2020年09月12日

渡邉和嘉さんが、村田農園で練馬大根の播種をすると云うので、行ってみた。


練馬大根の採種は、練馬区から依頼されて、平和台の渡戸章さん、大泉の白石好孝さん、土支田の五十嵐透さんが、練馬大根伝来種保存委託事業に協力しているが、このことは、当ブログで紹介している。

渡邉さんは、三人の種の採種の時に、白石農園に行っていたことから、分けてもらった種。

練馬大根の播種は、8月末に蒔くものだった。一名100日大根と云われた。
これは、沢庵漬けにするために、11月には抜いて、12月の上旬には干しあげて、漬物屋さんに納める必要があるためで。




1-1.JPG

しかし、地球の温暖化で、播種日が8月では暑すぎることから、9月になってからに代わってきていて、遅くても暖かいことから生育が早く、収穫日は変わらない。

渡邉さんがこの時期に蒔くのは、畑のローテーションで、この時期になった模様。
村田農園では、干しあげてから漬物にして、JAなどで販売するため、遅れても問題はない。

上の画像をタツプする

飲食店の皆さんから、1月、2月になって欲しいと云われることがあるので、11月に抜かないで残してもらう場合もある。

この場合、気がかりなのは、抽苔で、花が咲いてしまうと食味は格段に落ちることから生産者に対して無理も言えない。


続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根

2020年09月11日

自然科学の分野で豊かなビジュアルと専門的な知見を伝えてきた "ネイチャー&サイエンス”が、伝統野菜を伝えるという。 、


フリーランスのライター田中いつきさんから、相談のメールを頂いた。

自然科学の分野で豊かなビジュアルと専門的な知見を伝えてきた
"ネイチャー&サイエンス”は、幅広い層に向けて
読みものが中心のメディアで、

ますます便利になっていく世の中で、
目を開き、耳を澄まし、自らの頭で考え、発見したことを、
大切な誰かに伝えたくなる気持ちが持てるような記事を
掲載しています。とあった。



1-1-1.JPG

マスク姿なので、彼女のキャラクターを貼った。

上の画像をタツプする
これまで田中さんが執筆した記事
「ものさしにしたい、自分のフードロス論 
ゼロから学ぶ、SDGsのことA」がネット上に掲載されている。
興味深いし、面白い。さすがだ。


今回の相談は、江戸東京野菜など伝統野菜を書きたいので、
話を聞きたいという。
そこで、昭島に来ていただいて、喫茶店で質問に答えたが、
大学の後輩だと自己紹介された。

田中さんが参考に持っていたのが、
「江戸東京野菜の物語」や、あちこちに書いた掲載誌で、
それを裏付けるような話に終始したように思うが、
あれで良かったのだろうか。

帰り際に顔写真を撮られた。
お互い様だがこちらはマスクを取らされた。


それにしても、ネットにアップされるのが楽しみだ。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介

2020年09月10日

私立成蹊小学校の4年生に、江戸東京野菜の物語と、「東京べかな」をはじめとする野菜栽培を推薦する。


今年の2月に私立成蹊小学校のホールで、「東京私立初等学校協会」の先生方に江戸東京野菜のお話しをしたご縁で、成蹊小学校の山本剛大先生が、東京の伝統野菜に興味を持たれていることを知り、7月に同校に伺ったことは報告した。

同行したのは、成蹊小学校から大学まで成蹊学園で学んだ升本喜就さん。
お仕事で衛星開発に携わったという技術者で私と同い年。
国際宇宙ステーションでNASAの女性宇宙飛行士ペギー・ウィットソンが、2017年から「東京べかな」の栽培試験を始めたことを仕事柄いち早く知り、升本さんも固定種「東京べかな」の栽培を始め、今年で3代目の採種を行っているという方、

今年、平凡社新書から出した「江戸東京野菜の物語」を早速買っていただいたが、「東京べかな」の事は、一行もなかったことから、平凡社にお手紙をいただいた。これでご縁が出来たもの。



1-1-2.JPG

上の画像をタップする

同校で江戸東京野菜の話をすることになったことから、OBとして升本さんに小学校の頃からの夢だった「衛星の話」「東京べかな」の話をしてもらったらと、山本先生に提案したもので、9月16日に升本さんの授業が行われることになった。


続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組

2020年09月09日

「農のある景観」屋敷林のある練馬区立野町の井口良男さんも秋冬産のキャベツの定植がほぼ終わったと云うので伺った。


屋敷林のある自宅周辺に農地がまとまってある井口さんの畑は、
都市農地の役割の一つ、農のある景観だ。

私立成蹊小学校まで行ったので電話をかけると、
練馬大根の播種は終わったと云う。

秋冬産のキャベツの定植も、南側の畑を残しほぼ終わったというので、
寄ってみた。
10年前、初夏産のキャベツの定植が終わった時に来たが、
秋冬産の定植となるとまた、景色は異なる。





