2015年11月24日

昭和17年、駒場農場試験圃から高知に伝わった「かさい菜」が届いた。


独立行政法人 農畜産業振興機構が発行する、月刊「野菜情報」10月号の「調査・報告」のページに「江戸東京野菜の掘り起しと復活にかける取り組み」を書いたが、終りの方に「6高知県での新たな出会い」を紹介している。

ご紹介した竹田順一先生には、東京に出てきたときにもお会いしていて、採種地の東京大学の農場に戻したいという意向に添って、西東京市にある東京大学大学院附属生態調和農学機構(旧東大農場) 職員の手島英敏さんと連絡を取って受け取っていただけるようにお願いしているところだ。

実際の採種地は、駒場の農場だったようだが、現在東大では農場を西東京市に統合していて、種を受け入れる窓口があるわけではないが、機構長あての文書をで寄贈させていただくことになる。




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竹田先生から「葛西菜」として土曜日に「菜」が届いたが、一つひとつていねいに濡れ新聞で巻いて送って戴いたので、とりあえず写真を撮ったが、連休明けに専門家にみて戴こうと思っている。

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2015年08月09日

台風13号下の東京農大 宮古亜熱帯農場に菊野准教授を訪ねた。


東京農業大学国際食料情報学部の宮古亜熱帯農場は我々の時代はなかったが、同級生の鈴木俊教授が現役の頃、生徒を引率して実習に行っているという話を聞いていた。

一度行ってみたいと、思っていたが、食料環境経済学科の五條満義先生から同農場の副農場長で准教授の菊野日出彦先生を紹介して戴き、メールでお願いすると、
現在、ナイジェリアに出張中だが、7日には戻っているというので、スケジュールに入れていただいた。

先生は、熱帯作物学がご専門で、同学部卒では29年も後輩になるという。
2012年にナイジェリアの国際農業研究機関の国際熱帯農業研究所(IITA)から農大宮古亜熱帯農場に移り、2014年から同農場の副場長をされている。

アフリカ、ナイジェリアでヤムイモ(ヤマノイモ属植物で食用となるものの総称)の研究をされていて、よく行かれるようだ。

台風13号の影響で強風が吹いていたが、朝メールをしてから宿泊している東急リゾートからタクシーで、砂糖キビ畑の中を抜けて、同農場に向かった。




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沖縄本島の南西300qにある宮古島は、高温多湿の亜熱帯海洋性気候の地。東京農大宮古亜熱帯農場は9.5ヘクタールで、ヤムイモの栽培を中心にサトウキビ、熱帯果樹のマンゴーやドラゴンフルーツなどの栽培を手掛けていて、熱帯・亜熱帯農業の実習教育・試験研究を行っている。

農場では、国際開発学科の生徒が1週間の実習(農家実習を含め)を行う。
1回に40名程が、年4回、4月、6月、10月、2月に行う。トータルで年間180人ほど受け入れていて、50人用の宿泊施設を備えている。

また、全国の高校(農業高校が多い)の卒業生を対象に受け入れ1年以上実習を積んだものは、東京農大に農場推薦入学の制度もある。青年海外協力隊を受験する前に、実務経験を積むため、基本半年、同農場で研修生として研修を積むコースがあるが、これは東京農大の卒業生のみ。


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2015年04月23日

山形の歴史と文化、気候風土に育まれた「最上伝承野菜」の本を入手した。


東京大学 旧田無農場の技術専門職員で、江戸東京野菜コンシェルジュの手島英敏さんに「最上伝承野菜 種卜」の本を戴いた。

手島さんは、昨年の7月に山形県最上の伝承野菜について調査に出掛けたことは聞いていた。
何でも、山形県最上総合支庁産業経済部の菅野理佐さんに依頼、何軒かの農家を紹介してもらって、作物の歴史や栽培方法、食文化などを伺ってきたと云う。

今年の2月、手島さんはFacebookをチェックしていたら、
吉野敏充デザイン事務所が制作し、山形県最上総合支庁産業経済部が「最上伝承野菜 種卜」を発行したことを知った。
同デザイン事務所では、補助事業で最上伝承野菜のPRを2年間担当したことから、その集大成として製作したとか、

