が、
開催された事は、当ブログでも紹介したが、

東京でもウド栽培が行われている事から、短茎の「立川こまち」を
お送りし、食べ比べに使っていただいた。

東京のウド栽培を知って頂く、良い機会だったので、
お互い様だったが、難波りんごさんと「浪速魚菜の会」代表理事の
笹井良隆さんには、お気遣いを頂き、「なにわの伝統野菜」や
「大阪産」、を使って生まれた冷凍食品・冷蔵食品などなどの
加工食品を送って頂いた。






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上の画像をタップする
大きなダンボールに、保冷袋に入った
●難波ネギと牛肉とかぼちやの煮物(冷凍)
●難波ネギのねぎ焼き(冷凍)●難波ねぎアヒージョ(冷蔵)

☆難波ねぎとちりめんのおむすぴ☆難波ネギ使用のねぎチャーシュー

●田辺大根と豚肉の角煮 ●門真れんこんの和風あんかけハンバーグ

と保冷袋の脇に、
●難波ネギごはん(常温)、●難波ネギスープ(常温)
●難波ネギせんべい(常温)、●難波ねぎの味噌パン

星印はセブンイレブンで、それ以外は無印良品で販売



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2022年03月15日

なにわの伝統野菜「三島独活」と「大阪出汁」を学ぶ会が、オンライン企画で開催された、立川うども食べ比べで参加。


3月13日(日)「全国農協観光協会」と「浪速魚菜の会」が連携して、畑と会場をつなげるオンライン企画で、なにわの伝統野菜「三島独活」と「大阪出汁」を学ぶ会が開催され、なにわの伝統野菜の
難波りんごさんが写真を送ってくれた。






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江戸時代の農法を忠実に継承しながら栽培されている
「三島独活」農家の中井優紀さんが栽培方法について、話をされた。

上の画像をタップする


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2022年01月22日

“堺 鷹の爪「なにわの伝統野菜」認証記念フレーム切手” として日本郵便(株)が販売している。


「なにわの伝統野菜」の復活普及に尽力されている
難波りんごさんから、封書が届いた。

封を開けて驚いた。中に切手のシートが入っていた。
昨年7月に「堺 鷹の爪」として「なにわの伝統野菜」に
認証されたことは、当ブログでも紹介している。

認証を記念して年末に、
認証記念フレーム切手を日本郵便(株)近畿支社が発行した。



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改めて、封筒を見ると、一番上に貼ってあった。

上の画像をタップする
赤いシートは、郵便局の窓口や、Webで販売されているもので、
伝統野菜が、記念切手になることは、全国的にも珍しいという。




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2022年01月10日

山梨県塩山の山本ファーム(有)が生産する「桜菜」と「桜わさび菜」、そして「霜降りキュウイ」が旨い。


山梨県塩山で、在来種などを育成栽培している農業生産法人の
山本ファーム(有)から
「桜菜」と「桜わさび菜」、そして「霜降りキュウイ」が届いた。

固定種の「桜菜」と「桜わさび菜」は、山本ファーム(有)が
品種改良したもので、
品種が固定するまでに約10年の歳月をかけたという。

収穫期は、12月〜2月いっぱい位までで、厳寒期に露地栽培をして、
春先には菜花としても販売していると云う。





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桜菜は、山本ファームのブランド野菜として育成してきたが、
その経過の中で、辛味のある品種か生まれたことから、
「桜わさび菜」と名付けたもの。

上の画像をタップする。
妙める・煮る・鍋物・サラダにも向きますが、
ステーキやローストビーフの付け合せのクレソンと同様に、
生で一緒に食べると胃もたれしないとの評価されている。

薄切りの株のテンプラも薫り高く、漬物も美味しく頂ける。
桜わさび菜は、加熱すると辛味が飛んで、
桜菜と同じように食べられる。



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2021年09月13日

山梨県甲州市塩山の農業生産法人(有)山本ファームから、今年もオリジナル野菜が、美味しい桃と一緒に届いた。


山梨県甲州市塩山千野の農業生産法人(有)山本ファームの、
この季節のオリジナル野菜「大黒なす」と「翠玉貴瓜」、また
地元の伝統野菜「落合芋」のレンチンポテトと「白桃」が届いた。

お手紙には山本ファームでも、今年品種登録の申請を受理された
「ナシトマ」というミニトマトを、一般販売で来そうだとあった。







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上の画像をタップする
甘く大きい白桃が入っていた。



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2021年08月12日

「なにわの伝統野菜」に、新たにあの辛いとうがらし鷹の爪が、「堺 鷹の爪」として認証された。


先日、野菜文化史研究センター代表の久保功先生から、なにわの伝統野菜に、新たに「堺 鷹の爪」が認証されたとの、情報をいただいた。

江戸東京野菜の唐辛子は、内藤トウガラシだが、唐辛子として対比するのが、辛さが強い「鷹の爪」だ。

詳細を伺おうと「なにわの伝統野菜」に携わる方々にメールをしたが、早速、難波りんごさんが資料を送ってくれた。





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大阪府では、昔から府内で栽培されてきた、歴史、文化を持つ大阪独自の品目について、「なにわの伝統野菜」として認証してきたが、今年度から、認証品目の拡大から、府内の生産者団体等から、認証を受け付けるようになったもので、その第一号として、「堺 鷹の爪」が認証されたもの。