1-1-1.JPG

台風の影響か、空は明るいが、時折、激しく雨が降ってきた。
井口さんは、自宅から離れた住宅街の中にある畑で、
これからニンニクを植えようとしていたが、
奥の方Bはキャベツが定植されていた。

上の画像をタツプするとウド畑
工事中の通りを挟んで、北側Cの農地にもキャベツが定植されていた。
千川上水を渡った東側Aの畑は、南を千川上水(写真右)が流れている。




続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 農のある景観と環境

2020年09月08日

都市大学附属小学校で実施されている“ミクニレッスン” は "東京の野菜" が開催された。


三國清三シェフが都市大学附属小学校で実施している
 “ミクニレッスン” は、今年で10年を迎えたが、
生憎の新型コロナウィルスの感染拡大と重なって、
予定が大幅に変更になってしまった。

例年7月に開催していた、”東京の野菜” の授業が
9月になってしまった。

ミクニレッスンの実施に当たっては、
これまで1クラスを6班に分けて、行っていたが、3密を嫌って、
ソーシャルディスタンスをとって、横並びで、階段教室での
実施となったし、保護者の方々も後方に席が用意された。





1-1.JPG

ミクニレッスンは、豆豆社の松木直也社長の進行で始まった。

今回は、東京の野菜と云うことで、都市農地活用支援センターの
アドバイザーとして宮寺光政さんと一緒に参加をした。

上の画像をタップする
なせ゛東京の野菜なのか・・・・、
東京にある、東京都市大学附属小学校と云うことで、
地産地消を普及推進する、三國シェフのポリシーとして、
お手伝いをさせていただいていることを紹介した。

東京の農業は、大産地はないが、中山間の奥多摩から
東部のゼロメートル地帯まで、多様な農業がおこなわれている。
洋上1千キロの小笠原では亜熱帯農業の作物が栽培されている。


続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 三國シェフと江戸東京野菜

2020年09月07日

東京の酪農家の中でも23区内では1軒の小泉牧場の三代目小泉勝さんを訪ねた。


東京の酪農は、明治の初期がピークで、
東京都心にはたくさんの牧場があったことを、最近紹介している。

小泉牧場は、岩手県小泉町出身の小泉藤八氏が昭和10年に開設した。
練馬区の酪農家としては、昭和18年に渡辺徳右衛門さん(当研究会の渡邉和嘉さんのお祖父さん)の子牛の誕生記念の写真が残っている。

東京23区では、昭和57年東大泉の関口牧場が、
昭和60年に世田谷区赤堤の四谷軒牧場が幕を閉じたことで、
現在、23区内に残る牧場は、小泉牧場だけになってしまった。

小泉さんには、2013年に伺って、話を聞いたことがあるが、
その後ご無沙汰していた。

現在は、2代目与七さんと、3代目の勝さんに、研修生2人の4人で
搾乳をしている。






1-1.JPG

伺った時、小泉さんは作業着のつなぎを脱いで休息中だったが、
話を聞かせてもらった。
現在、乳牛が50頭で、内搾乳しているのが35頭で、
夏場は暑くて550キロリットル(冬場で800`レベル)。

東京都酪農業協同組合(都酪農)の車が回ってきて、
秋川にある協同乳業の東京工場に持っていく。
協同乳業は名糖ブランドでも、販売しているが、
東京の酪農家が搾乳した生乳は ”東京牛乳”で販売している。



続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達

2020年09月06日

江戸東京野菜と云うと、練馬大根は全国的に有名だが、種まきが始まったと云うので渡戸章さんを訪ねた。


江戸東京野菜の練馬大根は、江戸時代から続く命を継承していて、
渡戸章さんが採種をしているところを、先月、当ブログで紹介した。

練馬大根が収穫の時期を迎えると、
必ず渡戸さんがテレビで紹介されるほど有名人で、
練馬大根ばかりか江戸東京野菜の事は、お元気な長老(86歳)に、
色々とお話を伺っている。

練馬大根の播種は、8月の末から始まるが、近年の夏場の猛暑から、
9月に入ってからでなと発芽しないケースもある事から、
渡戸さんに電話で、聞いてみた。

8月末に一部蒔いて、時期をづらして蒔いていくそうで
8日1日からは地元の小学校3校が種まきに来ているという。

4日の9時半頃に伺うと、表で電話をしている所だった。
今日は、北町小学校で、歩いてくるから、もうすぐ来るよ!
とのことだった。





0-1.JPG

上の画像をタツプする
通りの向こうのハウスを覗いたら、キュウリが整然と植わっていた。

キュウリは、6月から7月に出荷していたが、
この時期に定植したのは、昔の余蒔きみたいなものだという。

交配種の「ゆうみ(結実)」は、
この季節に植えるのに向いているという。

江戸からの農業では、新宿区の落合、豊島区の長崎辺りは、
キュウリ栽培では先進地だったという。

落合節成、豊島節成は、半白キュウリとば違って、
濃い緑のキュウリで、この辺りでも栽培し渡戸さんも若い頃、
昭和30年代初めの頃までは神田市場にもっていっていたという。