山形は、最上地域、村山地域、庄内地域、置賜地域に分かれ、それぞれの地域に伝統の文化があり、特徴的な野菜がある。

同書は市販されたのではなく限定出版で、役所関係、生産者、旅館や民宿、飲食店などに配られたもののようだ。

手島さんは、最上で同デザイン事務所の小嶋可那子さんに会っていて、「畑なす」の柿崎繁男、友子ご夫妻や、「漆野いんげん」の荒木タツ子さんのお宅を案内いただいたというご縁を生かして、研究素材のひとつとして送って戴いたという。



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上の画像をクリツクする
同誌には「畑なす」の柿崎ご夫妻や、「漆野いんげん」の荒木さんも掲載されている。


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2015年04月01日

高知では桜が満開だとテレビが報じていたが、あの「センダイヤ」も・・・。


今年の1月に高知県に招かれた時に、同級生の石川清彦さんが、県立牧野植物園に案内してくれたが、その事は当ブログで紹介している。

石川さんは仙台出身だが、奥さんの里高知に根を生やしている。

牧野植物園に、「センダイヤ」という桜がある。
仙台の伊達藩と土佐の山内藩とはご縁があったようで、かつて高知市内に仙台屋と云う店があり、その屋敷に生えていた桜で、牧野博士が命名したという。

この桜、東北のものだそうだが、桜の物語と共に仙台屋についても詳しく知りたくなった。

石川さんは、遠く離れた故郷を思い浮かべる桜として気に入っていると、樹の元に案内してくれたものだ。


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31日の朝、「NHKニュース おはよう日本」のアナウンサーが、高知では桜が満開だと報じていた。

「高知の桜」と聞いて、「センダイヤ」を思い出し、石川さんにメールをした。

上の画像をクリックする
石川さんは、牧野植物園に飛んでいって、早速写真を送ってくれた。

赤い葉が伸びているから、ソメイヨシノではない。
ヤマザクラの一種のようだ。
美しい花だ。

石川さんありがとうございました。



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2015年03月11日

高知工科大学地域連携機構の渡邉先生と竹田先生に再会、しばし伝統野菜談義を楽しんだ。


1月に高知県から招かれて、伝統作物活用研修会で、江戸東京野菜の普及について、その現状を、お話させていただいた。

その時に、我が国を代表する高知出身の植物学者・牧野富太郎博士に関わる伝統野菜の物語を伺った。

教えてくれたのが、高知工科大学地域連携機構 補完薬用資源学研究室の竹田順一主任研究員で、
何でも、同氏の父・故功氏(元高知県立幡多農業高校教諭) が牧野博士の教え子で、戦後、高知に帰る際、東大駒場農場で栽培していた野菜の種を何種か持ち帰っていて、高知で採種保存をしてきたと云う。

現在、その野菜のひとつは、「潮江菜」と名付けられ、高知市新田町で葉物野菜を栽培する熊沢秀治さんが、東京の伊勢丹に納入していて、味が良いから好評のようだ。

また、最近播種した「葛西菜」の芽も出たという。

竹田先生は、これら野菜を東京に戻したいので、相談に乗ってくれと云う。
ありがたいことだ。





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先日、竹田先生からメールを戴き、今度、農林水産省に申請に行く用事があるので、会えないかと云う。
丁度その日は、私も補助金の審査を頼まれていて、農林水産省に行くので、午後から同省屋上に設置された喫茶店でお会いした。

上の画像をクリツクする
伝統作物活用研修会でお会いした、高知工科大学地域連携機構 補完薬用資源学研究室長の渡邉高志教授もご一緒で、しばし、伝統野菜談義をしたが、先生方のようなアカデミックな話はできないが、竹田先生は東京農大の後輩とかで、こちらに合わせていただいた。

参勤交代などで全国から野菜の種が江戸に集まり、江戸の気候風の中で育った優良な野菜の種は、全国に江戸土産として伝えられた。

そこで、在来・伝統作物を、お江戸を中心にゆるくまとめた研究会を発足できないかと云う。
素晴らしい話しで、諸手を挙げて賛成した。


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2015年02月28日

日本種苗協会関東ブロック総会神奈川大会が2月24日に箱根湯本温泉・富士屋ホテルで開催され、江戸東京野菜を語る。



昨年、横浜植木(株)の渡邊充常務から、日本種苗協会関東ブロックの総会で江戸東京野菜の最近の情勢などを話してほしいと電話をいただいた。

2009年10月に、日本種苗協会の辰年生まれの会、「種竜会30周年記念大会」が品川プリンスホテルで開催された時に、記念講演として「江戸東京の伝統野菜」を話したことがあったが、辰年生まれの渡邊常務が聞いてくれていて、この度のご指名となったようだ。

