2018年10月12日

神奈川県の三浦半島地区農業経営士会 平成30年度地区農業研究会,および平成30年度第2回ステップアップセミナー研修会に招かれた。


三浦半島地区農業経営士会 平成30年度地区農業研究会,および平成30年度第2回ステップアップセミナー研修会が、9日(火)13時30分から、神奈川県農業技術センター三浦半島地区事務所大会議室で開催された。

同研修会では、東京の事例として「伝統野菜を次世代に引き継ぐ 江戸東京野菜における取り組み」について話してもらいたいと、同ンターの普及指導の布川美紀主査から依頼をされていた。

布川主査は、江戸東京伝統野菜コンシェルジュ協会が7月21日(土)実施した「ベテラン農家は語る」で練馬大根を今も栽培している渡戸章さんの話しを聞きに来てくれていた。

名刺交換をさせていただいて分かったが、三浦大根の産地、神奈川県農業技術センターの三浦半島地区事務所にお勤めと云うことで、ダイコンの話しには興味を持ったようだ。

気になったのは、三浦半島地区事務所と云うと、鎌倉大根でお世話になっている原康明研究課長の事務所だ。
面白いご縁だ。





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開会に当たり、三浦半島地区農業経営士会の川島義徳副会長(三浦市三崎地区)から開会のご挨拶、

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引き続き、舩橋秀登所長のご挨拶。
舩橋所長の右横が司会進行の布川さん。

今回は、就農1〜2年 農業基礎セミナー、就農3〜6年 ステップアップセミナーの三浦半島農業青年クラブ代表者会議が、各地区の農業青年の活動グループ(クラブ)や、農事研究会にも声をかけたと云うので、台風24号の被害を受けた後の、忙しいときにもかかわらず、35名の皆さん来ていただいた。



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2018年09月24日

なにわの伝統野菜研究会の清原代表から毛馬胡瓜の奈良漬を送っていただいた。


毛馬胡瓜は、淀川の中州の村、摂津東成都毛馬村(現大阪市都島都島区)で栽培されていたキュウリが、1998年(平成10年)に、65年振りに「幻の胡瓜」として復活された。

このキュウリの奈良漬を送っていただいたのが、「なにわの伝統野菜研究会」の清原風早子代表で、大阪に伺った折にお世話になっている。

この「奈良漬」、なにわの伝統野菜の復活普及に尽力されて、難波の大阪木津地方卸売市場で漬物屋 (有)石橋商店を営んでいた石橋明吉先生が奈良漬にしていた。

清原さんはそれが好きで、昨年お亡くなりになられたので、「毛馬胡瓜の奈良漬は、もう食べられない!」と諦めていたという。

石橋先生のレシピで作られている漬物があるとの情報を得たことから、石橋先生の奥様に教えていただいて、貝塚市の辻漬物(株)から取り寄せ送っていただいたもの。




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そもそもこの毛馬胡瓜は1990年(平成2)に石橋先生が、
和歌山の農家が栽培していたのを発見し、タネを譲り受けた。
その後、純粋種のタネも見つかった。

奈良漬と云うと、越瓜、胡瓜、西瓜等で漬けられているが、
石橋先生は伝統の毛馬胡瓜を使った。

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浪華漬の前掛けを付ける石橋先生。
長い毛馬胡瓜は半分に切ってパック詰めされていた。

毛馬胡瓜は、檜原村の白岩瓜と同じ半白系で、
黄色くなっても美味しく食べられる。
石橋先生の毛馬胡瓜と天王寺蕪の漬物が
2001年(平成13)に、農林水産省のEマーク商品に指定される。

石橋先生にはまだ教えていただくことがたくさんあったが、
伝統野菜は時間との戦いだと云うことを、先生が逝かれた今
実感しているのは私だけではない。




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2018年09月14日

野菜文化史研究センター代表の久保功先生からお手紙を頂いた。


久保功先生は、長屋王家木簡広報人としても活躍されていて、当ブログでも昨年11月に木簡を紹介している。

今年5月1日号の大阪農業時報の随想にも、「野菜木簡に魅せられ30年」を執筆されている。




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御手紙には、先日 国立国会図書館の関西館で、開催されている第24回小展示を見に行かれたそうで、

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花、葉、庭、知、図と云う5つの視点から多彩な本や雑誌約100点を紹介していたと云う。