葛飾の高砂や金町辺りは、”よしず栽培”をやっていたが、
練馬では、”よしず” ではなく、笹の葉を霜よけに使っていた。

農業資材の点でも、大きな差があって、
神田市場に金町の荷があると、持って行ったものは半値ぐらいで、
金町の荷のないところに持って行ったりもしたと云う。




続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根

2020年09月05日

早稲田かつおフェスタに合わせ、10月3日(日)15時より新宿区立鶴巻図書館で早稲田みょうが尽くしを話す。


8月中旬に新宿区立鶴巻図書館の伊藤正志館長からメールを頂いた。

何でも、早稲田かつおフェスタが
今年は、9月27日から10月18日の日程で開催の予定で、

早稲田かつおフェスタは、2012年に東北復興支援として、
気仙沼の戻り鰹を早稲田大学周辺商店連合会が購入して、
早稲田みょうがを ”つま” にして食べる
と云うことで始まったイベント。


図書館でも地域の商店街を応援させていただきたいということで、
フェスタに合わせて鰹や早稲田ミョウガなどに関する本の
展示をするという。





1-1-8.JPG

新宿区立鶴巻図書館には、2017年に伺ったことがあるが、
当時のパワーポイントを見直すと、新宿の農業をメインに、
早稲田みょうがはその一つとしてお話ししているが、今回は違う。

「江戸東京野菜の物語」(平凡社新書)の中でも、読者ばかりか、
早稲田ミョウガの経緯が面白いと書評に書いた新聞もあったが、
本にも書かなかったことをお話しする。

●早稲田みょうがの歴史、江戸の記録は享保20年からある。
●早稲田みょうが捜索では,隊長は4年生の石原君だ・・・、
●東北支援に使われた早稲田みょうが、気仙沼の戻り鰹の"つま"に
●地元早稲田の小学校、神社に、開設されたみょうが園、
●早稲田ミョウガダケは、11代将軍家斉の好物だった・・・

早稲田みょうが尽くしの話になる。

上の画像をタップして申し込みは12日から受け付け

3日は、13時30分からも実施することになりました。


FaceBookの早稲田みょうがはここから
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 早稲田ミョウガ

2020年09月04日

立川市西砂の石川さんの畑では内藤カボチャが追熟に入っていた。


江戸東京野菜の流通に力を入れている果菜里屋の高橋芳江さんから、
電話があって立川西砂の石川公一さんのカボチャが
いつ頃出荷できるか見てきて欲しいという。

今年の内藤カボチャは、花の咲く頃が長雨で、
花粉が付きにくかったのか、
どこでも結実する個数が半分以下の状況だ。
しかし飲食店からの注文は増えていると云う。

そんな中で、石川さんから高橋さんのもとに電話が入って、
収穫するから取に来て欲しいと云っているという。

そこで、石川さんの畑が近い私に、
内藤カボチャの様子を見てきて欲しいというもの。





1-1.JPG

石川さんの畑には、8月初めに伺った時に、当ブログで紹介したが、
その後は畑には行っていない。

上の画像をタツプする
石川さんに電話をして、作業所にいた石川さんを
内藤カボチャが植わっている畑まで来てもらった。

内藤カボチャは、濃緑色から茶褐色に色が変わっているが、
それから追熟の過程で、茎はコルク化し果実は粉が吹いてくる。

その時期が収穫で、石川さんのは10月になってからだと伝えた。


FaceBookの内藤カボチャはここから

2020年09月03日

畑の周りでイノシシに加え子ジカも捕獲され、高野さんは農作物の被害が増えるのを心配していた。


江戸東京野菜の「川口エンドウ」や東京の伝統穀物「宗兵衛裸麦」を
栽培している八王子市川口の高野重春さんから
八王子の自然環境を伝える「畔っこ瓦版」172号が送られてきた。

今年の夏は、7月の長雨、8月の猛暑が続き、
これが農業の生産現場に影響が出ている。

メールには、「梅雨時期の日照不足から一転して猛暑で雨なし、
河川の水量も減っています。
春先からの気温変化で作付けた野菜の収穫に影響が現れています。」
とご苦労がうかがえる。

「今年の夏は特別な夏なのか。
それとも猛暑が常態化する気候になってしまうのか・・・。」と、
心配されている。





1-1.JPG

メールには写真が添付されていた。
8月27日夜に、イノシシ捕獲用の檻に子ジカが2頭捕獲されたそうで、
檻の周辺には大きい親鹿らしき2頭も目撃したという。

2018年も、厳しい暑さが続いていた年で、
イノシシが捕獲されているが、

今年も、イノシシの被害に加え、シカが捕獲されたことで、
シカが辺りにいることもわかり、
シカによる被害も増加するのではと、懸念している。


続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 農のある景観と環境