2011年には、日本種苗協会が共催した「地方伝統野菜の現状と将来展望」が名古屋で開催された時にも、お話をさせていただいたことがあり、
タネがご専門の皆さんに、江戸東京野菜をとりまく情勢について知っていただくことは願ってもないことで喜んでお受けした。






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今年になって、(一社)日本種苗協会関東ブロック総会神奈川大会が2月24日に湯本富士屋ホテルで開催するという文書を、時田巌日本種苗協会関東ブロック長と、山本洋之神奈川県支部長の連名で戴いた。

上の画像をクリックする
日々、暖かくなっていて、湯本では水仙が花開いていた。

会場の湯本富士屋ホテルは、小田急の箱根湯本駅からは早川に架かる橋を渡って3分、景観を壊さないように箱根旧街道に面した木陰にエレベーターの乗り場があった。


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2015年02月04日

土佐の伝統野菜や、携わる方々との出会い等、得るものが多かった日々だった。


高知では、牧野植物園には行ってみたいと思っていたので、案内をかってでてくれた石川清彦さんにお願いしていた。
田村蕪式会社プロジェクトの「第1回蕪主総会」後に行われる懇親会にも、押岡徳子代表に誘っていただいたが、失礼をしてきた。

途中、前日、グランディール高知駅前店で、奥田政行シェフの田村カブを使ったお料理を戴いたた時に、お隣になった潮江旬菜の熊澤秀治さんが、高知の野菜について熱く語っておられたので、畑が見たくて寄ってみた。






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思いつきで、アポイントなしだからしょうがないが、近くにはおられなくて、お会いすることはできなかった。
その後すぐ電話をいただき、お話することは出来たが、こちらは先を急いでいて・・・・。

上の画像をクリックする
高知市内を望む、五台山展望台から、石川さんに方向を教えてもらって望遠で何枚か撮った写真に、熊澤さんのハウスが写っていた。

海の水と川の水が混ざり合うところ、それが「潮江(うしおえ)」で、美味しい旬菜が栽培されている

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2015年02月01日

27日、田村蕪式会社プロジェクトの「第1回蕪主総会」が地元仁淀川町で開催された。



前日、「田村カブDays 2014」〜田村カブを食べようフェア〜の一環でグランディール高知駅前店で、奥田政行シェフの田村カブづくしのお料理を戴いたことは、当ブログで紹介した。

田村カブは、高知県の中山間地、仁淀川町田村に根付いた伝統野菜で、昨年、山形大学の江頭宏昌准教授の講演をヒントに、「田村蕪式会社プロジェクト」を結成、地元ばかりか全国に向けて、「蕪主、大募集!!」を行い、1口5000円で、200口を、早期に達成して、活動に弾みをつけた。

27日、田村蕪式会社プロジェクトの、「第1回蕪主総会」が仁淀川町中央公民館で開催されるというので、野菜ソムリエの斉藤香織さんと一緒に、石川清彦さんに頼んで連れて行ってもらった。







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上の写真をクリックする
高知市内から国土33号線を西に・・・、
仁淀川町は静かな山あいの町で、仁淀川に土居川が合流する美しい景観には圧倒された。

会場では代表の押岡徳子さん、メンバーの川村奈美香さん、高橋洸貴さんと名刺交換をさせていただいたが、代表の押岡さんの名刺には「てづくりの店」として田舎のコンビニ「おしおか」とあり、同店にプロジェクト事務局が置かれているようだ。

総会は、プロジェクト代表の押岡さんの挨拶で始まった。


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2015年01月31日

“人生バラ色田村カブもバラ色” 「田村カブDays 2014」が高知で開催された。


“人生バラ色田村カブもバラ色” 「田村カブDays 2014」が高知で開催された。

高知県の仁淀川町でしか生産されていない伝統野菜「田村カブ」を食べようフェアが、県内10店舗のレストランなどが参加して、暮れの12月15日から始まっていて、最後のイベントとして、グランディール高知駅前店オープン記念イベントVol.2として、26日18時半から、「奥田政行シェフと在来野菜の賞味会」が開催された。