その中に、江戸東京野菜の図鑑編が紹介されているのをご案内いただいたもの。

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2018年08月28日

ユキ リョウイチ社長に「EDO WONDER LAND 日光江戸村」を案内頂いた。


初日、4時過ぎ、お客様も少なくなったところで、ユキ リョウイチ社長が「EDO WONDER LAND 日光江戸村」を案内しましょうと、先に立って歩きだした。

22日(水)から26日(日)までの5日間の「夏の宴」が竈屋で開催されることから、開店準備の様子を見せてもらうのと、江戸東京野菜の「寺島茄子」と「千住葱」が、江戸料理として使われると云うので、江戸東京野菜の説明に伺ったもの。

お料理の試食が終わって一段落したところだった。




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日本橋の上で・・・、

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江戸村には、両国座、水芸座を始め、文化劇場若松屋、北町奉行所、ニャンまげ劇場、大忍者劇場、忍者からす屋敷と、お芝居のハシゴが出来ると云う。

馬がいたので良くみると、木曾馬だそうで、江戸の頃は、サラブレッドのような馬ではなかったことを知ってもらっていると云う。



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2018年08月25日

EDO WONDER LAND 日光江戸村の竈屋が開店、初日から江戸料理は完売だった。


21日は竈屋(かまどや)開店の準備が終わった後も、夕食をとりながら江戸東京野菜の物語を聞いていただいていたが、明日の初日22日は江戸人になってもらいますからと衣装を着ることを伝えられていた。

11時前に冬木れい先生(料理研究家)と、お手伝いをされている松平知子さん((株)ノート)は着替えて店に向かった。

竈屋の看板はすでに取り付けられているが、同店は日光江戸村の地図では「田丸屋」となっていて、夏の宴のために開店したもの。





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同村では、変身処時空でお客様はお好みの衣装が着ることができるが、スタッフは専用の変身処があって、髪結いまでいるから、お二人は決まっている。
「竈屋とは」のチラシは、お食事を注文するとついてくる



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2018年08月24日

EDO WONDER LAND 日光江戸村で、26日(日)まで、江戸料理を食べさせる「夏の宴」が開催されている


料理研究家の冬木れい先生にご紹介を頂いた(株)時代村の佐藤達雄取締役営業本部長にお会いしたことは、先日ブログで紹介したが、

EDO WONDER LAND 日光江戸村で、22日から26日まで、江戸料理を食べさせる「夏の宴」が開催されるので、見に来てもらいたいと云うお誘いがあったので、イベントが始まる前日の21日に伺った。

東武鉄道だから浅草辺りから行くものと思っていたが、新宿から相互乗り入れで、「スペーシアきぬがわ」という全席指定の特急が出ていた。





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佐藤本部長が迎えに来てくれたが、
日光江戸村は鬼怒川温泉に行く途中、落葉樹の山を背景に49.5万uの土地に江戸の町家が再現されていた。

ユキ リョウイチ社長(右前)と、久富信矢スーパーバイザー(左奥)にご挨拶。
(株)時代村として、江戸の伝統野菜について、前から気にしていただいていたようだ。有難い話しだ。

二代目オーナーのユキ社長、もう一つの顔は俳優で歌手として活躍されていた。

ユキ社長になってから「EDO WONDER LAND 日光江戸村」にした熱い思いを聞かせていただいた。、

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2018年08月15日

愛媛の松山で「京風一品料理きよみず」とのコラボセミナー、「七夕を愛でる、江戸東京野菜を味わう」を、コンシェルジュの若林牧子さんが企画した。


8月7日に愛媛県松山市で行われた「京風一品料理きよみず」とのコラボセミナー、「七夕を愛でる、江戸東京野菜を味わう」を好評の中で終了したと、江戸東京野菜コンシェルジュの若林牧子さんから、喜びの報告をいただいた。

若林さんは、4年前まで愛媛の松山市に住んでいたことから、飲食店とのコラボで野菜にまつわる講座を続けていて、東京に越した後もしばらくはコラボ講座も実施してきたそうだ。
ここ2年近く実施していなかったが、これまで参加されていた方々から、再開希望の声が上がっていたと云う。