上の画像をタップする吉村洋文大阪府知事の説明

今回は市民団体の「鷹の爪純粋種保存会 難波利三会長」より提出された資料等を基に、大阪府農政室 推進課地産地消推進グループの認証部会で決定した。

尚、認証部会は、JA大阪中央会、JA全農大阪、府立環境農林水産総合研究所、普及センター、市町村等で組織されている。


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2021年06月18日

「猿島野の大地を考える会便り」が世話人代表の小野賢二さんが送ってくれた。


大学の友人、小野賢二さんご夫妻が、茨城県の『猿島野の大地を考える会』を立ち上げて地域で同じ志を持つ方々をまとめて、35年の長期に渡って活動してきた。

一昨年、「NPO法人猿島野の大地を考える会」は解散し、その後も交流を重ねてきたが、昨年の当初から新型コロナの感染が拡大し、活動が停止した事と、

歳を重ねて体力的な不安や智力、気力が低下して来て、皆さんに御迷惑をお掛けするので『猿島野の大地を考える会』を閉じる事にした。という。

会の名称は残して活動内容を次世代に伝えることができればこの上ない喜びです。とあった。





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上の画像をタップするとご夫妻のあいさつ文

活動は、ユニセフ、ペシャワールへの寄付、そして自然災害地で困難を極めておられる方々への支援などをしてきた。

私も何度か自生農場を訪ねているが、2012年には、小平の宮寺光政さんと、ピース・エコ・ショップとして廃材を使って建てた施設や、EM菌の取り組みを見てきた。

また、宮沢賢治を研究するご夫妻に、宮沢賢治の畑「自耕の地」を紹介し、白菜を送ったこともあった。

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2021年06月01日

鹿児島在来作物の保存リストを鹿児島大学農学部附属農場の 中野八伯さんから頂いた。


先月、Zoomで全国伝統野菜教育サミットが開催されたことは報告したが、

その会に招かれた鹿児島大学農学部附属農場技術専門職員の中野八伯さんは、鹿児島の在来野菜の種を集め、守り継いでいる。

鹿児島もご多分に漏れず、高齢化に伴い限界集落が増える中で、地域の伝統野菜は無くなろうとしている。限界集落などを含め、県内の伝統野菜を集めたが、野菜の種を1人で守るのは大変だ。

中野さんは、鹿児島市立玉江小学校で地元の”伝統野菜・伊敷長なす”の栽培を指導しているが、

子どもたちの様子を見ていて、そのやる気などから、手ごたえを感じています。子どもたちが自分で野菜を作って体験したことを、家に帰って家族に話したりすることが、地域に伝わり残っていく。

総合学習の中で教材にしていただくことが、伝統野菜を残していくうえでベストな方法だと思っている。
」と挨拶された。

2019年2月に、山川大根の伝来を教えていただいた田畑耕作先生も出席して、鹿児島伝統作物保存研究会が設立されている。

鹿児島と東京都は、伝統野菜で結びついている歴史がある。
指宿の山川大根が練馬大根であったり、磯庭園にある江南竹は、江戸の薩摩藩邸に植栽され、孟宗竹と呼ばれ広まった。

また、東京には鹿児島出身の友人も多く、鹿児島の伝統野菜について聞かれることもある事から、中野さんが守っている伝統野菜の情報をいただいた。




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島コショウを収穫する中野さん

上の画像をタップする
東京も、伊豆七島をはじめ洋上1千キロには小笠原諸島があるが、
改めて鹿児島を見ると、種子島、屋久島等の大隅諸島、

屋久島から奄美大島間のトケラ列島、奄美大島から与論島等の
奄美群島と、無数の島々があり東京の比ではない。

その島々に、固有種の野菜があるようだ。

中野さんのデータに、県や鹿児島伝統作物保存研究会にリンクした。



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2021年05月21日

第1回「全国伝統野菜教育サミット」が開催され、東京、長崎、鹿児島の小学校の先生方がZoomで参加された。


4月23日、鹿児島大学農学部附属農場技術専門職員の中野八伯さんからショートメールが届いた。

5月15日(土)にZOOMで「全国伝統野菜教育サミット」を開催し、東京、長崎、鹿児島の小学校の先生方が、伝統野菜の授業での取り組みを発表するようで、サミットのはじまりの言葉をお願いできないでしょうか、とあった。

当ブログでも紹介した、「東西野菜対決」が昨年の9月に鹿児島のさつま芋と桜島大根、東京の小松菜の対決が行われたときも、参加させていただき、発言もさせていただいた。

総合学習の授業で伝統野菜を推進している立場として勉強になったことから、お引き受けした。





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元鹿児島大学教育学部附属小学校教諭で現在は鹿児島県教育委員会「大島教育事務所」の小薗博臣主査がコーディネーターで10時から始まった。

上の画像をタップする
小薗先生は第1回全国伝統野菜教育サミットの趣旨を紹介、


 伝統野菜を使った教育実践やカリキュラム開発に関わる情報交換を通して,伝統野菜を使った教育実践やその価値を広げるとともに,教員のカリキュラム開発能力を高めることをねらいとする。

サミットを主催する会「Edu-K-1」についても紹介された。
鹿児島の教育をブランド化するため、伝統野菜の復活プロジェクトを掲げて、
地域社会と学校のマッチング、
地域素材の教材か支援、
教育支援アドバイザーの紹介、
単元、授業づくりのサポートなど・・・、

今回は、東京、長崎、鹿児島をオンラインで結んで、それぞれの地域での実践について討議していくという。


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