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上の画像をクリツクするとグランディールにリンクする

高知会館で行われた平成26年度 伝統作物活用研修会が終了後、昨年同様、奥田政行シェフの郷土野菜野菜を楽しむ会が別途レストランで開催れるようなので、参加を希望し予約してもらっていた。

同県地域農業推進課の杉本久典課長補佐も参加されると云うので、江頭宏昌先生と私を会場まで車で送ってくれた。


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2015年01月30日

高知県から招かれ、伝統作物活用研修会で江戸東京野菜の戦略を語る。


 全国的に地域の伝統作物が話題になっているが、高知県でも地域に根ざしたさまざまな農産物、「伝統作物」が栽培されている。

交配種の時代、流通に乗りづらいことから、収益性が低く、さらに食生活の変化による市場性の低下といった理由により、姿を消したものが多々あるようだ。

このような中で、高知県としても地域に残された在来種、伝統作物の栽培体制を整え、地域のブランド野菜として、販売や加工品の原料として確保するなど、特色ある地域資源として生かしていこうと取り組みが始まっている。

高知県が山形大学の江頭宏昌准教授を招いて、伝統作物活用研修会を昨年から実施しているが、その効果が表れつつあることは、当ブログで紹介した。






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講演T(13:20〜14:50)
 演題「在来カブと焼畑農業〜私たちは何を食べて生きてきたのか〜」
     講師 山形大学農学部准教授 江頭宏昌氏


江頭先生とは、昨年東京に見えた時にご案内をして以来で、再会を楽しみにしていた。

上の画像をクリツクする
江頭先生の「在来カブと焼畑農業」は、興味深く伺った。
高知県でも「弘岡カブ」「大道の昔カブ」「大平カブ」「田村カブ」等かあり、参考になるお話だった。
また、農耕における火の役割、焼畑のメリットを初め、火入れの準備や、養分の収支など、

焼畑での藤沢カブを見せていただいたことがあったので、懐かしく思い出しながらお話を伺った。

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2015年01月27日

金沢大学の香坂玲先生が江戸東京野菜の栽培を視察された。


2013年8月に金沢大学の冨吉満之准教授が訪ねてこられて、江戸東京野菜の現状をお話したことがあった。
昨年、冨吉先生は熊本大学に異動されたが、金沢大学の人間社会環境研究科の香坂玲准教授を紹介された。
先日、香坂先生から東京に行くついでに、江戸東京野菜の現場を見たいという連絡が入った。

本来のお仕事の合間の時間帯だったようなので、効率的に動けるように、大江戸線の光が丘駅で待ち合わせて、早稲田ミョウガの井之口喜實夫さんに時間を取ってもらった。





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生憎の雨だったが、井之口さんのお宅では、後継者の勇喜夫さんも対応していただいて、ハウスの中に掘られた、ミョウガタケの室を見せていただいた。

2週間前に、見せていただいたことは、当ブログで紹介したが、この間、芽は動き始めていた。

ミョウガタケは、光を当てないように育てていて、雨天だったので、見ることが出来たが、
光が当たると、固くなることから、あまり長くシートを剥いでおくことは品質にも影響を与える。


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2015年01月23日

1月26日、高知県が平成26年度伝統作物活用研修会を開催、江戸東京野菜の事例を紹介。


伝統野菜や、在来作物の活用の取り組みは、全国的な動きになっているが、高知県においても、入河内大根、弘岡かぶ、田村かぶ、銀不老豆等の郷土野菜に目が向けられ始めたようで、

昨年1月、高知県 (農業振興部)が主催して、平成25年度伝統作物活用研修会が開催され、山形大学の江頭宏昌准教授の講演と、映画「よみがえりのレシピ」の上映も合わせて行われた。  




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上の画像をクリックする。
また、当日は、会場を高知パレスホテルに移し、野菜ソムリエコミュニティこうちの主催で、郷土野菜野菜を楽しむ会が開催され、広く県民に郷土野菜を知らしめる活動が行われている。

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2014年11月26日

「群馬県すき焼きシンポジウム」が下仁田町文化ホールで開催された。


下仁田では、前日の22日(土)から、「全国 ねぎサミットin ぐんま下仁田 -2014-」も開催されていて、その模様は当ブログで紹介したところだが、その関連イベントとして23日13時30分から、「群馬県すき焼きシンポジウム」が、開催される。