若林さんは、その後、江戸東京野菜コンシェルジュとなったことから、愛媛の皆さんに江戸東京野菜を紹介しようと、今回再びコラボ講座の案内状を皆さんに送付したと云う。





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会場の「京風一品料理きよみず」は今春にミシュラン1つ星を獲得したばかりの愛媛を代表する日本料理店で、

若林さんの話しでは「二代目の森脇巧料理長(写真)には、大きさと形を活かしてほしいとリクエストしましたら、御献立にいろいろ取り入れていただき、参加者の皆さんに歓声があがるほどでした。」とあった。

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若林さんの思いは、5月に聞いていた。
8月に生産される代表的な江戸東京野菜として、立川の清水丈雄さんの寺島ナスと国分寺の小坂良夫さんの谷中ショウガを紹介した。

当初、7月の「七夕のしつらい」をテーマに、食材を取り上げたいと考えての企画だった。
谷中ショウガが8月上旬になると云うことで、臨機応変、旧暦の七夕で8月7日に行うことになったと云う。

「江戸東京野菜のこと、固定種のこと、今夏の異常気象による影響を受けてしまう現実も含め、みなさんにご理解いただきながらお料理を味わっていただきました。
そして、生産者の方のご苦労や想い、伝統を継ぐこと、大地の恵みに感謝することを旧暦七夕にちなんでお伝えすることもできました。

小坂さんのところには、松山へ出向く前日に谷中ショウガを取りにうかがいまして、思いがけずも収獲させていただき、圃場を案内くださっていろいろ写真に収めることができましたので、当日のパワーポイントで様子を紹介することができました。

清水さんの圃場の様子は、大竹会長のブログから数枚拝借したこともあり、大竹会長のことも少しご紹介させていただきました。」

ありがとうございます。


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2018年06月27日

東京農大同期の小野賢二さんが、活動拠点「自生農場」のチラシを送ってくれた。


東京農大同期の小野賢二さんが奥様の羊子さんと始めた茨城県の自生農場は、何度か伺ったが、

「自由と独立を目指し、夢を追って二人の人生の旅の一つの形、そして二人のもとに集まった方々と、

NPO法人猿島野の大地を考える会として活動し、廃材、廃物活用で「私の宮澤賢治かん」」を造り、そこを拠点にイーハトーブ(理想郷)を創造しつつある。



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小野さんから、印刷物が送られてきていて、自生農場を紹介するものだった。

NPO法人猿島野の大地を考える会は、ネットでも紹介しているが、名刺代わりに持っているには、良い大きさだ。

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NPO法人猿島野の大地を考える会の拠点、自生農場には、小平市の宮寺光政さんをご案内したことがあった。

奥様の羊子さんが宮澤賢治の研究者であったから、賢治の自作農地の様子を紹介した事があった。

その後、仙台とも交流が生まれ、白菜を定植している。

小野さんご夫妻もお元気のようだ。
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2018年06月06日

天王寺蕪のふるさとを訪ねて、天王寺と阿倍野を歩き回った


道頓堀のすき焼き「はり重」で開催されたすきや連の第29回例会は、美味しいすき焼きをいただき盛会だったが、東京から来たメンバーが日帰りをすると云うので8時45分にお開きになった。

体力的に日帰りはつらいので、日本橋に泊まって翌日は、なにわの伝統野菜に縁のある所を一人で歩いた。

上田隆祥さんが、皆さんに見せようと天王寺蕪を栽培して見せてくれたので、四天王寺に建立された「野沢菜原種 旅の起点」と、阿倍王子神社の「天王寺蕪の碑」を訪ねてみようと、天王寺蕪の会事務局長の難波りんごさんに、下車駅をお聞きしてメモった。




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昼過ぎののぞみで帰ろうと、9時過ぎにホテルを出た。

「野沢菜原種 旅の起点」の碑は、四天王寺に建立されていて、「四天王寺前夕陽ケ丘」下車だとメモしてあった。
なんば駅のロッカーに荷物を預けて、スマホの「乗換案内ジョルダン」で、なんば発 四天王寺前夕陽ケ丘着で検索すると谷町九丁目乗り換えと出た。便利だ

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「ようこそ四天王寺参道へ」の幟が道案内。
和菓子店の先に「なにわ伝統野菜 四天王寺 西むら 浪速漬」があった。 
ちょっとのぞいたが、開店前の準備に忙しそうにしていたので、帰りに寄りますからと店長に伝えて四天王寺へ・・・・

そんなことを、りんごさんに報告しようと、スマホを取り出したら、りんごさんからショートメールで、夕陽が丘駅 C出口から、参道に「なにわの伝統野菜専門の漬物屋さん「四天王寺西むら」があります。10時開店です。とあった。

りんごさんと上田さんは、向笠千恵子先生を案内して泉州「水なす」を栽培している北野忠清さんを訪ねているが、気に掛けていてくれたのだ。



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2018年06月05日

「あべのハルカスファーム」で子どもたちが天王寺蕪を収穫したと、難波りんごさんからメール。


天王寺と阿倍野を歩いてきた報告とお礼のメールをりんごさんにしたら、これから「あべのハルカスファーム」で子どもたちが天王寺蕪の収穫をするので出かける(6月3日)と云うので、後日写真を送ってもらった。

日本一高い「あべのハルカス」の創業に向けて、阿倍野・天王寺の魅力発信アドバイザーとして関わった話をされていたが、菜園も出来ていたとは、目の前まで行っていたから、寄ってみたかったが、

ビルの10階屋上(あべのハルカスウイング館)に50区画もあると云う。




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6月3日、天王寺蕪を収穫した子どもたちの笑顔がいい。





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2018年06月02日

5月の「第29回 すきや連」の例会は、なにわの伝統野菜について難波りんごさんが語る。


今年の2月、足立の内田農園の畑で千住一本ネギ焼きがあった時に、取材に見えていた向笠千恵子先生(江戸東京野菜コンシェルジュ協会顧問)から「今度のすきや連例会を大阪で開催するので、卓話の講師に「なにわの伝統野菜」の普及をしている方を紹介してくれません!」と相談された。

すき焼きだから難波ネギの会の事務局長が適任と、その場で難波りんごさんに電話を入れた。
りんごさんには、昨年難波ネギの畑をご案内いただいている。

2月は、丁度、難波ネギの最盛期だが、5月の開催だと難波ネギは無い。
『でもその時期にある「なにわの伝統野菜」を何か紹介します。』と云って承諾していただけた。

その後、りんごさんから向笠先生を始め皆さんが会場の「はり重」で事前打ち合わせをされたと報告のメールがあった。

りんごさんは難波ネギの生産者上田隆祥さんと一緒行かれたようで、上田さんが栽培した難波ネギを皆さんに持って行った。
向笠先生を始め播重藤本稔社長と有吾専務も喜んでいただいたようだった。





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「第29回 すきや連」の例会は、5月30日(水)18時、大阪道頓堀のすき焼き屋の老舗「はり重」で開催された。

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開会は、恒例で住吉文彦事務局長(浅草「ちんや」社長)、の木が入って始まった

まず、この会の旗振り役をされているフードジャーナリストの向笠先生が立って・・・
『すきや連も今年で10周年を迎えますが、初めて大阪を代表する「はり重」さんで開催することが出来ました、今宵は、なにわの味を堪能してくださいと』喜びのご挨拶。

また、『卓話として「なにわの伝統野菜」を掘り起こし継承に日々励んでいらっしゃる方々を特別ゲストとしてお招きしています』と紹介した。




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2018年04月21日

土佐の伝統野菜を守った、竹田功先生の功績等をつづる本を絵本塾出版が発行を検討。


先日、田辺一乃さんの講談を聞きに行った時に、絵本塾出版の尾下千秋社長から高知の竹田順一先生が東京に来ると云う話を聞いていて、帰る日に打ち合わせをするからと云われた。

竹田先生のお父さん故竹田功先生は、高知県が生んだ植物学者牧野富太郎博士に師事していた。

昭和17年、当時・千葉大園芸学部の助教授をされていた功先生が家庭の事情で高知に戻るとき、高知の在来野菜の調査・採種をしなさいと指導を受けたと云う。

このことは野菜情報誌の「6.高知県での新たな出会い」の項に書いた。

今日牧野野菜と云われるものは、竹田先生の御尊父功先生が採集したものを引き継いだ竹田先生が種採りをしながら守り引き継いできたものだ。

竹田先生との出会いは、2015年1月に遡るが、以来親しくさせていただいている。





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竹田先生とは、神保町のブックハウスカフェ(今本義子社長) でお会いした。
こどもの本専門店&カフェ」で、同店では尾下さんが「第一回 絵本塾カレッジ〜創作えほんコンクール〜」の公募作品展が開催されていた。