下仁田とんかつで腹ごしらえをしてから、同シンポジウム会場の下仁田町文化ホールに席を移した。


「群馬県すき焼きシンポジウム」は、群馬県・笠原寛企画部長の挨拶で始まった。

挨拶では、6月に、富岡製糸場と絹産業遺産群としてユネスコの「世界文化遺産」として登録され、下仁田町の荒船風穴も遺産群の中に入っている。
今、全国ばかりか海外からも群馬県が注目されていて、4月から富岡製糸場の来場者が100万人を超えたという。

これらの方々をどう「おもてなし」をしていくか、

群馬には、全国に誇れる食材がたくさんある。

それを生かせる料理として、「すき焼き」をおもてなしの食のツールとして生かしていくという取り組み、「すき焼き応援県」として、すき焼き文化を支えていく意味からも、当シンポジウムを開催したと挨拶した。





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上の写真をクリックする


基調講演は、向笠千恵子先生で、フードジャーナリスト、食文化研究家と紹介されたが、群馬観光特使との紹介もあった。

演題  「“食財”” の王国・群馬県の食文化」
上州の光と水と人、そして群馬県の食材について・・・・。


テーマの“食財””は、 食べる材料ではなくて、食べることのできる財産が群馬県にはたくさんあるが、地元の方々は気が付いていないのではないか・・・・・と語りかけた。

日本の「和食の文化」が、世界無形文化遺産に登録されたが、群馬県は自然環境に恵まれ「和食の文化」を育む風土がある。
農林省の農山漁村の郷土料理百選に、群馬県はおっきりこみ、蒟蒻料理が選ばれているが、
それ以外にも、下仁田のネギ、水沢うどん、嬬恋村のキャベツ、ソースかつ丼、下仁田コロッケ、安中市の磯部煎餅、など同県を代表する食べ物は多い。

野菜は、殿さまネギと云われる「下仁田ネギ」、伊勢崎には「下植木ネギ」、前橋の「石倉ネギ」、国分人参、国分白菜、原木椎茸、・・・・。

果実も色々生産されていて、梅の生産は和歌山に次いで全国2位。リンゴの生産量も多い、ブルーベリー、ブドウなどの生産量が多い。

群馬の蒟蒻は、全国の9割を占めている。刺身コンニャク、しらたき生産の現状。
群馬の食材の主役が、肉で、赤城和牛、上州和牛、榛名山麓牛、新田牛等、また、群馬の豚、軍鶏系統の上州地鶏、卵も、乳製品・・・・、小麦の話から発酵調味料の、醤油、味噌と、地域のレアな情報も盛り込んで話されたが、

最後に、群馬には全国に誇る下仁田ネギ、春菊、キノコ類、国分人参、しらたき、そして群馬の牛肉と、これらを使ってできるのがすき焼きです。

すき焼きの最後の〆には、県民の皆さんが大好きな、県産小麦で作ったうどんがすき焼きには、ぴったり合います。

すき焼きは平成の群馬の新郷土料理なるものだ!、と締めくくった。
フードジャーナリスト、食文化研究家として、面目躍如の講演だった。

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2014年11月25日

「全国 ねぎサミットin ぐんま下仁田 -2014-」に出かけて、「下仁田ネギ」の歴史を学ぶ。


フードジャーナリストの向笠千恵子先生(江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会顧問) が基調講演をする「群馬県すき焼きシンポジウム」が11月23日に群馬県下仁田で開催され、その後、「すきや連」の定例会が同地常盤館で開催されることは、8月に開催された伊勢の地で伺っていたが

下仁田では前日から「全国 ねぎサミットin ぐんま下仁田 -2014-」も開催されるというので、T時間早く家を出た。

ねぎサミットの会場は、上信電鉄下仁田駅に隣接した、広大な吉田製材跡地に、全国18産地を集めて、盛大に行われていた。
2日目なので会場のステージでは、シンポジウムが行われていた。




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レンガ造りの建物は、繭商人が繭を保管した「下仁田倉庫」と云われているもので、今回は「世界遺産史跡荒船風穴・ジオパーク展示」をしていたが、