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会場では同コンクールの事務局を担当する
廣岡一昭さん (旅と思索社社長)と
多屋光孫さん(絵本作家、紙芝居作家・挿絵画家)にお会いした。




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2018年04月13日

坂本龍馬ゆかりの地とは知らなかった!、京急の立会川駅周辺を歩き回った。


筍のシーズンになったが、品川区では品川歴史館が、筍の企画展をやっていると云うので、出かけた>
が、歴史館へのアクセスは、京急の立会川駅で下車したが、そこが土佐藩の坂本龍馬ゆかりの地であったことを知った。

時間的に余裕があったので、いつも情報をもらっている、高知の石川清彦さんや友人たちに土佐の情報を伝えようと、歩いてみた。






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立会川駅近くの品川区立浜川中学(東大井3丁目)の地に土佐藩山内家下屋敷跡の説明板が建っている。

立会川沿いに、土佐藩山内家の下屋敷1万6千8百余坪と抱(かかえ)屋敷(869坪)は東海道往還を挟んで東西に位置し、抱屋敷は河口に位置していた。

ともに万治元年(1658)に拝領、囲込みによって取得したもので、表道通りで結ばれていた。
他には、砂村(江東区北砂一丁目付近)にも下屋敷があった。

中屋敷は木挽町築地(現・中央区築地)にあり、現在の中央区役所となっていて、坂本龍馬が江戸で剣術修行をしていた間、この中屋敷(築地屋敷)の長屋に住んでいたと云われている。

因みに、上屋敷跡地には現在・東京フォーラムが建設されている。

ペリー来航時の狂歌

「泰平の眠りを覚ます上喜撰 たつた四杯で夜も眠れず」

「上喜撰(じょうきせん)」とは宇治の高級茶のことで、高級茶を4杯飲んで眠れなくなったということと、ペリーの蒸気船(黒船)がたった4隻でやってきただけで慌てふためいている幕府を皮肉ったもの。




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2018年02月11日

なにわの伝統野菜新規認証された「難波葱」の祝賀会が盛大に開催された。


難波葱なにわの伝統野菜「新規認証祝賀会」が1月25日(木)の19時から盛大に開催されたと、田辺大根ふやしたろ会の谷福江世話人から資料が届いた。

昨年の大阪府農業委員会大会に招かれたときに、難波葱を栽培している上田隆祥さんにお会いしたいと、谷さんにお願いしていたら、翌日、上田さんがホテルまで迎えに来てくれて畑にご案内いただいた。

江戸の葱のルーツは砂村葱で、摂津の農民がなにわから持ってきた葱の種を蒔いて砂村で栽培したのが始めだが、難波葱かどうかの記録はないが、摂津から当時持ってきたとなると難波葱かもしれないので、昨年、谷さんを介して、タネをいただいて、都立瑞穂農芸高校の横山先生にお願いして試作してもらっている。

昨年、上田さんにお会いした時に、4月に難波葱が、なにわの伝統野菜として認証されたと伺っていて、「難波葱の会」の生産者としてご苦労をされてきただけに、喜びも一入とうかがえた。


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認証されてから9カ月、初めて旬を迎える1月に、新たな特産品としてPRをしようと、20日(土)から28日(日)までの「難波葱フェスタ」に先立ち



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2018年02月10日

なにわの伝統野菜「田辺大根レシピ集 VOL3」が発行された。


なにわの伝統野菜「田辺大根ふやしたろ会」の谷福江世話人が、東住吉区役所区民企画課が地元の伝統野菜「田辺大根レシピ集 VOL3」を発行したからと、送ってくれた。

昨年の3月に、神戸でお会いした時に、VOL2をいただいていて、いいものが出来たと思っていた。

江戸の時代から現在の東住吉区田辺を中心に栽培されていた大根で、大正から昭和にかけて農地が減少したことで、幻の大根になっていましたが、

近年、種子が発見され、地域の人たちの協力で「なにわの伝統野菜」として復活したもの。



  

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伝統野菜は、その物語を聞いて興味を持ち、次は食べてみたい、栽培してみたいと云うことになるわけで、伝統野菜を普及するうえでレシピ集は欠かすことができない。

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VOL3は、今回も含めて3回のレシピコンテストの集大成として

料理研究家 佐川進先生監修のもとに
2015年 家庭料理の部「最優秀賞」1点、優秀賞3点
2016年 「最優秀賞」1点、優秀賞3点、特別賞1点
2017年 「最優秀賞」1点、優秀賞4点

お料理 14点を掲載
美味しい食べ方を知っている谷世話人を始め
天王寺蕪の会・難波葱の会事務局長の難波りんごさんも
美味しい食べ方を披歴している。

田辺大根の取扱店舗の紹介もある。

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2018年02月09日

土佐最古の農業書『物紛(ものまぎれ)』が入手できた。


先日、「土佐によみがえる牧野野菜」のセミナーがあったことは、当ブログで紹介したが、
「牧野野菜」を栽培している “Team Makino” の熊澤秀治代表の話を興味深く伺った。

当日、牧野野菜以外に、関係資料も持参されていて、土佐最古の農業書『物紛(ものまぎれ)』も展示されていた。

江戸東京野菜の多くは、江戸に集まり、江戸の気候風土の中で固定化された野菜は、江戸から地方に江戸土産として持ち帰られただけに、手に取ってパラパラと数ページ開いて見た。

興味深い本なので、アマゾンから検索してみたが、見つからなかったので、高知県で農業のジャーナリストとして活躍している友人の石川清彦さんにメールで、手に入らないかとお願いした。




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この本、230年前の天明7年に土佐の岡本又左衛門高長によって書かれたもので、昭和57年に発見され土佐では大きな話題になったようだが、末久儀運氏によって平成3年に土佐史談選書第13巻として発行されたもの。

全5巻からなり、第1巻は『物紛乾』として、百姓に対する教訓的な内容で、「農家の主人の心がけ」「百姓の心得べきこと」「子の育て方」、等

第2巻は『続物紛巻之上』とあり、稲と麦の栽培について記しているが、稲の二期作についての記述もある。

第3巻は『続物紛巻之中』で、茄子や胡瓜をはじめ園芸作物等60数種類の作物の栽培方法が記載されている。

茄子種、胡瓜、ささげ、いんげん、小豆、芽赤芋、夏大根、ねりま大根、三月大根、生姜、小黍、蒟蒻玉、越瓜、夕顔、ぼうぶら、南瓜、小豆紅豆、夏大豆、里芋、大芋、唐芋、ほん大根、田大根、大根種取よふ、牛房、高黍、

綿、くわい、稗、むかご、芥子、秋葉、煙草、胡麻、二番稲、人参、ゆんぎく、錦大根、ほつきん菜、葱、藍、夏粟、畔植、粉豆、かぶら、弐番稗、水菜、ほうれん草、菜芥子、分葱、にらにんにく、あさつき、くわんぞう、ふき、ちさ、そらまめ、うど、蕎麦などが掲載されている。
        
第4巻は『続物紛巻之下』、これには害虫の駆除と肥料のこと、味噌・醤油・酒の遣り方等も、

第5巻は『続物紛附』では、正月から12月までの、月々の年中行事、主として神仏の祭祀を中心に記述せられている。

追伸

石川さんは、私からのメールで、さっそく高知市内の大きな書店を訪ねてくれたようだが、書店には置いてないことが分かると、発行元の高知県立図書館内の土佐史談会にまで足を運んでいただいた。

運良く、一冊だけ残っていたので購入して送ってくれた。
石川さんも欲しかったようだが買えなかったと残念がっていた。

大学の同期とは言え、素早い対応で入手できたもので
石川さんには感謝だ。


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2017年12月08日

広報誌「大阪農業時報」の随想に、東京の檜原村に伝わる古代の味を紹介した。


大阪府農業会議から平成29年度大阪府農業委員会大会にお招きをいただきお話ししたことを、事務局の沼田湧悟農政課主事が、「大阪農業時報」(11月1日発行) で、報告してくれた。

その後、沼田さんから12月号の「随想」のコーナーで何か自由に・・・との依頼があった。

それはありがたいことだが、講演で殆どお話ししているし・・・。
そこで思いついたのは、京都からわざわざ訪ねてくれた、久保功先生に教えていただいたことを書くことにした。