入り口近くに「新版下仁田ネギ」(下仁田自然学校文庫7)のご本が販売されていた。
250円と云う価格にどんな内容かと手に取ると、

T、ネギの原産地、U、ネギの来歴と古文書、
V、種名、学名、品種、
W、古文書等にみる下仁田ネギ、
X、文書、作品、礼状等と下仁田ネギ、
Y、下仁田ネギ、

80ページだが内容は濃い。


上の写真をクリックする
何と、販売していたのが、著者の里見哲夫先生ご本人だった。
里見先生の、プロフィールをみると、地元の中学校の校長、下仁田町教育長を歴任されている。
良い方との出会いがあった。

こちらの素性を明かして、サインをしていただいた。

里見先生所蔵の元禄時代の「農業全書」巻四葱を詳細に解読掲載している。

昨年の11月23日に発刊されたもので、先生の最新の研究内容が掲載されてい、特に、歴史を次代に正確に伝えようと「文献等の誤記載について」も指摘するなど、先生のお人柄がしのばれるご本だ。


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2014年08月16日

甲州市の山本ファーム・オリジナルブランドが届いた


今年も、甲州市塩山の農業生産法人 山本ファームから、小包が届いた。

山本ファームが心を込めて栽培した桃、大黒なす、薪翠瓜、そして伝統の落合芋を送っていただいた。
一つひとつが、その野菜の特徴が明確に出た良いものを贈って戴いた。




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入っていたお手紙に、「・・・直売所「桜屋」を再開して2年目となりますが、日々着実に歩んで・・・」とあった。

2012年8月、伺ったことがあったが、当時は閉鎖していて通販に力を入れていたようで、

上の写真をクリックする
塩山駅方面にあるという、直売所の写真を送ってもらった。

厳選された、枝成り完熟の桃に、大黒なす、翡翠瓜が並んでいる。

キッチンカーも導入、 土・日には、車の中でシャーベット、ジュース等を作りお客様にお出ししております。

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2014年03月13日

京都高峯の畑に樋口さんを訪ねた。


地下鉄の北大路で下車、そこからならタクシーで鷹峯へ。
方角的には、金閣寺の北北東だが、佛教大学の方から鷹峯街道を上ってくださいと、樋口さんから伺っていたので教えていただいた通りですぐわかった。

樋口さんは忙しい中、時間を割いてくれた。

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種から種へつなぐ・西川芳昭編」に、京都府立桂高校の松田俊彦先生が京の伝統野菜の保全・利用促進活動について書いているが、京の伝統野菜を栽培している農家は限られていて取材すら受けてもらえないし、タネの譲渡は難しい状況。

 それでも生徒の粘り強い交渉と研究班の継続した活動が認められ、樋口昌孝氏(北区)から「鹿ヶ谷かぼちゃ」「鷹峯とうがらし」「辛味だいこん」、林光男氏(山科区)は「山科なす」、荒木稔氏(左京区)は「もぎなす」「青味だいこん」、大八木弘次氏(西京区)は「桂うり」などを譲っていただき、現在11種類の固定種の栽培・採取・保存を行っている。とある。

その点を、樋口さんに聞いてみた。
「学生たちが、次の時代にも残したいと研究しているのに協力しなくては・・・」タネは校外不出を条件に、他の生産者も紹介する等、提供したと・・・。

樋口さんのお宅には、京都を中心に20人ほどの和食やフレンチなどの料理人が、農園にやってくるのだという。
中には、1年のうち、330日通ってくる料理人も居るという。
料理人とは、買ってください!、売ってください! の関係ではなく対等の信頼関係で結ばれているから、逆に無理な注文も聞くような関係だという。

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2014年03月12日

洛北で代々伝統野菜を生産してきた農家、樋口さんのお野菜を食べたくて、出かけてきました。


京都市洛北の鷹峯で代々伝統野菜を栽培する農家、樋口昌孝さんに電話をした。「久しぶり大竹さん!」と懐かしい声が聞こえた。
樋口さんとは、2009年2月に金沢で開催された「伝統野菜サミット」で、お会いして以来だが、忘れないでいてくれていた。

先月、大雪の日に講演で埼玉まで来られたので、この機会に行こうと思っていたが、こちらも動きが取れず、大変な思いをして帰られたようだった。

今回は、農水省の「知的財産のセミナー」の講師を受けたので、京野菜の勉強もしておきたいと思っていたからで、

何度か樋口さんのお宅を訪れている「ひご野菜」普及のリーダー・北亜続子さんが、先日東京に見えた時に相談すると「喜んでくれると思うよ!」と云うので、思い切って電話をしてみたもの。