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上の画像をタップすると最終面の随想

大阪農業時報の全文はここから

白岩ウリは農業共済新聞全国版で紹介されている。

大阪府農業会議の皆さんありがとうございました。

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2017年11月19日

企画展「江戸へ魚を送れ!」、帆船日本丸が停泊する横浜みなと博物館に行ってきた。


江戸の食として、江戸東京野菜とともに、江戸の近海でとれる海産物があり、それらは「江戸前」と呼ばれた。

江戸前の海は、江戸に限られたものではなく、横浜周辺の海も江戸前と呼ばれる豊かな漁場でした。

企画展「江戸へ魚を送れ! 」 ―漁場としての横浜周辺の海―、が、横浜みなと博物館で開催されていたので、出かけた。 

この企画展では、横浜の漁場を江戸前の食文化、ウオーターフロント開発と問わらせながら紹介している。




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横浜みなと博物館は、JR根岸線の桜木町駅とみなとみらい線のみなとみらい駅の中間にあたるが、横浜の知り合いに案内してもらった。

上の画像をタツプする。
神奈川には幾つもの漁港があるが、本牧漁港、小柴漁港、横須賀東部漁港は、東京湾内に面していているが、
松輪漁港、長井漁港、平塚漁港、小田原漁港は、相模湾に面している。

「鎌倉の 波に早稲田の 付け合わせ」

「鎌倉の波に」は、黒潮流れる相模湾で獲れた「鰹」を意味し、「早稲田の付け合わせ」は、早稲田みょうがを妻にして食べると云うもの。

横浜中央卸売市場発「かながわの魚が食べたい」の資料が配布されていた。


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2017年11月18日

大社そばで有名な大社で、出雲おろち大根うどんを販売している森山さんにお会いしてきた。


報告が遅くなったが、先週だったか、春に次いで出雲に行く用事があったので、出雲おろち大根を使った、「出雲うどん」をだしている森山太史さんに電話をしたら、「その日は、出かけていて残念です」と云うことだった。

こちらも、せっかく出雲に行くのなら、「出雲おろち大根」を使ったうどんを食べたいと思ったわけで、森山さんの近況も知りたい以外、特別用事があるわけでもないので、残念の一言で済んだがわけだが、しばらくして何時頃に着くのかと、電話をかけてくれた。12時ころになるだろうとお伝えして電話を切った。




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私が乗った観光バスは、少し遅れたが出雲大社の駐車場に着いたら、森山さんが来て待っていてくれた。

店で食べることはできなかったが、時間の調整をしてわざわざ出雲おろち大根を持ってきていただいた。
まだ小さいが、出来たからと持ってきてくれたのだ。

上の画像をタップする。
いい大きさと思っているが、森山さんの栽培法だともっと大きくなるようだ。
また、交雑種で赤いタイプも作っていて、紅白をセットでいただいたが初めて見た。

鎌倉では26日に「鎌倉大根」のイベントが予定されているので、皆さんにお見せしようと思っている。


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2017年11月09日

平成29年度大阪府農業委員会大会の模様を伝える「大阪農業時報」が届いた。


大阪府農業会議から平成29年度大阪府農業委員会大会にお招きをいただいたことは、当ブログで紹介したが、

その模様を伝える「大阪農業時報」(11月1日発行) が届いた。

今回伺うにあたってメールで打ち合わせをしてくれた、大会事務局の沼田湧悟農政課主事が、講演要旨を上手にまとめて書いてくれたものだ。

復活した江戸東京野菜を含め45品目のことや、「江戸東京の農業説明板」についても書き込んでいただいた。




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上の画像をタップする。

そもそも、講演させていただいたのは、私の話を聞いたことのある方の推薦があったと聞いていたが、何方だったか気になって講演後に事務局に伺った。

何でも、今年3月兵庫で行われた「ひょうごの食シンポジウム」を聞いてくれた、田辺大根ふやしたろう会の谷福江世話人が
大会1部の「新たな農業委員会への期待」を消費者・市民の立場でエールを送った、天王寺蕪の会と難波葱の会事務局長をされている難波りんごさんに紹介したことから、大会実行委員会に推薦していただいて決定したと伺った。

谷さん、難波さんありがとうございました。



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