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電話で、当日の予定として、11時に京都に着きますから、樋口さんの野菜が食べられる店を紹介してくださいとお願いして、その後畑に伺いますと伝えていた。

和食、フレンチとお店を考えてくれたようだが、京都駅の近くにある「リーガロイヤルホテル京都」の「グルマン橘」を紹介してくれた。

今野正悟シェフが、迎えてくれた。
前日、樋口さんからの電話では、シェフは休みと聞いていたが、わざわざ都合をつけてくれたようで恐縮だ。

上の写真をクリックする。
早速、「樋口さんの畑から戴いて来たものです!」と、トレーに乗せて持ってきてくれた。

聖護院だいこん、葉玉ねぎ、鷹峯ねぎ、堀川ごぼう、金時にんじん、聖護院かぶらが並んだ。
今野シェフは、携帯電話を取り出して樋口さんの畑ですと、何枚も畑の写真を見せてくれた。


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2014年02月14日

ひご野菜の北さんと小金井で意見交換を行う


熊本の伝統野菜「ひご野菜」の普及推進をされているリーダー北亜続子さんが、東京に来ると云うので、NPO法人ミュゼダグリの納所二郎会長が音頭を取って気の置けない仲間が集まった。

2009年2月に、北陸農政局が「伝統野菜サミット」を開催したが、当時同局企画調整室長をされていた中田哲也氏が企画したもので、京野菜、なにわ野菜などと共に「ひご野菜」の代表として見えていたのが、北さんで、江戸東京野菜も呼んでいただいたので、東京からは、小金井を中心に納所会長を初め6人が参加した思い出がある。

今回の集まりには、中田氏と当時事務局を務めた大曲幸代さんも仕事の帰りに寄ってくれた。



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北さんは、ひご野菜の普及と共に、伝統野菜サミットで紡いだネツトワークを生かして、京野菜の代表的な樋口農園へのツアーを行う他、東京うどの栽培現場も見に来るなど、活発な活動を展開してきた。



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2013年12月26日

「だいこんサミット2013」に招かれて


宇都宮大学で開催される「だいこんサミット2013」に、講師として招かれたということは、当ブログで紹介した。
東北新幹線には何度も乗っているが、これまで気にもしていなかったが宇都宮には1時間で着いた。東京からは通勤圏だ。

会場が峰が丘講堂と云うので、丘の上にあるのかと思って、タクシーの運転手に”峰が丘まで !、”と云ったら、この辺りは平坦で丘ない、峰町ならあるがという。 勘違いをしたかと思って、”農学部まで !”と云い直して会場についた。



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峰が丘講堂は、資料によると、宇都宮大学の前身である宇都宮高等農林学校当時の講堂で、由緒ある会場で、トップバッターとしてお話をさせていただいた。

講演の要旨は、「次代に伝えたい江戸東京野菜『粋な江戸っ子は白首ダイコン』として、すでに事務局に送っていたので、他の講師の皆さんと一緒に資料としてまとめられ配られていた。

先日、練馬ダイコンの母本選定に立ち会ったことは、当ブログで紹介したが、そんなこともお話した。


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posted by 大竹道茂 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話

2013年11月25日

宮澤賢治の研究家、小野さんから「みんなの白菜物語プロジェクト」の種で栽培した白菜が届いた。


昨年、宮澤賢治が愛した理想郷で栽培された「仙台白菜・松島純二号」を、賢治の研究家で友人小野賢二さんの奥さん羊子さんに送ったことは、当ブログで紹介した。

松島純二号のタネは震災後、仙台の私立明成高校が展開している「みんなの白菜物語プロジェクト」が採種したもので、同校の高橋信壮先生からタネをいただいた

そこで、今度は栽培してもらおうと、タネを小野さんに送ったが、9月の下旬に定植をしたとメールをもらっていた。



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宮澤賢治に縁のある仙台の白菜。
養鶏をされている小野さんは、貴重な白菜だからと野菜農家の方にお願いしたらしい。

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先日、その小野さんから荷物が届いた。
ダンボールには、「けんじ玉子 平飼い自然」とあるが、開けてみるとお手紙が入っていて・・・、小野さんの人柄を示すように達筆だった。

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posted by 大竹道茂 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話